【観劇感想】ミラクル☆ステージ『サンリオ男子』 ~KAWAII Evolution~イケメン白サテン燕尾服
■狂乱オタクの舞台リターンズ
7/31(土)京都劇場にて開催されたミラクル☆ステージ『サンリオ男子』 ~KAWAII Evolution~夜公演を観劇させていただきましたので、感想を書かせていただきます。
オタクいじりとかわいいとキラキラと「何だこの感じ?!?!!」が入り乱れる狂乱のステージ
昨今流行りの2.5次元のジャンルとして何の括りなのか?と問われれば、「ミラクル☆ステージです」としか言いようのない、これまであんまり見たことないタイプの催しだな……?と感じさせてくれる本作。
先に観劇された有識者の方から、『爆笑した』『号泣した』というまっぷたつの意見を伺って「どゆこと?????」と不安だった。
しかし観劇を終えた私は理解(ワカ)ってしまった。笑って泣いて、人生たのしーーーーー❣️と錯乱した後にいつのまにやら京の都の盆地に突っ伏している感じ、まさに激動のステージであった。
初演のミラクル☆ステージ『サンリオ男子』を観劇させていただいた際も心で叫んだり笑ったり泣けたりしてすごい疲れたけど(褒めてる)今作もやっぱりオタクを抉ったいじり、白サテンイケメンの夢キラキラ、阿鼻叫喚のステージだった。
最新作もがっつりセンスが受け継がれていて最高でした👍👍👍
まぁ正直なところ、正統派イケメンが正統派のかっこよさで正統派なかっこいい演出や演劇をやっている姿が好きなオタクの方はあまり好まないのかな?とは思うが。。ごめんちゃい
『サンリオ男子』(というか、そもそものサンリオ)のよさは狂気と癖の強さだと感じているので、役者さんも曲者揃いで私個人的には大満足ですが(^o^)ドゥン
▶︎初演公演の感想はこちら
■オタクはキモいが、オタクは尊い生き物
オタクである私自身オタクという生態系は大好きなため、オタクを外側から見た感じを描写されるとめっちゃおもろいと思ってしまう。
それにサンリオ自体を好む層はわりと自分たちを俯瞰で見れる人が多いので、いじらないでください学級会で異議申し立てするファン層も少ない気がするのだよな。知らんけど (´∩・▽・。`)ぶたないで……!ごめんなさい!ごめんなさい!
Twitterでしか繋がってないオタクの人と初めて現場で会う時の感じ、リアルすぎ。
今回はストーリーがオムニバスではなく一本筋立っていて、案外深くてよかった。
『サンリオ男子コンテスト』みたいなやつで巻き起こるオタク男子たちの醜い争いを描いている。
『俺が1番愛してる』己の愛の大きさを主張し競い合うオタクたち。愛の形はそれぞれ違うのだが、内心バチバチでいがみ合うオタクたち。
積んでることを主張するオタク、歴の長さをアピるオタク、推しと接触(デート)したいオタク……マウント合戦、接触興味ないですアピ、観ているあなたの脳裏には走馬灯のように蘇るであろう、インターネットの海原で見かけたことのあるオタクの醜い争いが繰り広げられる。。ぬぬぬ!
ここらへんの『ハンギョドンと自撮りしてイケメンだからって上位にいきやがって』みたいな台詞、おもしろすぎました。
愛らしい見た目から役柄としては『キキララ』を付与されたなのっくす。こと西宮諒役の宮崎湧さんが、ハンギョドンガチオタなのは私ですら存じ上げている。
たまたま見た宮崎湧さんのYouTubeのサンリオキャラクター大賞動画とハンギョドン誕生日動画に泣くほど笑ったくちであるため、まさに個性派揃いのキャスティングだと感動。。
おもしろいから見ていただきたいです。
ランキングやコンテスト系でこの手の炎上はどの界隈でも存在する事をオタクは知っている。
『顔がいいだけでいい思いをする』オタクに対して『どうせ愛ないんだろ』的なバイアスとか認知の歪みがかかることは、サンリオ男子の世界でも共通のようだ。
イケメンにサンリオ愛がないわけじゃないと思うが、売名行為にサンリオなどの逆オタサーの姫理論を発動している者が一部存在する事実は否めない。おもしろ
『俺が1番愛してる‼️』
オタクはみんな推しに対してそう思っているんだな、と改めて気付かされる。
みんな自分の愛し方が正義だと思いたい。そうやって自分のキモさを正当化したいし愛を訴えたいのだ。
『1番を決めたら他の愛が間違いみたいになる』的な長谷川康太役の北川尚弥さんの台詞、胸に突き刺さりました。
狭い界隈ではそんな綺麗事より売り上げだろ!?って理論ももちろんあるんだけど、サンリオのように社会的な役割を担ってるレベルのコンテンツだとそんな小さいことでやってないよね、と思いますね。創業者である辻信太郎氏が世界平和を願ってコンテンツを作り上げてきた理念は末端の2.5次元ミュージカルにまでしっかり受け継がれているのだと感じました。
