【観劇感想】噂のドマステやで!脳内クラッシュ演劇「DRAMAtical Murder」感想【ドラマダ】【攻めをお姫様抱っこ】
⚠Caution
・ゲーム本編のネタバレや成人向け、性的な内容が含まれています。
・18歳以上、成人向けPCゲームに興味がある方推奨の内容です。
・企業、関係者の方々とは一切の関係がありません。
・ファン活動の一環であり軽視する意図はありません。
12月28日(土)に品川ステラボールにて
『脳内クラッシュ演劇「DRAMAtical Murder」』
(通称:ドマステ)
ノイズルート公演を観劇させていただきました。
腐女子必修科目ニトキラ作品のファンとして、作品に対する想いを含めた感想をしたためたい。う、う、ぅ
「DRAMAtical Murder」PV第一弾
■ボーイズラブはいいんだぞ
日本の離島、碧島。
そこは夢の国よりもユートピアな、つまりワンダフル・ユートピアな夢の国(語彙力のない人)。
しかしこちとらボーイズ・ラヴを拝みにきてるんです、よっ。そこはただの島じゃないっ!ハンサム・ノンケホモが標準装備の、それはそれはユートピア!( ◠‿◠ )
そんな美しい島の中、蒼葉の暴露(スクラップ)を浴びたあなたはほおに流れる四角い結晶(バグ)を感じながら蒼葉のひざまくらでうずくまり、まぁるいおちり🍑に顔を埋めていることでしょう……
女性を抱いただけで満足していませんか?
ボーイズラブを通ってこそ一人前の男になれるんだぞ!
などと説得したら仕事仲間の友人(男性)がなぜか一緒に観劇してくれたので(ひとりで観るの心細すぎた件)その取材レポートも交えてドラマダ(ゲーム本編・舞台版ともに)の感想を書かせていただきたいです。
かなり昔に本編とリコネやってちょっとCD聴いただけなので、もし知識が間違っていたりしたら大変申し訳ございません。
【友人スペック】
はじめてプレイしたエロゲ:「夜明け前より瑠璃色な」
ニトロプラス:何本か履修済み。
はじめて触れたBLの概念:「今日からマ王」の小説を読んでいたら友達から「それBLだよ」って言われてびっくりしたとき。※BLではない
■ドラマダって???
「DRAMAticalMurder/ドラマティカルマーダー(通称:ドラマダ)」は2012年に発表されたボーイズラブ系アダルトゲームです。それはつまり、えっちなゲームです。
男性向けアダルトゲームを中心に手がける”Nitroplus(ニトロプラス)”から派生した女性向けBLゲームブランド‘’Nitro+CHiRAL(ニトロプラス キラル)”が発表した本タイトルですが、同社代表作「咎狗の血」に遜色ない人気をオタクのお姉さんから得ました。
個性豊かな仲間たちと共に巨大な謎に立ち向かい、困難を乗り越え、選んだ相手との信頼を築いていくサイバーアドベンチャー。
内容がしっかりしてるため、プレイ序盤は「この人たちが本当にえっちなことするんスか?」とマウスを握る手指がガタガタ震えてしまう。
PC版(成人指定)
PS Vita版(R15指定)
ドラマダの代名詞ともいえるのが、そのファッショナブルな世界観です。
沖縄、長崎、歌舞伎町、台湾、シンガポールetc.数々の名所から奇想された架空の“碧島”が物語の舞台。碧島は日本列島の南西に位置する島で、かつては緑豊かな島でしたが、東江財閥の買い上げと開発により、貧富の差から生じた多くの社会問題を抱えています。
エンタメには非日常感に入り込めることが不可欠だと考えているのですが、ドラマダ(ニトキラ)は非日常を感じさせつつも、置いてけぼり感はなく世界にコネクトさせてくれる演出がとてもお上手です。
それを実現するのが色鮮やかでハイセンスなキャラクターデザインとグラフィックです。ほにゃららさんのイラストが織りなすうっとりするような世界は、PC前に座るオタを日常から切り離し、調教ミュージックでトランスさせ、黒ヘビで絞め殺してくれる(´;ω;`)ウゥゥ
基軸となるニトロは人気シナリオライター・虚淵玄さんが取締役を務める実力派ゲームメーカーです。私自身、鬱々としつつも人間の深層に斬り込む慈愛にあふれた虚淵さんシナリオの大ファンです。
ニトロから派生したニトキラはその実力をしっかりと受け継いでおり、平成オタク文化の一翼を担うBLゲームブランドとしてファンからの厚い信頼を得ています。
遠い昔の話ですが、ニトキラBL第一弾「咎狗の血」で女オタクが受けた衝撃といったら……あの時の盛り上がりを私は生涯忘れられることはないでしょう(/ _ ; )(今風に言えば沸いたー)
ゲーム専攻オタクではなかったので知識が深いわけではないのですが……実力派のニトロが女性向けのBLゲームを発売するということでオタク界は舞い上がり、当時えっちなゲームをプレイできる年齢でなかった私はとても悔しく、えっちなゲームがしたくて床に突っ伏して泣きました(かわいそう……)
「ドラマダ」はBL作品だということが信じられないほどのハイクオリティな内容でした。本業:オタク、腐女子 という長年の経験の中で、これまで目にしたどの名作ボーイズラブ作品よりもスタイリッシュでかっこいい。
美麗なグラフィック、安定した実力の声優陣、なによりも構築されきった独自の世界観に引きずり込まれる感覚は、プレイヤーに非現実空間を提供してくれる「ゲーム」として理想の形を提供してくれると感じます。
「Fate」「Kanon」等エロゲの領域を超えて評価される良質な作品が生み出されていた男性向けエロ界に比べて、まだ発展途上にあったBLゲーム界の中で、ニトキラは際立った異彩を放っていました。
ドラマダ以外の作品は「咎狗の血」「Lamento -BEYOND THE VOID-」「Sweet pool」を通りました。私の主観ですが人気は咎狗、ドラマダ 、ラメントの順番かな? という感じです。コスプレ的なブームは衣装がぱっと華やかなドラマダだった印象だけど、二次創作におけるドラマダは画力が追いつかなくて敷居が高いのかも。スイプはニッチな大人層向けな印象。
咎狗を経てからしばらくオタクを中抜けして一般モブ女としての生活の中で吸収したジェンダー承認欲求が落ち着き、オタクに出戻りしました。性癖? をぶり返したタイミングでふたたび良質なニトキラのBLに再会したときは心ときめかせました。お世話になりました。
有識者の方と比べれば勉強不足ですが、腐女子としてオタク黎明期を過ごし、腐女子通過儀礼として通ったニトキラ作品が大好きな自負は多少ありありのありo(^o^)o
ていうか、いにしえのオタクだから作品に絡めた歌詞で構成されたテーマ曲とか使われるのに弱い。
ドラマダは本当に楽曲が素晴らしすぎますね(^O^)
「AI CATCH」の歌詞がドラマダの世界をすべて表していて本当にアがる、や~~~っ⤴⤴マグマおにぎり
「さぁ飛び込むんだ少年よ 目を合わせて青く光る道を抜けて
初めて目にしたイカれた世界でも 互いを信じて見失うな」※あいまい翻訳
どんな場所で何と出会うのか、それが間違いかどうかだって飛び込んでみないとわからない。
駆け抜ける中でぶつかった分岐点を選択し続けて、その先にあった現実に傷ついたとしても、何度でも立ち上がって楽しんで生きよう。そんな蒼葉の価値観を表現した最高楽曲!
■人類総受け蒼葉は平成BL界の希望
蒼葉、えちえちす///照
ニトキラの受けは特別な存在で、聖と性の理想の集合体です。私にとってアキラや蒼葉などのニトキラ主人公は、共に平成に生まれ共に平成を歩んできた信頼できる友人であり、ヒーローであり、時代の寵児でありました。
ジェンダーから一歩抜けた先をいく“個”を尊重する。平成という時代の価値観を反映したBL受けだと思っています(で、出! 重〜〜〜!)
ノイズルートでノイズが言ったセリフ
「俺、男じゃなくて、蒼葉が好きなんだけど」
という箇所に、世情をのせたボーイズラブ観が集約されているのではないかと思います。このセリフ1番好きかも。
言葉を選ばず言わせていただけば、平成前期にメインだった「少女漫画のヒロインをかわいい男の子にしただけ」みたいなジェンダーレ●プBL作品が苦手。「男の子はそんなこと言わない」「飛影はそんなこと言わない」ってなるもん。
普段の生活では女として生きることに誇りを持って明るく楽しんでいる女性でも、ときどき女というジェンダーに疲れることがあると思う。
それは男性も同じかもしれないけど。だからこそジェンダー抜きにして“個人”を愛し尊重し合う良質なBLが染みる……
これから良質なエロ作品が輩出されて男性もBL作品を好きになれて楽しめる文化的に解放された時代が来たらいいのにって願ってる。
「男らしさ」「女性らしさ」を押し付けられるような場面が多々あるこの社会にお疲れ気味な我々にとって、アキラや蒼葉みたいな受けちゃんが登場したことは本気で嬉しかったです。男前でかわいくて、でも女々しいわけではない。すごく優しくて懐が深い聖母みもある。吸収の速さ(対人、対困難、対えちなこと)のハーモニー。受けのポテンシャル高すぎる、最高のボーイズラブ・姫(ヒーロー)。
蒼葉みたいな子は現実にいないって知ってるんですけど笑
彼はある種の、われわれの身勝手な理想という欲望をのせた偶像崇拝であるのかもしれない。
そんな偶像を舞台の役として演じるのはとても難しそう。
*
昨今の2.5次元舞台ブームの波にのりドラマダの舞台化が決まったとき、失礼ながら可愛くない子に蒼葉やられたらやだわぁぁぁん!とオタクをこじらせた部分が暴れましたが、永田聖一朗さんはちゃんとかわいいと知っているのでやった〜٩(ˊ࿀ˋ⋆)وと手のひら返しでした。
テニミュ比嘉戦で菊丸英二を好演してくれた彼の演技が大好きで信頼がありました。発表と同時にビジュアル写真があるプレスリリースは安心しますね。
しかしながらエロシーンを描く舞台をやるとなったとき、舞台化に対する不安がありました。
これはあくまで私の価値観なんですが、見知らぬイケメンの生のセクシーシーンは気分悪くなるから見れないかも。いっそのこと知ってる人がいい(?)みたいな感覚。「ボーイズラブ作品の脚本は女性作家さんじゃないと売れない」、って定説と似た禁忌性な気がする。
純粋にイケメンが見たいならもっと他の機会があるんだもん。お金払って割り切るなら今は男性アイドルのイベントやホストや女性版風俗まで充実しているし。
もちろんその手のダイレクトな方向性が嬉しい子だってたくさんいるだろうけど、女の子のセクシーは大歓喜なのに身勝手ですねぇ申し訳ない(;O;)
男性側から性を餌にされると引いちゃうのかな。性癖の解釈違いってこと。だから蒼葉ちゃんが知ってる人でよかった信頼感(それはそれで申し訳ない感じ)
蒼葉役の永田聖一朗さんはよきですぞ!突然の武士語オタク
「ミュージカル テニスの王子様」に出演していたときから永田さんよかったです。菊丸英二という一歩間違えたらクソ寒くスベってしまうあざといキャラクターを見事に演じてくれていましたし、共演者が爆笑ギャグ等をかましている際にちょっと後ろで薄い半笑いしてる冷静さなどが好ましい人物でした。違ったらごめんちゃい!
可愛さの中にちょい黒い男らしさのある逸材だと思います。演技に関しては明るくないんですけど、若い役者さんの中で憑依型の演技が好きだし実力のある方だと思います。白い方もいいけど黒い方? の演技が好きかも、蒼葉も暴露モードが好きだったー! 狂気よかった!
暴露モードの切り替えやえちえちシーン、シナリオ分岐した複数公演など本当に大変そうな役でした。ちゃんとかわいいのに男らしいというポテンシャルで見事に蒼葉を演じてくれてありがたみ。お肌も瞳もきれいですね。
永田さんは世界観作りのためかいろんな男から狙われ(?)ており、配信や挨拶でも「蒼葉は俺のモンだ」「は?俺のだけど」的なドタバタトムジェリ風もくもく土煙の中でケンカみたいな空気があってウケた。
全方位(攻めたち)に不公平さが出ないように扱いや言葉選びに配慮するヒロインっぽさがSNSにも自然とにじみ出ていて(誰かを特別扱いすると野郎どもがケンカしちゃうから?)、総受け経験で不思議な現象を目撃した感が楽しかった。蒼葉もこんな気持ちなのかなo(^o^)o
メディアミックスな楽しみ方を提供してくれてありがとう。プロの総受け。お疲れ様でした……!
*
【友人のコメント】
・やっぱり顔がかっこいい
・おしりが綺麗
・細い
・声が男の子でびっくりした(男の子だからね)
■ノイズぅ×蒼葉(ノイ蒼)
大好きなんですよ(食い気味の早口こわオタク)。
おねショタが性癖なため毎度好きになる路線でした。ニトキラ外さないね年下攻めポジ。とてもありがたいし助かる。
ノイズ、お風呂場からおいでーって呼んだら裸でトコトコ走ってきそう(蒼葉が普段から呼んでる)。赤ちゃんがかぶるポンポンの帽子かぶってるし、赤ちゃん。
ルートはノイ蒼のハッピーエンドが1番幸せな気持ちになれる、だいすき、♡ℓσνє♡
ノイズぅは意外とかわいいもの好きでオールメイトのウサギモドキ(ミドリ)がかわよすぎる。実は寂しんぼなノイズちゃん自体がうさぎちゃんだネf^_^;)
陽キャに見えて陰キャだし、Sっぽく見えてたぶんMだしギャップ最高。経営者は下から突き上げられるのに耐えられるドMな方が多いからノイズぅも出世しますよ!個人的判定です。
散々Sぶるくせに蒼葉に痛いことするのはヤダ……みたいな根が優しい感じも幼女すぎる(つд⊂)ゴシゴシ 攻めだけど受けだし(※攻めです)ドラマダで1番いい男だと私は思ってます。7年ぶりのノイズもいい男だったお。
そしてノイ蒼の蒼葉は包容力があって1番好きな蒼葉です!!性格いいと思う、私の考える性格のよさを詰め込んでいる。
特に、親との関係に確執を抱えるノイズに対して、親への肯定的な思想を押しつけないところが好き。
世の中いろんな家庭で生まれ育った人がいるもので、蒼葉は親がいなくて、“親”に幻想を抱いても仕方ないはず。でも育ちの良さへの有り難みとかいまいち分かり切ってなかったりやや甘いところのあるお金持ちボンボンのノイズを責めるわけでもなく、子供っぽさを受け止めて励まし続ける。
ノイズの立場からしたら、ひとりっきりであがき、もがきながらサイバースキル身につけたり努力してきて、それで「親に感謝しろ」とか言われるのすごく辛いと思うし。
親は役割としての親とは別の人間なわけで、ご家庭ごとに合う合わないはあって当然じゃないかな? と思う。蒼葉って自分の価値観を押しつけないで相手の立場に寄り添える優しさを持ってると思う。
付き合う男性で性格が変わる蒼葉、真っ白なキャンパスのような清廉さがありながら芯が強い、♡ℓσνє♡
ノイズと付き合ってる蒼葉って母性強くてマブぅ激マブぅ!蒼葉さまー!ってギャン泣きして床に寝そべってその泣き顔のまましゅうううんって床にめり込んでウサギモドキのドット絵になっちゃうよ(╹◡╹)
そして楽曲が素晴らしすぎるドラマダの中で「your reply」が1番好きな歌です!
まさにノイ蒼の人生。青と金の髪に太陽の光が当たって緑色に混ざった光であふれる道を歩くふたりの後ろ姿が網膜に浮かんでくるようです。
ふたりの未来に胸がいっぱい、、、ノイ蒼昔よりずっとずっとだいすき!!!
*
また、素晴らしいノイズだった富園力也さん!
声も所作もオーラも何もかも似ていてすごかった!キャラ厨発動。・°°・(>_<)・°°・。ウェェエェェェ
ノイズ萌えの要である色気と生意気さを兼ね備えた声優さんの話し方に声質がそっくり。地声違うっぽいのに技術が本当にすごい!
周りの有識者の方々が全員褒めていた噂のノイズだったから正直その評判が気になり劇場に足をはこぶ後押しになりましたが、噂通りよきよきノイズでした。顔立ち関係なく内側からにじみ出る感じのSみがめっちゃいい!
ノイズは典型的な女にモテるタイプだと思うんだけど、モテる人・遊びなれてる人って男女共に色気があって、それってえろいことになっても動じないからだと思ってる。無言の不自然な間にヘラヘラ笑ったり、目が合っても逸らしたりするのは相手にのまれてしまっていて色気がない。
モテる=自分のペースを作るのがうまい人だと思うので、ノイズが遊びなれてるとかじゃないけどノイズは肝が据わってて、年上の蒼葉相手に決めれる所は締める。富園さんも凄いそれが出来ていてよきノイズでした!
ドラマダ全盛期のコスプレイヤーさんはクオリティが高く、過去にイケメン(女性)ノイズレイヤーさんのお尻を追いかけていたオタクの観点からして、ただ若くてイケメンなイケメンにノイズの着ただけコスプレやられたらしんどい……と失礼なこと考えてたんですけどちゃんとSみと色気がもれだす傍若無人な度胸ありまくり最高ノイズで沸いたーーー(^o^)ぷぴー(^o^)
観劇した公演はノイズルートの千秋楽だったのでエンディングと挨拶を終え、会場は大盛り上がりでした。
(5000回スプラッシュマウンテンレベルのエンタメだったな… ※体感したアドレナリン数値のこと)
拍手喝采の中、私はえちシーンで乱れた精神を整えるためにロシアの格闘術システマの呼吸をしていた(えちシーンのとき恥ずかしすぎて顔抑えてずっとシステマの呼吸法をしていた)
しかしとつぜん会場に悲鳴が走る。
腐要素があったとき特有の「ふひぇきぁぁ!」という沸き声であった。
私が脳内クラッシュ劇場へ意識を戻せば、ノイズが蒼葉をぐいっと引き寄せ、どっきりキッス💋をかましてたーー(´;ω;`)で、出〜〜〜!若者こわいおぉ
「あっ!ちゅーしたンゴ!」
崩れ落ち叫んだ私は、ふたたびしずかちゃん恥じらい指の隙間から覗き見ガチ照れ過呼吸に戻ったのだった。ロシアの呼吸法システマしないと無理だよこんなの……私のいくじなし!立ち上がるのよわたちー!
挨拶終わったあとのまじめな雰囲気を突き崩して、いきなり先輩の役者さん相手にちゅー強奪できる度胸あったら、この先どんなことあっても乗り越えていけそう。開拓者すぎる。「やるねー♪」すぎる。「やるね、彼」すぎる。攻め様。凄い人、尊敬するっス。助かる。
直視できない自分のヒヨり童貞っぷりに落ち込んだわ、、、
*
【友人のコメント】
・(1幕終了後、どのイケメンが好き?に対して)パソコンカタカタしてた人がイケボだった(おめでとう!ノイズルートの回です)
・えっちなところで、ノイズが「ゴム越しに感じるぬくもりが……」みたいなこと言ってて、蒼葉をちゃんと大切にしてるんだなと好感を抱いた(そんなこと言ってたっけ?妄想???)
・危ない犬がいっぱいいて危ないのに、逃げてすぐノイズが蒼葉に手を出し始めて危なかった。まだ近くに犬がいると思った。俺なら集中できない。
・ノイズの触り方が勉強になった(よかったね)
・(「アンタも身体目当て?」というノイズのセリフに対して)こいつ童貞じゃないのか!他の穴にはいったち●こを蒼葉にいれられるの無理、処女厨だから(蒼葉も女の子と付き合ったことあるけど処女厨には黙っておこう)
・入院中にエロいことしてケガ大丈夫?
■クリア×蒼葉(クリ蒼)
蒼葉ストーカーかと思いきや哲学のBL。
中も外も綺麗なホモ( •̥ ˍ •̥ )涙なしでは見れないヨー。
クリアルートをプレイするするまでは「何やったんあいつ」で終わる変人なんだけど(変な人好きだからクリアは好き)
初見で確信したヤンデレみは存分にふくませつつ純度の高いメンヘラ。ゲーム初見のときにこの人絶対にメンヘラ枠じゃん!!って確信したんだけどあのオタク特有の勘って何なんだろう。
メンヘラと純粋さは遠いようで紙一重なもので、世間知らずだとメンヘラになりやすい説ある。だからクリアもBADでちゃんとメンヘラ化できるんだヨー!
クリ蒼は、“経年”の残酷な美を知っているカップリングであると私は思う。
Mr.Childrenが「sign」で歌っているように、「緑道の木漏れ日が君に当たって揺れる 時の美しさと残酷さを知る」……そんなキラキラした情景が網膜にぶわっと浮かび上がってくるような哀愁がルート全体に流れている(;_;)カップリングBGM選定オタク奴
クリアは掴み所がなく透き通ったクラゲのような男の子だ。ぷかぷか漂って、世の中の汚いもの何も知らないかわいくてちょっと哀れな子で。綺麗なまんまおじいさんの目に見えない愛に守られてきたクリアにとって、生きることは想像より辛く、美しいのかもしれない(涙o涙)
てかクリアルートほんとよすぎる~~~~(T_T)鏡の裏のくだりとか、絶対涙なしでは見られない。。。
クリ蒼はニトロの血筋でいえばナノアキ(by咎狗の血)なのだと感じます。私は昔ナノアキ本命の腐女子だったのでやっぱりクリアにも似たような「見捨てられない」って気持ちを抱きます。クリアは騒がしいけどo(^o^)o
何の罪もないのに救ってあげなかったらクリアは永遠にぷかぷか彷徨っているわけで、じゃあ誰がクリアを助けてあげるんだ……ってめちゃくちゃ苦しくなる(;_;)どんな形であれクリアが幸せだと感じられる顛末を迎えて欲しいし、たとえ蒼葉に寄り添えない人生をたどっても、いつかクリアの元に救いの道が拓けますようにと願わずにはいられないよ。
クリアは機械だから歳を取らないし死なない。だけど人間である蒼葉は歳を重ねて、いつの日か必ずクリアを置いて先に逝ってしまう。
人間はあたりまえに歳を取るから老いが悪いことのように扱われることが多い。でも歳を取れるのはある一方では幸せなことなんだと気づかされる。どっちか片方だけ歳を取るなんて残す方も残された方も辛いよね。
ずっとひとりぼっちだったクリアだけど、蒼葉という光を見つけて青く輝く道を見つけて、その切り拓いた先に見えるものが絶望と美しさという相反するものだから、なんかもう怖くてたまらなくグッと来るんだな。生きるって簡単じゃないけど素敵だね。
生きてればいつか必ず死という別れが2人を分かつもので、瞬間を積み重ねていくしかないのは機械だって人間だって同じことなんだけど、生きてるうちに忘れてしまって、現実では具体的で所帯染みた側面がないと生涯を寄り添って歩んでいくことは難しい。
だからちょっとだけ、クリアと蒼葉のやってることはお子ちゃまのおままごとみたいな面もあると感じる。だってクリアの中にあるものはただ蒼葉と一緒にいたいっていうピュアでまっっっさらな愛なんだよね。ほんとクリアって名前そのまんま。
だからピュアなものだけで構成されるクリ蒼は本当に尊いBLファンタジーだと感じる。男同士で、機械と人間で、困難を乗り越えた100%汚れのない美しい愛情だからすごくキレイなのかな? ありきたりなテーマだけどしっかり構成されててキラキラはかないイラストも泣けて大作文学かよ……
B☆Lの最高さを詰め込んだ概念のカップリングだと思う。
クリ蒼の蒼葉は積極的でちょっと海外の人みたいにoh yeah系であえぐのわかるーーとなるし声優さんのプロの演じ分けが素晴らしい!クリ蒼もGOOD、BAD含めて好きなルートです。
*
クリア役の山縣悠己さん、120%クリアに一致してるコピーレベルで凄かったです。SHOWROOM配信のときからずっとガスマスクで顔を隠されてたから隠れたもの見たさでクリアルート特有のワクワク感エンタメが体感できたのよかった!
クリアの概念はオタっ子ちゃん><のソレなんですけど、オタっ子ちゃん特有の変テコな動きが上手すぎて、どしどし(((o(*゚▽゚*)o)))的な動作が完全にうるさくてクリア動きうるさいw
クリアが現実にいたらヤベェ奴認定不可避って気づけて本当に楽しかったです。やっぱりクリア好きですねー。クリアみたいな人いたら月1くらいで会いたい。週1はお腹いっぱい。
声もそっくりでした!名演、すごい!