それぞれのオタクの愛の形や価値観は、ただ『好き』という尊い気持ちから始まっていて間違いなんてないんだなぁ🥲ほろり
深イイ〜としんみりしていたのだが、ラストはキラキラ出し惜しみなしスーパータイムが待っている。
■キラキラご褒美タイムは、富士山の登頂に似ている
ミラクル☆ステージ『サンリオ男子』の醍醐味のひとつは、ラストに待ち構える本家サンリオキャラクターの登場シーンだろう。
白いサテンの燕尾服に身を包んだイケメンがびちっっっっとキティさんに傅く様は「なんやこれはーーーー!?」って混乱とおもろさと素敵さで本当に素晴らしい。大爆笑、最高👍
しかも白サテン燕尾服のクオリティ上がってて凝っててかわいかった。リボンをビニールで作ってサテンのバイアスで縁取っていた。摩擦でズレて縫いにくそうな異素材ミックスだけどすごくセンスよかった!ビーズのチョイスもいい!衣装さんの猛烈なこだわりを感じて素敵♡
この辺はコスプレイヤーの血が騒ぐので失敬🔥
私が観劇した回は天下のキティさん登壇回でした。
キティさん出てくるところ、くるぞ、くるぞ、出すぞ出すぞーーーー⁉️出たーーーーーーー‼️‼️‼️って出してくれるのでとてもいい。
オタクだからみんなの心のダンスフロアが爆沸きしてしまうし、これを見にきた感を外さなくてだいすきだ。
このエクスタシーは、個人的な経験でいうと富士山に登頂を果たしたときの感覚に似ていた。
我慢して我慢して、やっと景色を見れたーーー‼️みたいなドMの寸止め心理に近いだろう(?)(コンプライアンス)
人間はその頂が高く険しく苦しい道のりだとわかっているのに、高い峰を目指して土臭くあがくのだ。しかし富士山の頂を目指した者にしか頂上に祀られる木花咲耶姫が微笑まないように、キティさんも土臭く愛してくれたオタクたちを無下にはしないのだろう (´∩・▽・。`)
イケメンたちも気が引き締まるのか、役柄とか関係なく背筋がピッと伸びているように見て取れる。
オタクの推し信仰(特に2次元)とは宗教の偶像崇拝に近いものだと感じていて、派閥同士で争いが起きるのは仕方のないことなのかもしれない。人の神様をけなしたら反撃されるのは人間の当然の摂理なのだ!
なのでオタクとして、キャラクターへのリスペクトを演者・スタッフさんからも感じて好感。イケメンの刺身のツマみたいな扱いをされたらもともとのサンリオオタク・サンリオ男子ファンの方はご立腹だろうからな。それが教育なのか自発的なものなのかわからないが素晴らしいですね😢
キラキラを浴びてきゃー♡ってのと同時に、この感じ何⁉️とずっと笑ってしまう。この感じ初めてだな⁉️が多いので、長いことオタクをやっている自分もわろてしまう。
サンリオとラップ・ダンスバトルの相性良すぎますね。シュールな笑いを突き抜けたヘンテコなかっこよさがある。
あとずっとおっさんが舞台にいて謎だったし、サンリオおじさんおもしろかったです( ◜ ࿀ ◝ )あははあはあは
前作にあたる2作目はニコ生配信で観ましたが、九州サンリオ男子よかとね……⁉️というオタクレーダーびびびな感想だったので期待していた。が、やはりよかった。梅崎慎矢クン、かわいいネ⁉️おじさん、こういう子のこと、好きだなぁ♪(v^_^)v梅津瑞樹さんのツンデレヤンキー好演でした!!!さすが刀ステのちょぎ任された役者さんだ。。。🔥
かいつまんだ感想となりますが以上となります。
ソーシャルディスタンスしない環境でやれたらもっともっと楽しい催しだと感じるので、次回作とても期待してます♡オタクが欲しいもの詰め込んでくれたいい催しでしたし、これからも続いて欲しいです。
8/1(日) 大千秋楽ニコニコ生放送(有料)があります!
遠方からもミラクル☆ステージ『サンリオ男子』 ~KAWAII Evolution~のキラキラを浴び散らかしていただきたい。
■配信サイト
■配信内容
8月1日(日)13:00公演 千秋楽全景映像ver.
■視聴チケット
配信ページ▶︎
8月1日(日)13:00公演 千秋楽全景映像ver.
一般チケット:3,000円(税込)⇒ 2,400円(税込)
ニコニコプレミアム会員限定チケット:2,400円(税込)⇒ 1,920円(税込)
※Go Toイベント対象のため定価より20%OFF。
チケット購入詳細は下記番組ページご参照願います。
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