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【友人のコメント】
・不法侵入してるマスクは最後まで何なのかわかんなかった(そうだね)
■蓮×蒼葉 (蓮蒼)
カップリングとしての蓮蒼がまぶしすぎて……正妻本命って感じで貫禄があります。
オールメイトを攻めにするっていうオーソドックスでありながらもついついおまけ感が出がちな擬人化展開ですが、まさかの真相エンドに持ってくるニトキラのセンスぅ、ぅ、にゃん。。。
しかも内容が厚い、その人気や反響はオタク向けSNS等を通したカップリング・ファンの数に出ていると思う。私の記憶だと蓮蒼が1番人気だった気がする、当時は私も蓮蒼本命だったはず。
アイドルへの投票数はファンからの愛の数。積んだチケットの枚数はファンからの献身の数。えっちぶっくの発行数はキャラクターへの敬意の数だと私は思っています。あくまで公式さんにはファンアートの領域で黙認していただいていることなのですが(;^_^汗汗滝汗 私は薄い本に生かされているので。。。
蓮蒼は最強!って感じのカップリング。さすがオタ抜け後にオタク復帰して変態として一皮向けたネオ・わいがえっちな同人誌を買い漁っていたカップリングなだけあるなと思いました(?)。神の蓮蒼本をげっちゅしにせっせと専門店に出向いていた頃が懐かしいです(/ _ ; )
蒼葉に触りたいけど、セイの身体でそんなことしていいのかって葛藤する蓮が真面目ないい奴すぎる。でもちょっとその気持ちはわかるかも。人間って少しだけずるいことしないと幸せにはなれないのかもね。蒼葉がこれからちょっとずつ蓮に人間らしさを教えてあげるんだろうなぁ。いつくしみたっぷりに蒼葉を見つめる蓮の笑顔のスチルが大好きです。
*
山﨑晶吾さんはテニミュの滝さんをやっていて存じ上げていましたが、正統派の美形なのでがっちりファンがいる印象です。貴族っぽい美形ですよね!
隣で並んでいた女性にお話を伺ったのですが、山﨑さんのファンの方でした。BLゲームはプレイしたことがないとのことでしたが、山崎さんの出演した舞台は全部観ていると仰っていました。
ちょっと強烈なテーマの舞台なのに現地までお客さんを遠征させて引っ張れる力って本当にすごい才能や努力ですね。コスプレが映える華やかなお顔立ちが印象的。
*
【友人のコメント】
・蓮(犬)が本体で人型の概念が喋ってるってのは初見でもオタクの勘で理解できた(さすがだね)
・荷物運んでるって言ってたから脇に挟んだ犬が荷物かと思ってたら、使い魔だった(オールメイトね)
・蒼葉は蓮がいないとパワーが出ないメダロットの使い魔的な感じかと思ってたのに、ノイズを持ち上げたからびっくりした。なんで犬がいないのにパワーが出ているんだ?(使い魔じゃないからね
・マッチョ
■ミンク×蒼葉(ミン蒼)
ミン蒼はバイオレンスなシーンがあったりと大人でガチ照れしてしまい、さすがの腐女子もモジモジ(´ω`)
プレイ当初の感想は、「わからん……」でした。
なんで蒼葉がミンクを好きってなったのかも追いかけていったのかもわからん。蒼葉ドМすぎやん……とおどろき。しりの青い子供には早すぎたミンクさん><
倫理観を抜きにすればモブ描写は得意分野なのでこういった供給は助かる。
性癖と理性がぶつかってもうやめたげてよぉ蒼葉がかわいそだよぉぉ。゚(つД`)゚。うぉぉあぉぉぉって何度も中断するルート。
いろんな部分にガチ照れかましてしまうので、7年経った今でもミン蒼はまだあまり掘り下げることが出来ていないルートですが、もう少し時間が経ったらじっくり2人の関係性や過去や未来、蒼葉の気持ちの動きを受け止めていけるのかもしれません。
ミンクさんは大人の男だからわかりにくいし蒼葉を突き放し続けるけど、1回懐に入れたら蒼葉なしじゃ生きていけなくなっちゃいそうだよね〜。
押しかけ女房な蒼葉テラ乙女す。なんか蒼葉の女性性が強いルートではないかと思います。俺、蒼葉のそんな顔見たことなかった。蒼葉は付き合う男によっていろんな顔を見せるんやな……
現実の女性も付き合う男性によって気が強くなったり可愛くなったりするけど、蒼葉をしおらしくできてしまうほどミンクさんがいい男ってことですよねぇ。でも蒼葉が究極に幸せなのってミンクとの良妻エンドなのかも? と思ったりします。
*
ミンク役の八巻貴紀さん、テニミュで樺地をやっていた頃から大好きです。
顔とスタイルがよすぎて好きですし、今時の若手俳優さんっぽくない土っぽさ? 男らしい感じがいいですよね(^^)/
ミンクが想像よりずっと似合ってて沸いた。ミンクって元コスプレイヤー的観点からしたらめちゃくちゃコスプレ難しそうと思うんですけど、ハマる人にはかっちりハマるやってて楽しそうながっつりキャラコスプレだと思いました。
股下5億メートルの足。腕の筋肉がミンクそのものすぎた。これキャラファンの人しんじゃうんじゃないか??? と心配になるパーフェクトバディーで助かりました。
えちシーンは有識者の方によるとがっつりオトナだったと聞いたので、もし舞台のミンクルートを観てたらガチシャイ出てしんでた。。。心臓がもたん。他の有識者の方の感想をチェクしたいと思います。・゚・(>д<)・゚・。オタっ子ちゃん顔文字
*
【友人のコメント】
・シナモンの、香り?(シナモンの香りなんだよ)
・最初のえっち展開がモブでびっくりした
・本命の前にモブシーンは処女厨としてショックだった
・どうせ犯されるならモブじゃなくてミンクがよかった(ミンクならええんかい)
■紅雀×蒼葉(紅蒼)
私は昔から感想ブログが大好きで、感想ブログにマジトーンのマイナスなこと書くのは誰も幸せにならないしテンション下がるしファンの役目じゃないと思うし書かないようにしているので、これは純粋にゲームプレイしたファンのだべりとして受け取っていただければ幸いというか、役者さんはめちゃくちゃよかったのを前提として。。。
ゲーム等で複数のキャラクターがいるとどうしても個性の中で”地雷”というものが生まれてきてしまうものでして。制作サイドがしっかりキャラクターの人格を掘り下げた結果生まれた人間同士の趣味嗜好の相違だと思っているから、悪いことではなく。
※めちゃくちゃいっぱい前置きの言い訳する人
紅雀は、天敵……(^O^)
紅雀は本当に美形でかっこいい。兄貴分で頼りがいがあるし性格がいいと思う。
でも怖い、怖すぎる。
私からしたら畏怖の対象でしかない。
まず、心配性が怖い。うたプリの音也か??? レベルでちょっと連絡取れないだけで蒼葉に鬼着信を残すの、怖すぎるのでやめてあげて欲しい。美形だから余計になんでや??? とたくさんの疑問符で圧死する。
私の恐れる天敵は「兄貴分」だから、それはもうどうしようもなく仕方ない。男の人のヤキモチってかわいいな♡ ってなるけど、兄貴分ってダサいところ見せれないからか意外とウジウジしてくる。兄貴分地雷なんだよおぉぉあぉぉ
ノイズも盗聴型ストーカーだけどノイズはかわいいからえこひいきしてる♡年下かわいいから全部ゆるす♡紅雀お兄さんなんだから束縛はがまんしなきゃだめなんだぞ。
紅雀ぜったいががっつり好きなファン層いる人気キャラですけどね!!
ドラマダは攻略キャラが少ないしスタイリッシュなので地雷はないのかなぁと思ってたし、当初は紅雀が主要ルートっぽいのかなぁって予想してたけどなんか想像してた性格と違った。優しそうなのに……って表面の奥にかすかに感じる違和感、これはニトキラのゲームなのだから、ケイスケ(by咎狗の血)で学習してないんか自分?! と今ならわかるが、これはニトキラのゲームので、そういうことだった。
この「むむっ?(^○^)」っていうかすかなものを嗅ぎ取る勘は現実生活でも生かされていると思う。ニトキラに感謝それな。
親身だし物腰柔らかな気のいい兄ちゃんだったが、序盤から感知していた嫌な予感がところどころ噴出し、束縛モラ気質が怖くて頭を抱えた私はうずくまって実家の窓から飛び出したぉ。
ああいう過激な女ファンがいる人めっっっちゃ怖いから……蒼葉との関係がバレて蒼葉が2ちゃんで叩かれたらどうしよう、無理やり髪切られたらどうしようとか思って頬を一筋の涙がつたうっ。平成の価値観失敬👍
あんまりメンヘラじゃなかったけどちょっとだけきもちわるかったね、紅雀。ラブホみたいな部屋住んでるし、蒼葉の髪の毛保存されるし。
えっちなことする? って流れのときも紅雀がヘタレかまして、画面の前で「ばかたれぇ! いくじなし! いくじなし!」と紅雀のしりを叩いていると、蒼葉がリードしてくれていて助かる。蒼葉テライケメン。
でも紅雀って現実だったらリアルにいそうなタイプじゃないですかねぇ? 私の周りだけかなかな?
自分の価値観はたぶんノイズ寄りだから紅雀の考え方とすぐぶつかって水と油なのは仕方ないのかもしれない。。。
さんざん心がかき乱されて疲れ切ったあと、もしかして紅雀のことけっこう好きなのかも……? と思う奥深いキャラクター。嫌いじゃないんだよね。そんなに顔が綺麗でかっこいいのになんでそんなおじさんみたいな性格に仕上がったのか、意味不明。
*
小波津亜廉さん、よかったです!!友達の好きなうたプリの俳優さんってことで存じ上げていました。
紅雀の頼りがいとかハンサムとかいい上澄みを凝縮した美しい紅雀でした。
着物に合わせてお辞儀や振り返りの所作に優雅さを取り入れていてしっくりキャラクターとして空間にハマっており、リラックスして観劇できました。お顔立ちや上品さが昔の歌舞伎役者さんみたいですね。笑い方とかもすごい紅雀っぽいニヒルな笑い方で、書いていて気付いたけどお芝居が上手な方なんですね!
配信等でもきちんと段取り踏んだりコメントを拾って会話を広げ若手のアシストをしたりしていて社会性が高いので、どんな環境でもお仕事が出来そうな優秀な方だなぁと思いました。
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【友人のコメント】
・くじょう、ゲイっぽかった(紅雀ね)
・何個かクサいシーンがあった。男はそんなこと言わない。でも冷静に考えたら俺もああいうこと言ってるのかも……親近感
■ミズキ
ミズキはBLエロゲというドラマダの世界を下品になりすぎないようにスパイス的に引き締める聖域だと思っているのですが、舞台でもその役割がいきてて評判通りよかったですお(^o^)
ミズキが持っている誠実さとは、『足るを知る、足らぬを知る(知足者富by老子)』という姿勢だと思う。その考え方は人生にとても大切だと感じます(`・ω・´)キリッ
ミズキという男性は考え方に共感できる点が多い庶民派の聖域で、等身大でプレイヤーに寄り添っているようでありながらもやっぱり幻想に生きる理想像なのだろうなぁ。
ミズキはとても人間臭い人で、弱さも強さも持っている。
弱っちゃったミズキ闇堕ちペルソナモードのときの泡吹いてるスチルめちゃめちゃえっちだし……好きだし……●REC ●REC ●REC
自分のペルソナ(仮面の中の本音)の声を聞き、弱さに直面することはとても苦しい。でも乗り越えれば強くなれるし、それはいわゆる“挫折”であって、道のりの途中でくじけ傷ついたことがある人にしかわからない領域というのが人生にはあるものだと思う。
ミズキは優しいからモルヒネにつけ入られる隙があるけど、自分が置かれた状況でたくましく生きようとする気っぷりがある。だからあれだけがんばって築いたチームや仲間を大切にしたくて、守りたかったんだね。
「みんなと家族みたいになれたらいいって゛ぁぉ゛ぉ゛ぉ゛」的なセリフ本当に好きだなぁ。ゲームやり直してもうるうるしたけど、舞台でもじわっときてしまった。
蒼葉がミズキのお見舞いに行ったとき、暴露(スクラップ)に失敗したことを謝る蒼葉に対して、「蒼葉のせいじゃないよ、乗り越えられないのは俺自身が悪いから」みたいなこと言ったミズキがすごくしなやかに強くて大好き。
逆境にもめげずに自分を省みて前向きになれる点がすごく清らか。でもそんなひたむきな姿勢ってなかなかなれないなぁ。そういう人は追い風が吹いてミズキ自身が納得できる幸せを手にできると思うよ。
ミズキはあのメンツの中ではすごく地味なんだけど、体でもなく心でもなくすべてが清楚な人ですね。清純派アイドルかな? つかどう考えてもミズキって受けだよね?? ※それは個人の性的嗜好では???
ミズキはえっちぶっくでも襲われ攻めの印象……
以下は個人的主観の感想でしかないが、ノーマル蒼葉とのミズキルート? はその手のスチルがあるかないかは置いといて他ルート的なガチエロカップリングではない聖域だと思ってる。だけどドラマダ史上最高峰にセッ●スを匂わせるリアルないやらしさがあり、腐女子は予期せぬ砲撃に泡を吹いて気絶する。
特に入院中のうさぎのりんごイチャつきシーンなどがそれであって、恋愛っぽさが若者のセック●臭くてあまりにも現実すぎて、夢の世界にいたのに急にリアル感やってきて苦しい。さわやかに笑う2人のスチルを眺めながらかなり具合が悪くなり私も入院してベッドにもぐってガタガタふるえだす……
ひと思いに殺して(えちなことして)欲しいというまな板の上の鯉的な心持ちで挑む腐女子であるからに、意気揚々すけべプレイヤーの身からすればストレートにセ●クスに持ち込まれた方がいくぶんか救われるのですが\\٩(๑`^´๑)۶////
ミズキルートの2人は恋愛っぽくなる流れ(ルート的にはカップリングではないのかもしれないが)がかなりノンケ寄りで、おそらく2人とも元々ノンケだし、生々しすぎるの!
このままいい感じになって距離が詰まり……ミズキの家でセック●して……こんな子供みたいな2人が……●ックスを? と意識が白んで泡を吹いて気絶する(それはあなたが歪んでいるだけでは??)
まさかのミズキに揺さぶられる、おもちろい。
さわやかな人たちがえちなことをする流れの性癖耐性がないのでショックで泡吹くけど、ミズ蒼は百合でかわいい。
声優さんの演じ方が頼りがいの中にしなやかな清らかさがあって、声だけでミズキの性格すべてを表現してしまえるその技術、最高にもうほんと(とても素晴らしい)。
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テニミュで平古場凛をやっていた岩城直弥さんが好きなことがきっかけで今回のドマステを知ったのですが、声と喋り方と立ち姿すごいミズキでした!
キャラクターも役者さんも元から知ってる人のはずなのに次元混同する不思議な感覚が襲います。これまでに体感したことのない興奮がまさに2.5次元の醍醐味なのかもしれないなぁとドキドキしながら観劇させていただきました(T_T)
そして、やっぱり原作が好きな2.5次元の舞台は楽しいなぁと思います!これからも我々世代の作品を狙い撃ちして舞台化していただきたいという願いです。
岩城さんは清楚だから主張が控えめだと感じるけど、私がチェックした2.5次元の舞台では毎度しっかりキャラに寄せて仕上げてくるから、2.5次元としていい役者さんなんだなって実感できるし、岩城さんの媚びないさわやかなお芝居好きです!
外見オラついてるけど中身ソフト、まさにミズキ、オラニャンでした。
革ジャンハードいかちめファッション(甘辛MIX)似合うからもっとやってください。
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【友人感想】
・カズキがぐるぐるしてたところでやっとライムとかリブの違いを理解した(ミズキだよ)
・カズキイケメンだからこのカードで遊戯王したい(有識者の方からブロマイドいただきました)(ミズキだよ)
■ウイルス×トリップ×蒼葉(ウイトリ)
ウイトリは大人気なペアです。私もオタクだからよくわかるツボ。みんな嫌いなわけない関係性とキャッチーなビジュアル、女オタクのシナプスに染み広がる遺伝子に植えつけられし萌えの概念だよ。完成度高すぎてニトキラさんあっぱれのキャラクターデザインだと思う。
慣れ親しんだ概念のキャラクター(?)なので落ちつくし好きです。あとウイトリとは性癖が似てるのでそこは気が合いそうと思う、しまっちゃう系男子ウイルス特に気が合うと思う、私も好きな人は箱にぎゅうぎゅうに詰めたい欲あるからわかる。ウイルスの性癖センス好き!
というか冷静に考えたらあの2人のプレイって男性向けのエロだね。
ニコニコして物腰柔らかいんだけど全然腹の底見えなくて信頼しきっちゃいけない感じぐぅわかる〜〜。SMボーイズだね。蒼葉をお気に入りの玩具とかモノとして扱ってる側面が強い。それを善悪で考えるとかじゃなくて本能だから、蒼葉を作り替えていくことが楽しくて蒼葉が墜ちきって媚びてくるようになったら飽きたら捨てちゃうんだろうなぁ。
女性向けBLは愛情が根底にないとプレイヤーから受け入れられないと思うけど、ウイトリルートは他のルートとは別もの亜種って感じしますね。私は男性向けエロすごい好きだからそれはそれでいいなぁと思います。
蒼葉の愛し方は歪んでるんだけど、2人にとってはあれが愛情で、生まれ育った環境を考えたら鬱屈した愛し方しか知らないだけなんだよね。それって蒼葉がきもちよくてなっとく(洗脳? 調教?)できてたらそれで成立する愛情だと私は思うな。調教モノ愛すけどクリムゾン先生の原理と一緒で受け手がきもちよくないのは嫌だから蒼葉がいたいいたいばっかりなのは無理。特にウイルスはその辺の塩梅うまいと思うし、1番残酷に依存させて染めていく感じ。
ウイトリ典型的なサイコパスだから表面ポップだけど怖い2人。ゾッとする感じの怖さだね。ヤベェ奴らですね!
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ウイトリは役者さんお2人ともめちゃくちゃ似てた!
吉岡佑さんゆるふわでかっこよくて好きです!元知念くん。空間にすっと馴染む華と堂々とした感じはキャリアなのかなぁ。ウイトリいてくれてめちゃくちゃ締まってたしいてくれてよかった!
富永勇也さんもめちゃくちゃめがねキャラ似合う美人コスプレイヤーさんみたいなビジュアルが好きです。蒼葉を箱に詰めるとき気を使って座布団敷いてくれそうで優しそうなウイルスだったけどすごい似てた!!
【友人のコメント】
・ウイトリよかった
・トリップの爆笑ギャグ、初見殺しだった
・モブの上にトリップが座ってお客さんがみんな笑っていた
・スーツが似合っている
その他
・最後の自己紹介テロップ助かった。最初に出してほしかった(それは私も思った)
・エロゲなのにBGMがいい。いっぱいあってすごい。
・悪島がいるならおばあさんも欲しかった(それは大人の事情があるんだよ)
■BL作品の舞台化について
実績ってとても大切なんですね。
他タイトルが舞台化決定により炎上している様子はたびたび目にしますが、ドラマダ舞台化の報せが表立って炎上しなかったのは、ビジュアルにこだわったことが伝わるスチールのクオリティに加え、テニミュなどの作品から輩出された実績がある人が配役されたことも大きな要因だと思いました。
BLは秘められた部分が多い女の園なので、昔より多少オープンな時代になったとはいえ日本ではまだまだデリケートなコンテンツなんだと思います。
男性がアダルトビデオの閲覧履歴を勝手に見られたら恥ずかしがるように、女性は「エロいの好きなんだね」って明るみに引っ張り出されて指摘されると「ひー!」ってシステマの呼吸でめっちゃ恥ずかしいのかもしれません。
私は「エロ」という文化を愛しているし、エロを愛する者としてドラマダが描くようなかっこいい耽美なえちえち美学が愛好家に浸透して広がっていくことは嬉しい。
でもエロラブ的なことは女性が安易に公言すると現実的な身の危険に繋がりやすいし、女としてのブランディングにも響いて損をすると思うので、扱いは慎重に選ばなければなりませんが……(T_T)ぐぬぬ
エロ美学と性的搾取の共存は永遠のテーマかもしれませんね。
しかしオタクの世界はエロ好きを一個人の嗜好として受け止められやすい土壌だと感じます。生涯オタク宣言。
ドラマダは決して性消費の使い捨てコンテンツではないと思ってるし、内容が詰まった立派な作品だと思ってるから、舞台化によって作品やキャラクター達の魅力がこれまで作品を知らなかった層に届いたり、「エロゲ」への見方が変わるきっかけになるなら嬉しい試みだと思いました。
最初はチケットの捌けが芳しくなかったようで、それは原作・出演者さんのファン達みんながビクビク様子を伺っていたからだと思う。私も同じで、観に行って「違ったー!」と思ってしまったらなんだか昔愛した思い出に泥を塗られたような傷を負うから、それは避けたかったです。
蒼葉は私たちにとって(攻めたちにとっても)姫であり、人類総受け蒼葉であり、大切なキャラクターだから、もしも2.5次元ブームにあやかってよく知らない輩にBL舞台やるよ!エロ見にくる?って適当に手を出されたと察知したら、ホモエロをエサに釣ってるのか?バカにされてるのか?って悲しくなってたと思います。めんどくさいところで女性は何に関しても露骨なのは苦手だと思うので。
でも観に行って本当に本当によかった!!
想像よりずっとドキドキしたし世界観がしっかりあって楽しかった(^o^)/
コスプレ換算しかできなくて申し訳ありませんが、ドラマダは作品として人気だったけどあの世界観を作り上げるために装飾、衣装、スタジオセットなどとにかくお金や技術がかかるので、当時は社会人富裕層(?)しかコスプレ出来なかったんです。
だから製作費がかかるのは素人目から見てもわかるつもりです。でも碧島は素晴らしい世界観だから、こだわって仕上げたらほんっっとにすごいものになるってわかります。
過去に自分がハイクオリティなコスプレイヤーさんに出会ってコスプレに対して生まれて初めて感じた「わぁ〜〜キャラが現実にいる!」って感動をきっと生み出せるし、プロで影響力のある企業さんや役者さんの力でもっともっと多くの人にそういう感動を伝えられると思うんです。
予算が限られた中では衣装優先で演出に制限が出て粗削りになってしまう部分は制作された側が1番わかっているかと存じますが、原作を活かそうと大切に作り上げてくれたことは作品ファンの端くれとして伝わりました。BLの舞台なのに正直役者さんたちが嫌々やってる感なくてびっくりして、想像よりずっとよかったし、丁寧な姿勢って伝わるものなのかな。
いろいろ事情あるし、いろいろ言われるかもしれないけど。このご時世、どんな形であれ挑戦って悪いことですかね?(^_^)知名度とか得てからじゃないと伝わらないこともあるもん。BLエロゲっていう際どいものやってくれて関わった皆さんの好感度上がったしうれしかったし今後もいろんな場面で味方になると思う。
オタクの願いはただ1つ、私が愛したものに対して幼少期に感じた生のキラキラした感動が2.5次元をきっかけに、少しでもたくさんの人に伝わるようになれば幸せだと思ってます。
私自身とても楽しく観劇出来たので、いい機会をいただきとっても楽しい年の瀬でした。ニトキラ♡ℓσνє♡(*´◒`*)
そして一オタクのわがままな願いですが、ぜひ今回ルートがなかったキャラなどにフォーカスしたリコネ版くっつけた続編公演などやっていただきたいです!
楽しい時間をいただけて嬉しかったですし、腐向けの作品に出演してくださった役者さんもありがとうございました。
咎狗を舞台化するときはアキラ色っぽい人きぼんぬ。
ウイトリのこと考えてたら「沙耶の唄」をやりたくなっただお(^o^)/性癖それな〜
DMM動画にて、「ドマステ」千秋楽公演を配信中!
脳内クラッシュ演劇「DRAMAtical Murder」千秋楽公演がDMM動画にて大好評配信中です。販売は1月5日(日)18:00まで、販売価格は3,300円(税込)。
残念ながらDVD・Blu-rayが販売されないことが決まっている本公演の様子を、DMM配信でチェック出来ます。幻の公演になる可能性もあります。劇場に足を運べなかった方はぜひこの機会をお見逃しなく!
2020年、ニトキラの新作ゲームが発売決定
ニトキラ最新作「スロウ・ダメージ」が2020年に発売される予定です。
PVで垣間見えるダークで排他的な世界観はニトキラ特有の狂気を感じさせ、「スロダメ」への期待が高まります。まだ謎に包まれたストーリーが今後どのように暴かれていくのでしょうか。
ドマステを機にニトキラ熱をぶり返した方はぜひ、公式サイトからの続報をチェックしてみてはいかがでしょうか。
脚本:淵井鏑
原画:山田外朗
対応OS:日本語版Windows専用
『スロウ・ダメージ』ティザーPV
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【公演情報】
脳内クラッシュ演劇「DRAMAtical Murder」
期間:2019年12月20日(金)~29日(日)
劇場:品川プリンスホテル ステラボール
原作:Nitro+CHiRAL
脚本:中屋敷法仁
演出: 内田裕基
音楽:GOATBED
舞台公式ツイッター(@DMMd_engeki)
舞台概要ページ
【映画感想】ショーシャンクの空に
「ショーシャンクの空に」 を鑑賞。
言わずと知れたアメリカ映画屈指の名作。
獄中の人間模様、贖罪や苦境への向き合い方を描く。
決して多くはない台詞の中で感情を伝える空気の作り方、モーガン・フリーマン演じるレッドの優しく安定感のある語り、汚さや温かさを掘り下げた人間の奥深い描き方、どんでん返しのような驚きとスカッとする脚本の良さが「獄中」というテーマにも関わらず爽やかさを彩っていてすさまじい。
ああ映画みたなぁ……とものすごい満足感を得ることができた。
映画はいいなぁ〜
映画は1日2本が丁度いいです。
【映画感想】最高の人生の見つけ方
「最高の人生の見つけ方」を鑑賞。
年齢は どれだけ生きたかは教えてくれても、どう生きたかは教えてくれない。 大事なのはどれだけ生きたかではなく「どう生きたか」という有名ホストローランド様の名言がある。
私はこの考え方は本当に大切だと、年齢を重ねる度に感じる。年齢に縛られがちな日本人女性には特に。
みんな幸せになりたいと思って生きているはずだ。でも幸せにはそれぞれの基準があって、何が幸せかは誰かが決められるものではないと思う。お金持ちだから、社長だから、家族がいるから、そういう表面的な役割でははかりきれない。時に思いがすれ違って(カーターさんと奥さんのように)誰かに求められていても、役割よりも自分のやりたいことを優先してしまうことだってある。
家族であろうと他人同士だから、当然ぶつかることもある。人が関わるときに波が立たないことはない。風がある限り海には必ず波が立つように、いい時も悪い時もあるから世の中は成り立っている。
登場人物それぞれの立場と感情が理解できるから、演技が上手いどころではないリアリティがある。
幸せは誰も評価してくれないから、他人が貼り付けるレッテルなんか気にせずに自分が思う幸せを貫けばいい。それが家族に捧げる人生でも、自分の趣味に熱中する人生でも、納得して生きて死ぬならそれは幸せな人生ではないかな。
ただ、役割を果たした先には、時間や労力、人生の中で費やした分の幸せが人生の終わりがけに返ってきて、待っているのだと思う。
自分が死ぬときになって「いい人生だったなぁ」と思える生き方をしたい。
生き方について考えてしまう、コメディだけど、哲学的な作品。
【観劇感想】レ・ミゼラブル(Les Misérables)
Les Misérables(通称:レミゼ)を観劇してからというもの、天使のファンファーレが頭の上で鳴り響き魔法のパウダーが降り注ぎニヤニヤしながら街中で踊り出すカーニバルなので、感想を残しておこうと思います。当方生憎ダンスはできませぬが…f^_^;汗汗滝汗
“テンション上がりすぎて踊り出しちゃう”っていう、外国の人など一握りの選ばれしリア充による高次元の感情表現があるじゃないですか。
ダンスの神に見放された私にはこれまでまったく理解できなかったけど、レミゼ観てこんな感じなのだろうかと思えた。踊れないけどうわぁぁ…!って気分。レミゼ観劇中はそんな調子で隊列の中で自由のこぶしを掲げていましたし、「ガブローシュたん(ものすごく早口)」と唸るだけのおねショタと化したのです。ガブローシュたんガブローシュたんコゼットたん
レミゼが凄いってのは芸人の斎藤さんの髪が薄いってのと同じくらい世界の常識だがレミゼは凄かったし、斎藤さんはカツラをかぶっていても面白かった。
レミゼの何が凄いのかって考えると語彙力を失って「凄い」という鳴き声のブタでしかなくなるのだが、18世紀のフランスにタイムスリップしたような感覚でした。月並みな感想でした。
レミゼといえば世界各国で愛される歴史深い作品。映画版が公開され話題になった当時、モテる女の子たちが「レミゼレミゼ」言い出して「レミゼ」がリア充グループの関門通行手形となっていた。あの頃陰キャだがリア充グループとも親交のある貿易商オタクであった私は、生きる術のひとつとしてレミゼを観た。
ウルヴァリンの人(X-MEN)奴隷と市長の演じ分けすごい!アンハサウェイかわええ!という感想でした。(安い感想、安い感性)
レミゼのミュージカル(というより、どミュージカル※どえらいちゃんとしたミュージカルの意)との出会いは友人の出演した舞台でレミゼソングを拝聴したときで、雷に打たれたような感動を覚えました。演劇に関してろくな教養もないくせに僭越ながら、特に「民衆の歌」の衝撃はすさまじく「ミュージカルで歌うための歌」という概念がはじめて芽生えた。
18世紀後半、封建政治の重税と飢えに苦しむフランスの人々に啓蒙思想がなだれ込んだ。どのような思いで民衆が立ち上がりボロボロの服のままこの歌を口にしていたのだろう、そんな情景が頭に浮かんでくるような迫力と情熱は凄かった。世界史には明るくないのですが、フランス革命は歴史の熱いターニングポイント。
そして陰キャの私なんかと友人でいてくれる彼女がこれまでの生涯の中で自由を犠牲にして、どれだけ練習につぎ込んできたかを私なりに感じていたので、登壇している人たちの鍛錬の成果の裏側にある見えないもの(だが舞台に重くのっかっている)にも尊敬の念がわいた。
〜あらすじ〜
十字架を背負った叩き上げの根が善人の男が、因縁の警官に粘着されながらも、男に捨てられたシングルマザーの娘を過去のつぐない的に育てる、結果オーライな人生(世の中はフランス革命で大変)
ここにいたこと
大きな箱の中に描かれる絵画を覗き込みながら人の一生を眺めているようなリアリティとパワーがあって、観終わった後は胸がいっぱいで、いい意味で気疲れしていることに気づきました。
そこには確かに人々の人生があって、たかがひとりの人間でしかない自分にとって人の一生を眺めるのは体力を使うんだなと思った。だから舞台に限らず「おはなし」はおもしろい!
悲しいのに歌うんかーい!等つっこんでしまいがちでミュージカルは苦手なはずなのに、東宝レミゼは全編ほぼ歌にのせてセリフを言ってるのが引っかからずのめり込めました。役でなくフランスの黎明期に生まれた人たちがそこにいるんだと思い込む…歌が上手いから自然に入ってくるし、人って感情が昂ぶると歌っちゃうんだ!いい役者さんには作品の世界の中へ観客を引き込む力があると知りました。説得力がある。
日本でも昔の炭鉱夫はタタラ場でたたらを踏みながら歌っていたというし、きっと人はつらい現実を紛らわすために歌っていたんだな。娯楽の少なかった時代に人を救ったのが歌だったのかもね。そうやってミュージカルが生まれたんだろう。だから魂のこもった歌ってパワーがあるんだ。
聖人ジャンバルジャン
時代の理不尽に巻き込まれて辛い目に遭って闇堕ちしかけたジャンバルジャンだけど、司祭様との出会いでハッとする。「俺このままではあかん、自分が恥ずかしい」って立ち止まって新しい命をもらった人。
過去に重ねた罪がどうあれ、生きてる間につぐないはできる。つぐないのひとつが自身のせいで巻き込まれて不幸に堕ちたファンテーヌの娘であるコゼットの面倒をみることだった。
凄い人だなぁと思う。ストイックなんだろうな。クライマックスではなんでコゼット達から離れるの?とびっくりしたけど、彼にとってコゼットのことはちょっと好きみたいな感情もあったような気がする…そんな言葉じゃ言い表せないような、バンジャルジャンの知りうる女性像のすべてとも言っていい宝物だったのかな。若いカップルから離れたってことは内側に隠した何かがあったはずだ。
彼なりに幸せな最期を迎えられたのではないかなぁというジャンバルジャンの生涯を、神様はずっと見ていたんだなと思った。やっぱり神様は見とるんや…科学的な根拠はわからんが、自身の振る舞いって心理的な作用で将来に影響すると思うし。
奴隷時代の若々しく野蛮な姿から、気品と貫禄が際立つ市長の壮年期、父性を携えた晩年まで役の振り幅がすごいため、ジャンバルジャン=上手い役者さんの代名詞の役という印象。
観劇後は「ジャンバルジャンの人上手いっ」とあたりまえ体操してしまった。劇団四季出身の吉原光夫さん、間が心地よくて(間が変だと一気に賢者タイムが襲うからとても大切だと思う)ナチュラルにミュージカルが耳に入ってくる素敵な演技をされていました。
かわいそうな美人ファンテーヌ
ファンテーヌは美人で、男の人と恋に落ちてコゼットを身ごもるんだけど男の人は逃げちゃって、まだちょっと過去から抜け出せないでいるシングルマザー。
でも若い頃の愚かさを自覚しており、子供のために出稼ぎに出て仕送りをする強い母親です。あの時代は今よりはるかに女性ひとりで子供を育てるのは容易ではないというのは想像がつく。時代はファンテーヌを娼婦へと転がり堕とす。
有名な「夢やぶれて」はみんな大好きだけど私も大好きな曲です。100万回聴いたオケがはじまった途端、好きまるがあふれみで涙(;_;)
英語版タイトルは「I Dreamed a Dream」──夢を見た、みたいなニュアンスかな?
夢見がちな若気の至り、現実を知りつつも、まだ絶望から抜け出せていない人生の荒波を表現している綺麗な曲。ファンテーヌの女性としての美しさ、愚かさ、母としての強さを詰め込んでいて、人生に挫折を覚えたことのある人には響く曲だと思います。
ファンテーヌは女性としての人生を謳歌した人だと思っていて、美人であるがゆえの悲劇が独特の儚さを生み、胸に響く(;_;)工場長から誘われてるせいで同僚から妬まれて意地悪されて…純粋な美人に降りかかる理不尽の数々。
ファンテーヌももっと生きる知恵があれば、下手に出て喪女ポジション演じてうまくやり過ごせたかもしれないけど、社会の中で美人が普通に仕事するのって逆に本当に難しいんだと思うよ。工場長ナンパするならもっとうまくやれよっ!女側にもいろいろバランスがあるのにーっ!笑
孤児から都会に出てきて変な男に捕まっちまった美人ファンテーヌという概念には純粋無垢と色気と母性を求めてしまうのですが、二宮愛さんえろかったです(>_<)♡すんまそん。慎ましやかながらも気品の感じられ、大人なんだけど若々しさもある色気が…よき!!!
実家がお金持ちっぽいマリウス
ジャンバルジャンに引き取られ美しく成長したコゼットはパリの街でとある青年と恋に落ちる。皮肉なことに、かつてコゼットを虐めてた夫婦の娘・エポニーヌが恋する青年マリウスと(T . T)こういうのって不思議と引き寄せるものなんですかね?因果応報の典型。子の代にまで巡るのこわいね。
ここの演出が素晴らしすぎた…!!!ふたりがぶつかった瞬間にパァァって世界に色彩が宿るような一筋のスポットが。あっいま恋したな!ってすごくわかった。笑
全体的に無駄のない演出が圧巻でしたが、縦横奥行きを使った緩急のつけ方に加えて、リアリティがありつつ「民衆を導く自由の女神」のロマン主義絵画の世界を再現したような情緒的なライティングがよすぎて最高です。バリケードの紛争のところなんかも、オケの迫力と合わさってすごい臨場感。
コゼットに出会ってから世界のすべてが光り輝き上の空の日々を送るマリウスがかわいすぎる。若いっていいな♡三浦宏規さん扮するマリウスの恋の解釈がわりと乙女寄りでかわいかった!恋した瞬間ってこういう感じだ〜!ってニマニマしてしまう(´▽`)
マリウスって家出中の貧乏学生って設定だった気がするけど、あの時代に先進的な民主主義的な思想を持って革命に加わっていたってことは聡明だったと思うんですよね。弁護士だしね。生い立ちの影響もあるのでしょうが。でも革命するぞー!って突っ込んでいるタイプには見えなかったから若さゆえの葛藤とか、かたぶつなりにエポニーヌの気持ちに気づかぬまま、かっこつけの中でコゼットに恋をして、年頃の男の子なりのいろいろがあったんだろう。
マリウス青年は品があるから育ちが透けてて、いいところのご子息っぽく見えたし目立ってたなー!「僕はマリウスポルメンスィ」って歌うところがすごい好き。本当に嬉しそう&楽しそうに歌う。
コゼットは光
ファンテーヌの娘であるコゼットは、いじわるな宿屋の夫婦の元に預けられ虐げられる辛い幼少期を過ごす。
だけどその品性を失うことはなかった。コゼットは生まれつき雲間から天の光に差し照らされているような独特の気品をまとった少女だった(ポエム)
コゼットは品があって清らかで、優しく包み込んでくれる母性もあり、画面の中でそこだけ光っているようだった。キラキラがあふれてる。
気品って顔立ちとかじゃなくて本人の持った資質だと思うので、熊谷彩春さんの天賦の才だと感じる。ヒロインはこうでなくっちゃ!的なヒロイン感がたまらないんだ!観劇後にSNSをストーカーしたらお顔もかわいかったけどねぇ。おじさんこういう子のこと好きだなぁσ(^_^;)
少し間違えたら軟弱に見えたり嫌味ったらしくなってしまう役だと思うんだけど、傷ついたマリウスを慰めて抱きしめるところは母の慈愛を感じたし、お父さんに会いに行くところとか自分の確固たる意思を感じた。
生まれ育った環境に影響を受けて人格が形成されるのは仕方がない。コゼットが育った劣悪な環境、あのような仕打ちを受けて、普通なら人を妬んだり嫌ったりひねくれたり黒い部分が出てくるものじゃないかな。
でもコゼットは違った。人を恨んだりしなかったし人を悪く言うことはなかった。
環境は変えられない。国民が飢えに苦しみ自由を求め混沌としていた18世紀のフランス、自分が生まれ落ちる時代には誰も抗えない。
でも自分の心の持ちようで、時代や過去や人を、恨むか許すかのコントロールはできるとコゼットは証明したんだ。時代や環境を恨んだってどうしようもないことがほとんどで…心のあり方は自分の軸であり、自分の人生は自分だけが主人公だから。
あんな暗い時代にコゼットは清らかで、そこだけキラキラ光っていた。コゼットは自分で光の道を選んだんでしょう。強く賢い女性だと思う。遠くにいてもお母さんの愛情に守られていたからなのかな?
だからこそ、自由を手に入れようと立ち上がり自分の意思で行動していたマリウスと惹かれ合ったのかもしれないなと感じました。自分で運命を掴もうとする人の元に道は拓けるのだ。それは知性でもある。
見ていて刺さるエポニーヌ
「あの何も知らないって顔したお嬢様(うろ覚え)」
さらっとだけど、嫌味ったらしくコゼットを皮肉ったエポニーヌ。
コゼットはエポニーヌに何もしていない。ただ、今は立場が逆転して貧しい暮らしを送るエポニーヌにとって、恋路にとつぜん転がってきたコゼットの存在が脅威だった。顔が可愛いだけで何もしない女に、ってコゼットに対して思う人がいるのも事実。
私なら好きな人が好きな相手をその人の前で悪く言わないし、好きな人に嫌われたくないし傷つけたくないから言えない。だからエポニーヌの行動選択はわからない(T . T)
ただ理解はできる。きっと昔は自分も同じようなことしてしまっていた気がする。そして品のない選択をすれば上手くいかないもの。だからエポニーヌの一挙一動すべてが刺さる…きっとみんなの心に同じような棘が刺さっている。みんな成長途中で同じような道のりがあったはずだ。
その暗い闇を乗り越えるか、悪い方に誘われるまま落ちぶれるかは、自分で選ぶことができると思う。エポニーヌは悪口言うだけじゃなくて、好きな人のために行動ができる勇気と、好きな人の前では少しでも潔白でいたいという健気な心のある女性だと思う。
「オン・マイ・オウン」は綺麗なメロディに切ない歌詞がのった名曲。やりきれない片思いの叫びが印象に残る曲で、こんな風に感情のせて上手に歌えたら気持ちいいんだろうなぁと思う。
でもライバルの恋路を助けるキューピットとなって尽くすなんて…いいシーンなんだけど、もったいないって気持ちになってしまった。
エポニーヌはマリウスのためにって思ってやったんだろうな。好きな人の頼みだから、ほいでマリウスに抱かれながら死ねて幸せだった。まだ若いエポニーヌの世界は狭くて、それがエポニーヌの幸せのすべてだから。
他人の幸せを願うのは素敵だけど、自分を犠牲にするのは違うと私は思う。人は結局自分の幸せにしか責任を取れないし、他人のために自分を犠牲にしたらいつかめぐって逆恨みにつながってしまう危なさがある。だから自分のことを“惨め”だと思ってる状態で人に尽くしたりしなくていい。幸せを分け与えるのは別だけども。
さらに、最期マリウスがエポニーヌを抱きしめるなんて、マリウスは逆にひどい!ってちょっと思った(T . T)
それはエポニーヌの最大の望みだったんだろうけど、まさに男性の性という描写で…マリウスの心はコゼットに決まっていてエポニーヌの想いに責任取れないのにそんな中途半端な優しさいらないよっ。エポニーヌに触らないでー!って暴れたくなった笑 最後キスしなくてよかった☺︎笑
でもエポニーヌは砦で死に行くマリウスの元に戻ってきた。せめて最期はマリウスと同じ場所で死にたい、という健気な想い。そして幸せに死ねたことを思うと複雑ですね。結果的にマリウスの命はエポニーヌに救われたものの、マリウスはエポニーヌに生きて欲しかったんだと思うよ。戦いの場から逃して生かすために手紙を届けて欲しいと頼んだ優しさがあったんだろうに…。マリウスは若々しくて不器用だけど優しいんですよね。
お互いの気持ちはここでもすれ違い。献身と自己満足はいつも表裏一体で皮肉なものです。
ただ、マリウスにとって、エポニーヌはタイプじゃなかったんだね。マリウスに好き好きって雰囲気出してたけど照れ隠しなのか乱暴になっちゃってて、これまでずっと友達以下だったしそれが現実。
マリウスが道端で急にぶつかった光がコゼットだった。頭の上に天使が舞い踊りファンファーレが鳴り響いて恋はジェットコースターみたいにとつぜん落ちてしまうから、誰にも止められないんだ。エポニーヌは違っただけ。間に入ろうとしてもぶつかって自分が怪我するだけ。
だから、エポニーヌのよさわかってくれる人この世の中に絶対いるから、違う人に時間と労力使おうよ!!!って肩を揺さぶってしまう。
コゼットのことは「素敵な子だね」とでも言って笑って明日には違う男の子とデートしにいこうよって思った!その方がよっぽどいい。短い人生自分のことを好きにならないようなセンスの悪い男の子に使う時間なんてないっ!笑
楽しい1日、暗い1日、どっちも同じ24時間ならむりやりでも切り替えて楽しい1日を過ごすほうがいいし、好きな男の子に性格悪いって思われる必要もない。
でも何も言えないし、その人にとってそこにしか幸せがないから口先で止めるのなんて愛がない。止めたとして、女の私にはマリウスの代わりはできないし代わりに命をあげることもできなくて、エポニーヌの幸せに責任なんて取れないし本人が決めるしかない。
もしも時代が違ったらエポニーヌは生きて、違う男の人とケロっと幸せになってたのかな。死んだからそこまでなのにと思ってくやしくなる。
エポニーヌは上手く演技しないとただの安い女の子のように映ってしまうかもしれないから、演技が胸を打ったんだと思う。見ててのめり込んでしまったからハラハラした!唯月ふうかさん、強くて片思いに焦がれて健気で暗さのある空気の作り方がお上手で。男まさりで気の強い溌剌とした中に女性らしい不安定な自己憐憫が混じったような演技がよかったです。泣き泣き。
彼女がいなさそうだけどかっこいいアンジョルラス
革命軍のリーダーアンジョルラスは知性と教養と統率力と勇敢さを兼ね備えたイケメンで、かっこよかった!革命バカ的な感じなので彼女いなさそうだけど。
カフェでの民衆の歌の力強い入り方や、バリケードに向かうシーンの演出が最高にかっこいい。観劇中のあなたも隊列に加わっていること間違いなし。
小野田龍之介さん、懐かしい!柳生の頃から社交的で知的だった印象。メガネを取って貫禄がついてかっこいい男性になっていた。
秩序に殺されたジャベール
知性は人を喜ばせるためにあると私は思う。思慮深さがあれば共有する時間をもっと楽しいものにできる。論理的に対話して、お互いの個の違いを理解することができるはず。
知性がないと人は異なるものを攻撃しはじめる。自分と違うもの、持ってないものが理解できないし、対話という手段でなく攻撃を選んでしまうから。
フランス革命では時代の流れの中でどうしても対話では解決できないわだかまりがいっぱいあったから、「自由・平等・友愛」の代償として、たくさんの命が失われてしまった。
律する心のある警官ジャベールは頭はよかったのかもしれないけど、知見は狭かったんだと思う。もっと多くの世界や価値観に触れて、そして赦す心を持たなかったから自滅した。己が正しいと信じるものや世界は決して完璧ではなく、裏側や例外があって、ひっくるめて受け止めていく心が必要なんだ。でないと常に裁き、裁かれる人生になってしまう。
ジャベールは罪人だと憎んでいたジャンバルジャンが聖人だと知ってしまったとき、法の穴がわかってしまって、狂った。彼を殺したのは自分自身の弱さなんだろうな。
伊礼彼方さん懐かしい!若かりし頃の伊礼さんの佐伯は嫌味のない社交的ハンサムで好きでした!年齢を重ねて、尖りと妖しい感じも残しつつ、いいハンサムでした。
まとめ
見据えるべきは過去でも未来でもなく現在だと思う。
過去に固執して弱い自分に殺されたジャベール、未来に夢をみすぎて堕ちたファンテーヌ、、、悲しい末路はそれぞれの人生でしかない。
でもやっぱりマリウスやコゼットやジャンバルジャンのように「現在」に照準を合わせて慈愛と赦しを持ち、自分たちの足で生きていくしかないんだろうな。
砦で散っていった仲間への償いや、結果として踏み台にしてしまった恋敵のことを想っていてもご飯が食べれるわけではない。人によっては薄情だなって思うかもしれないよね。
でもそうやって強く前を見たふたりだから、あの厳しい状況下で道が拓けたのかもしれない。
「感性を磨く」というのは、質のよい作品によりたくさん巡り合うことが大切らしい。
Les Misérablesは児童小説としても有名で、こういう万人に寄り添った質のよいおはなしやお芝居に触れる経験はいいなぁと思った。
「どうしてジャベールは橋から落ちたのか」「アンジョルラスを革命へ駆り立てるエネルギーは何なのか」「ファンテーヌにもっと別の選択肢はなかったのか」「マリウスはなぜエポニーヌでなくコゼットを選んだのか」
それぞれ異なる価値観に、なぜ?を見出し探究し考えることが哲学を鍛えあげるのかな。そこに正解なんてなく、出した答えが自分の人生の中の答えなんだろうな!
いろいろなことを考えながら、「ワン・デイ・モア」を聴くとじーんとします。
レミゼは曲がよすぎて全部微妙な曲なんてないから全部いいですね(/ _ ; )生オケ最高だー!
子役の子たちめちゃめちゃ可愛くて上手でたまらん気持ちになったし、キャストさんみんなよかったからよかった!!!って感じなんですけど斎藤さんに湧いたし、斎藤さん痩せてて俳優さんだと思い込んでた笑
途中で斎藤さんだと気付いた瞬間吹き出しかけた!すごい歌うまいしコミカルなシーンでのさりげない顔つきがおもしろくてほんとコメディアンの方はすごい!と思ったし斎藤さん髪があってもすこすこのすこ。
斎藤さんすこすこのすこofスコットランド!
【観劇感想】3rdシーズン ミュージカルテニスの王子様 青学VS四天宝寺
学園祭の王子様にDS版として四天宝寺が追加されたとき、白石のたたみかける隙のない口説き方と私服のストールの柄ムカついたなぁ。
そんな懐かしい気持ちを思い出しながら、四天公演のレポをしたためております。
3rdシーズン ミュージカルテニスの王子様 青学VS四天宝寺公演を観劇しました
3rdシーズン ミュージカルテニスの王子様 青学VS四天宝寺
テニミュ歴は記憶に霞がかるほど太古の昔に遡ります。
テニプリが全日本テニヌ振興会から叱られて、「もはやテニスじゃねーからタイトルをテニヌの王子様にしろ」と激おこされる以前、ファースト時代の、である。
※私は当時このテニヌのくだりに爆笑し阿鼻叫喚した。
作者たしけ神はテニス経験者なのに全日本テニヌ振興会からこんなクレームを受けて一体どんな気持ちだったのか考えるとどうしようもなく苦虫を噛んだような気分になる。
むしろテニスがテニヌだったのでは?と逆クレームをつけたくすらなってくる。逆ギレする若者のごときカルシウム不足である。今日からきさまは全日本テニヌ振興会だ。ゆえに私は今でもたしけ、そしてテニヌの王子様を愛し続けている。
※もちろん、このような団体は実在しません。
私はテニプリ(テニスの王子様)原作ファンなので、テニミュや俳優さんの専門ではないです。なのであくまで一般男子の感想としてテニミュを観たよ!という意味合いで備忘録を刻ませていただきます(ファンの子が怖いので保険をかけるスネ夫的思考)。
四天は女の子に人気
1stの記憶しか引き合いに出せない老害化石オタクで申し訳ないが、四天は人気校である。
夢女や腐女子(オタク的な角度でコンテンツを支持し、お金を落とす女性オタク層)、そして一般ファン(ジャンプや空耳を通してテニスを純粋な面白さ、ネタ双方の軸で愛する層)の隔てなく、全体的な人気を博している人気の学校、それが四天宝寺中だ。とはいえ四天はテニプリ全盛期では後期の学校なので、実質女性ファンの方が多そう。
公式が黙認しているとはいえ、事実上の無断転載である空耳を嫌う層が多いのは承知の上だが(俳優さんの演技をネタとして小馬鹿にされていることも女性ファンを逆撫でている要因)、テニスが積み上げてきた深い歴史を語る上で空耳は外せない要素だと思うので明記させていただく。
テニミュブレイクきっかけの裏には、空耳の大爆発がある。今の言葉を借りるならば「バズる」である。
ニコ動での空耳がバズらなければ間違いなく、テニミュは狭い女オタク村の一コンテンツとして儚い生命を終えかねなかった。
今のように青学が全国大会を3回制覇するまで続き、業界の金字塔となり、才能溢れる俳優さんがテニミュをきっかけに世へ排出されることもなかっただろう。
それほどまでに1stはクオリティの稚拙さがひどかった(あくまでも1stの歴史とそれを築いてくれた俳優さんたちを心から愛している上での発言)。
しかしテニミュは弄られキャラばりにその秘めたる愛嬌を世間から掘り起こされ、愛され、広く認知された。そうして今や2.5次元ミュージカルの礎を築く金字塔と呼べるほどの一大文化へと成り上がったのだから、積み重ねたひとつの歴史を憎むことはできない。
当時1stでは伝説の比嘉戦が集結を迎え、青学が次に迎え撃つこととなった対戦相手は、大阪府代表の四天宝寺中だった。
四天宝寺は大阪出身であるたしけの血脈を色濃く受け継ぐ。とにかく濃ゆいのがこの四天宝寺で、関西人らしく個性の爆発した校風は多くのファンを引きつけた。
四天とテニミュ、相性は抜群で、奇抜な演出や楽曲も相まってテニミュの四天宝寺戦は全体的にとても楽しい。
何より四天宝寺はイケメン揃いだった。
おもろいんにイケメン、モテない要素がない。現実世界で関西出身の男性がモテるのと同じ理由であるからに、オタク界の四天ファンの子はリア寄りの子が多い印象(あくまで私の目から見て)。
本公演やドリライの楽しみ方もみんなが和気あいあいキャーキャーしていて、とてもいい空気で楽しい。
\ホホホイホホホイホホホイホイ/
1st四天宝寺の校歌は曲の合間に上記の合いの手が入るのだが(元ネタ:ドリライ)、この楽曲はオタクのカラオケ必修楽曲である。オタクと男女混合カラオケに行くと99.9%この曲が入る。
また、男オタは比較的氷帝学園が好きだが、女オタクにモテたいならば四天宝寺の校歌を歌えるようにしておくべきだ。普段はテニプリを好きってことを黙っている女の子がとてもいきなり親近感を持ってくれてめちゃくちゃ沸くこと間違いないし、女オタクにチヤホヤされる。女の子はだいたい白石が好きだからである。白石のコスプレをできれば、なおよろしい。モテる。知らんけど。
だからこそ、だんだん普通に上手くなっちゃったりイケメンになっちゃうのがテニミュらしさが薄れるようで寂しくもある複雑なファン心理があった。
四天くらいの時期は空耳できないほど上手いキャストさんが増えて、そうなってくる、1stのときもあったんだけど。いいことなんだけどテニミュらしさが抜けていないか、そこが注目してしまうポイント。
四天宝寺中は白石蔵之介がつくる
グッズの売り上げ高比率などは詳しくわからないが、四天宝寺はそれほどまでに女性オタクの支持が厚い学校なのだという空気はひしひしと感じている。
そんなこんなで四天宝寺といえば女性人気、白石蔵之介の存在を無視できないだろう。
白石蔵之介という男はめちゃくちゃイケメンな四天宝寺中の部長であり、顔と性格がいいのですごくモテている。苦手なものは「逆ナン」、という鼻にかかったリア充爆発しろクソ発言をするものの、彼がモテてしまうのは逃れようのない事実なのだろう。
個人的にも白石はけっこう好きなキャラで、イケメンが苦手な私にとって鼻持ちならないパーフェクトイケメンなはずだが、彼はただのイケメンとは一線を画す。
ペットとしてカブトムシ(カブリエル)を飼育したり、金のアームを包帯の下に隠して毒手と呼んでいたり、そして致命傷は彼の口癖が「ン~~~、エクスタシィ!」、という悪癖にある。
このように白石蔵之介(ノスケ)は変人というより変態であるからに、イケメンを台無しにする変態要素で男性からも圧倒的な好感度を得まくっている残念イケメンだ。
1st白石人気はすごかった(四天宝寺B)。
ちなみに私も四天宝寺Bが好きだ。
四天宝寺Bのイケメンであるがオタクでもあり、オタク心を掴む視点、滲み出る変っぷり、演技はすさまじかった。まさに白石蔵之介とは、常人でありながらもまごうことなき変人であり、白石はイケメンだがどこまでも変態で、白石でしかないのだと思う。
やはり3rdの四天戦で最も期待したのは白石のキャストの仕上がりであったし、白石が白石でなければ個人的にはダメだと思った。
白石はイケメンだが、ただのイケメンに演じられたらカルシウム不足の若者ばりにキレてしまっていただろう。それほどまでに単なるイケメンは私の鬱蒼としたオタク心を逆撫でるし、白石蔵之介とはとても奥の深いキャラなのだと思う(ゆえにこれほどまでに深く愛される)。
逆に白石さえ白石ならば、今回の四天イケてるとも思った。
結果的に白石は白石であった。
四天宝寺中を代表する名曲「エクスタシー」は難易度が高いと素人目でも感じるが、高い身体能力、ダンス技術とリズム感、歌唱力、つよい顔面偏差値で、見事に白石蔵之介を演じていた増子敦貴さん。
何よりハイタッチの仕方がまじで白石で爆笑旋風を巻き起こしてしまった。白石のハイタッチがおもろいらしい、とは有識者の方から事前情報を得ていたが、まさか人気キャラ白石のハイタッチが運良く垣間見れるとは思わず。
ハイタッチとはアンコール曲の最中にイケメンがオタクに歩み寄り触れ合ってくれる慈善行為の一環であるが、普通は「キャーキャー///」となる。
しかし白石のハイタッチがまじでおもしろおかしく白石蔵之介そのものなので、これから現場に足を運ぶ方はぜひ刮目していただきたい。
かなり白石みのあるいい役者さんを発掘してくださり嬉しい(^O^)
また、青学が青学らしさを増していて感動した。
最初は心もとなかった青学だが、太く厚みを増しているように感じました。経験を重ねて自信がついたのかな?すごい!
この四天宝寺戦、イケメン白石と戦うのがイケメン不二周助という、超絶怒涛のイケメン対決が控えている。
不二先輩は世間から男女ともにかっこいい認識を得ている大人気のキャラであり、かくいう私も学生時代は不二先輩にぽっσ(^_^;)///していたクチであったので注目キャラであった。
私は監督やプロデューサーさんではないので、ダメ出しはファンの仕事ではないと思っている。ファンの意見を集めて昇華するのは演者さんや演出家さんの役割のひとつだと考えているゆえに。
だから感想ブログにマイナスな感想は書かないようにしようということをほんのり決めている。
そんなところを踏まえてこれを書くのは心苦しいが、四天宝寺戦を観劇する前の一抹の不安は不二先輩であった。
不二周助を演じるいぶくん(今回の青学で名前を覚えているほど好き)は全国氷帝のときにズコーーー!してしまい、私が吉本新喜劇ばりに椅子から転げ落ちたためだ。(エアコケ)
いぶくんはまさに1st時代を鮮明に思い出させる逸材であった。私も友人も、いぶくんのベビレ初見からいぶくんが大のお気に入りになった。(参照:ベビレ)
でもどうしていぶくんの名前を覚えるほどになったかというと、いぶくんの技術は拙かったが、私はテニミュにおいて技術が拙いのは悪ではないと考えているからである。
いつまでも成長しないことや、キャラ解釈の方向性が原作と違うことこそがエンターティナーとしての悪手だと私は感じる。
いぶくんの不二先輩は私が幼い頃に感じていた「不二先輩」と方向性が近かったように思う。ちなみに不二先輩過激派なので不二先輩のキャストに対しては毎回好き嫌いが激しく、絶賛したりキレ散らかしたりしているのだが、いぶくんの不二先輩はけっこう好きだ。
いぶくんはSっ気はないけど優しい人柄が出ててよかったし、全国氷帝から比べると飛躍的に上手くなっていて感激した。
ダンスが求められるこのご時世。エンタメを志せばどこまででもダンスがついてくる。勝手に共感して悪いけどダンス下手人種からしたら響くものがあるよ。
原作の不二先輩はしなやかで美しいイケメンだから、普通に男の人が演じるのは難しいと思う。
テニミュの中でダンスが上手くなくてもいいキャラならいいけど、不二先輩がダンス上手くないってヤバイから、大変なプレッシャーのかかる役ですよね。
いぶくんはダンスが綺麗になってたし所作が美しくなってて、めちゃくちゃがんばったのがわかった。素人目ながらに、成長できてすごいと思った。立ち姿の雰囲気がちゃんと不二周助に近づいていた!
アヒルが白鳥へと成長するような……まさにテニミュらしい感動をもらえて嬉しかった!!嬉しいような、寂しいような(;_;)ずっきーの大石を思い出す……
10代目青学、他には大石、菊丸、海堂が好き。タカさんもいい。手塚も好きなH型手塚だし(テニミュにはH型手塚とI型手塚がいる)
あと言うまでもなくにちかくんさんのリョーマすさまじい、ふわふわのときにハート飛ばしてた。飛ばし方まじでSの極みだった。圧倒的ヒエラルキー上位者みたいな下層の民を蹴散らすアイドル芸能人オーラが最高(優秀すぎるリョーマ)。
結論、今の青学けっこう好き。
四天は財前が良かったですね!
財前はオタクにすこぶる人気のキャラだがキャラクター性を掴んでいてすごいと思った!空気が似てるし些細な行動がめちゃくちゃ財前だった。ああいう前線ラインに立てるモテ陰キャいるよね。
生意気だけど白石や謙也のことを尊敬してるのが伝わるよき財前でした。
それから、らぶるすのエンターテイメント性がすごすぎて普通に笑ってしまったし会場の空気も温かくてとても楽しめた。楽しい公演でした。四天公演は楽しいエンターテイメントです。ドリライ楽しそう!
これから観劇される方はぜひ楽しんでいただきたいですし、いぶくん不二先輩の急成長ぶりが記録されるであろうDVDを買ってください。
公演詳細
3rdシーズン ミュージカルテニスの王子様 青学VS四天宝寺
期間 / 劇場
東京: 2018年12月20日(木)~25日(火)
日本青年館ホール
大阪: 2018年12月29日(土)~2019年1月13日(日)
大阪メルパルクホール
岐阜: 2019年1月26日(土)~27日(日)
バロー文化ホール(多治見市文化会館)大ホール
宮城: 2019年2月2日(土)~3日(日)
多賀城市民会館 大ホール
東京凱旋:2019年2月7日(木)~17日(日)
【観劇感想】「ミラクルステージ☆『サンリオ男子』」【キティさん】【きりみちゃんさん】【けろっぴさん】
〜プロローグ〜
世情の流れを趣味趣向の側面から見ると、個性が尊重される時代となった。
男性向け漫画市場で女性が男性顔負けに活躍する。男性がファッションとして瞳にカラコンをつけてスカートをはく。
ジェンダーレスという単語が浸透していく中で、性別ではなく個性という単位で物事を捉えようとする視点が強まっている。
「ミラクルステージ☆サンリオ男子」を観劇した余韻に浸る中私は、個性を尊ぶ時代の流れに思いを馳せ、きりみちゃんさんのポーチを握りしめるのだった。
『好きなものを好きと言えることは素晴らしい』
そんな風に“今のご時世”を反映した趣深いステージでした。
「サンリオ男子」とは「逆オタサーの姫」
「サンリオ男子」はサンリオキャラクターのことが大好きな男子高校生たちの日常や健気な想いを描く、サンリオのメディアミックス展開のひとつ。サンリオという老舗メーカーが自社コンテンツの可能性を広げる挑戦の中で爆誕したコンテンツですo(^o^)o
まず、私は初期からの「サンリオ男子」のファンではないのでファンの皆さまと感じる部分が違ったら申し訳ありません。「サンリオ男子」の名はメディアミックス展開の中で登場時から存在を認知していましたが、コンテンツをずっと追っていたファンではありません。外野から覗いた一意見となります。
幼い頃にサンリオが大好きだった女の子はたくさんいると思います。ゆるふわなキャラクターデザインや色合いは女心をくすぐる要素がたくさん詰まっています。
今思えば、私は立派なサンリオ女児でした。バッドばつ丸くんの学習机を愛用し、けろけろけろっぴのプールバッグを振り回して田んぼのあぜ道を駆け抜けていました🐸グッドはな丸くん派だったけど。
独断と偏見にまみれた私の意見を述べれば、女児は家庭の雰囲気で3タイプに分けられます。陽キャのディ●ニー、フツメンなサンリオ、オタクのジ●リ、みたいな。
言い方は悪いですが私はディ●ニーにハマれなかった女児なのです。
ディ●ニーは大変素晴らしくきらびやかな夢の世界を見せてくれるビッグコンテンツですが、美しい光が強すぎて息ができなくなる感覚に襲われる。「女の子なのにディ●ニーが好きじゃないの?」みたいなジェンダーへの圧力じみたものを感じる苦しさもあったし、それは今でも根強く残っているかもしれない。
そんな私にとって救いのオアシスがサンリオだったことは間違いない。
サンリオのキャラクターってゆるふわだけど、同時にどこか狂気を孕んでいると私は感じます。穿った見方を出来る人が考えたんだろうなぁというシュールな要素がふんだんに詰まっており、かわいい顔の下に隠す鋭い斬れ味にずっと心をゆさぶられている。サンリオはそんな大好きなメーカーさんです。きりみちゃんのツイッター面白すぎます。
サンリオの経営理念『みんな仲良く』という概念が大好きだ。学生の頃は(株)サンリオに入社したかったのです。でも絵が壊滅的に下手なので挫折しました。つらいです。
株式会社サンリオの成り立ちや成長は、創業者の辻信太郎氏が小物雑貨の販売においていちごのイラストをつけて売り上げが伸びたことがきっかけだそうです。
商品にきれいでかわいいイラストをつけることで売れ行きが大きく伸びるという“付加価値”の視点は、実際の価値以上の見えない価値を売り買いするオタクの世界にも通ずる部分があると感じます。
サンリオ男子=モテる
「ミラクルステージ☆サンリオ男子」は若手俳優さんの若い女性ファンにサンリオを好きになってもらうことを目指しているのでしょう。
またはその逆輸入として、潜在的な若い女性のサンリオファンにイケメン2.5次元ミュージカルをぶつけて相乗効果の盛り上がりを狙う。今流行りのメディアミックス展開の図式だと感じました。
私はこれを勝手に『オタサーの姫理論』もしくは『工学部の女子理論』と呼んでいて、異性の分母が大きい分野に入ることによって、実際の価値以上に需要を高めることが出来るという理論です。
モテたいなら姫か王子になれ!というやつです(?)
例1:女性アイドルが麻雀やパチスロを趣味にする
例2:男性オタクがスイーツ好きを公言したりコスプレイヤーになる……など。
飢えた界隈に異性が飛び込んできたことで需要が集まり簡単にモテます。
ファンを引き寄せるという意味では、“サンリオさん”“若手俳優さん”ファンのターゲット層が被るコンテンツを掛け合わせるのはとても理にかなったやり方です。
例えば最近よく見かけるサバゲー女子なんかそれだと思います。男性から人気のサバゲーの雑誌の表紙を女性タレントが飾る姿は多く見られます。サバゲー女子ってもう概念がめっちゃえっちですし、異性分野に掛け合わせた概念のエモさはよくわかる(それはあなたの性癖では???)
「サンリオ男子は」数年かけて発展してきたプロジェクト。
キャラクター達によるTwitter発信や、2016年4月から始まった杏堂まい氏による漫画連載、2016年9月に配信されたスマートフォン向け恋愛ゲームなどの展開で着実にファンを増やし、2018年1月からはファン待望のアニメ放送がスタート。
2018年4月にサンリオピューロランドにて「ミラクル☆ステージ 『サンリオ男子』」お披露目会が実施されたことを皮切りにネルケプランニングと共同の2.5次元プロフェクトが始動しました。
私が「サンリオ男子」に興味を持ったきっかけは、吉野俊介役の吉澤翼さんでした。
大好きな「ミュージカル テニスの王子様」に甲斐裕次郎役で出演していた吉澤翼さんが好きだったから、次に出演された「サンリオ男子」も観劇させていただきましたq(^-^q)
5月に「ミラクル☆ステージ 『サンリオ男子』」のイベントがサンリオピューロランドにて開催されるということで私も足を運ばせていただきましたが、それが人生初ピューロランドでした!
正直なところ、サンリオが好きと言えども茶の間にわかの私的にサンリオピューロランドって憧れるけどわざわざ行くまでもないというポジションの施設でした。関東へ遊びに行くならどうしてもディ●ニー行っちゃいますし……。
でもピューロランドめっちゃ楽しかったです。サンリオが好きなら楽しいと思います。きっかけをくださった吉澤さんには感謝です。
会場でお話を伺った皆さまは「サンリオ男子」原作コンテンツのファンの方々でしたが、層は20代前半~主婦の方まで様々です。皆さまプリンさんのファンでした。プリンさんはお強いですね……!
サンリオキャラクター大賞2018でも2位ですからね。3位のYOSHIKITTYの強さよ……震える( ゚∀゚)o彡゚
彼氏さんがサンリオファンで一緒にピューロへ来ていると話している方もいらっしゃり、皆さま年パス所持でピューロへ通っているそうです。意外に男性が多い印象でした。リアルサンリオ男子ですね(*∩´o`∩*)
これまでドラマCDやアニメで大興奮していたのにさらにミュージカルになるだなんて、ミュージカル本番がとても楽しみだとおっしゃってました。
キラキラと狂気のミュージカル
「サンリオ男子」は、男子高校生(一部教員)がサンリオの推しキャラを大好きなことを隠して健気に生きる姿を描いたストーリーです。コンテンツによりストーリーが変化するものの基本軸は変わらず、ミュージカルでは関西サンリオ男子が新たに登場します。
ミュージカルは和気あいあいかわいいぷりぷりサンリオ大好きな男の子を売りにしたお話的なものかと思っていたが、狂乱オタクの舞台だった。
観劇後はスペースマウンテンに乗ったあとくらいの爽快感がある。疲れているがさわやかな疲労である。
舞台でもキャラクターでも何かしらのオタクならば誰もが感じたことのある狂乱が様々な角度から盛り込まれていた。オタク達がイジられている気配をひしひしと感じる。しかしそれは愛のあるイジりで、おもわず笑ってしまうような要素がありすぎて困る。
サンリオさんってキャラクターの動かし方やファンの煽り方における失礼のないイジりがめちゃくちゃうまいし、腹を立てる系のファン層も少ない気がする。
サンリオピューロランドに通っている方ならあるあるすぎて笑ってしまうニッチなポイントもたくさんあったのだと思う。セットや音楽が生々しかった。再現率がすごい!というより、生々しい。
関西サンリオ男子によるファンサービス女装シーンがあるが、足は細いのにスカートから飛び出た膝が筋骨隆々な男で笑う。
ストーリーはオムニバス形式で進む……が、そんな細かいことはけっこうどうでもいい。
愛くるしさと狂気、愛情とイジり、光と闇……サンリオが確固として築いてきたキャラクターたちやファンが抱える奥深い気概がぞんぶんに詰まっていると感じる舞台だった。サンリオのよさが失われていないのでそこがとてもよかった。あっぱれo(^_-)O
自身の浅い経験をもとにするならば、2.5次元のミュージカルって女性ファンが推しのギャグに愛想で笑うみたいな部分が多いから劇場って「ふふふ」って控えめな笑い声くらいしか聞こえないんだけど(大きめなリアクションで笑っちゃいけない圧力もあるような気がする)、サンリオ男子の場内は「ヒー……!!」「はははっ」「ひゃぁぁ」みたいな感じだった。
笑いの間に悲鳴みたいなのが混じってるのが本当におもしろおかしく(主にきりみちゃんさんのくだり)、私も勝手に悲鳴がこぼれていたが、みんなそんな感じだった。
基本的には会場全体がキャーキャー湧いてました。
歌って踊る曲や客降りが多く、俳優さんファンの子だけでなくサンリオファンの方も充分ドキドキキラキラを体験できる要素がしっかりあった。
イケメン2.5次元ミュージカルの醍醐味のひとつはこの生の体感にドキドキできるところにあると思っているので、その緩急がバランスよく配置されており見ていて飽きない。
また、高い台車を2台使ったセットの移動やサンリオピューロランドを連想させるセットの世界観、縦と横に動きのあるステージの構成が好きだった。ピューロランドで実際に使用されているの衣装でキャストが登場するなどリアリティがあるし、アンサンブルの子達の雰囲気もサンリオに合っていた。
最後の宝塚みたいな衣装が好きだった。私は非現実の夢の世界を求めて劇場に足を運んでいるのだと思う。日常ではあり得ない白のサテン燕尾服?……d(^_^o)夢を見せてくれるとんでも衣装が大好き!
好きだった役者さん
◾️定本楓馬さん
豊原夢ノ介役の定本楓馬くんが想像以上にとてもよかった。
定本楓馬くんは過去にテニミュへ出演しており、個人的に解釈合致のドS不二先輩だったので好きです。
彼は顔が可愛いのに本質は筋トレを好む雄である。が、頭がよく自分のキャラポジションや強みを俯瞰で見れているため客観的に自分の顔が可愛いことを知っている(邪推)
女装やかわいい衣装のお仕事は内心複雑そうだが、きっちりやり通すところが好きだ。
京都人へのイジりと自分がおもしろく見える表情と間をよくわかっていて、つくづく空気が読める男性であった。日本舞踊みたいなやつと、「キティさんvsキティはん」戦争のくだりと、キティはんおみくじクレーマー、おもろいし全部おもろい(おもろい)※おもろい
◾️吉澤翼さん
吉野俊介役の吉澤翼さんは安定感があり、キティさんガチ恋過激派として名演技をしていた。金髪が似合う。ずっとやめないでほしい。
キティちゃんのことをキティさんって呼んでいるしゅしゅくんのキャラクター性がそもそもおもろくて好きだ。しゅしゅくん、初恋の子にキティさんのお守りをもらってからキティさんが好きって設定だけど、君キティさんガチ恋なのでは???と勘ぐってしまう。
ガチ恋のくせに「キティさんは尊敬する人です」という隠れ蓑に恋心を覆い隠すオタクの妙なプライドみたいなやつを感じる。好きなんでしょ?と振ったら「キティさんはそういうんじゃねぇ!!」とかキレてきそう。
吉澤さんはしゅしゅの食い気味なセリフの言い方など、過激派オタクの要素をよく掴んでくれている気がした。
クライマックスでキティさんご本人が登場するシーンがあるのが、それが圧巻だ。1番好きだった。
しゅしゅくんのエスコートがとてもかっこよくてでも相手はキティさんで、キティさんが本当に女性に見えてくる。いや、キティさんは女性だったのだ。大量のイケメンがビチッと並んでキティさんに傅いている。
あなたは客席でまばゆいきらめきに呑まれながら「何を見せられてる──!?」と困惑の渦の中へのみこまれるだろう。
サンリオおじさん
サンリオおじさんのくだりは大人世代に響く名言が詰め込まれていた。
「好きなものを好きと言える」……これは素晴らしいことだと思う。
ほんの少し前までオタクはオタクというだけでキモい扱いをされていた。だからみんな隠れオタクとして世間に擬態する。私はそれが利口だと思うし悪いことだとは感じない。
でも時代は変化して個人の趣向に対する偏見が減ってきた。若い子たちの中にはオタクを公言する人が増えた。
男子だけどサンリオが好き、2.5次元ミュージカルを観に行くよ、そういう趣味趣向がオープンになり小出しにできるご時世なのだと思う。
サンリオおじさんの「俺たちの時代は堂々とプリンが好きだなんて言えなかったなぁ」的な言葉は胸を刺した。
オタクが浴びてきた好奇の目が走馬灯のようにかけめぐって切なくなったし、もっと若い世代の子たちには胸を張って好きなものを好きと言える時代が来ればいいなぁと思う。それと、自分の好きなものを否定するような人とは付き合わなくていいと思うし、聞かれたくないことを無理に言う必要もないよ。
公演は12月9日(日)までとなりますが、当日券販売の情報が出るかもしれません。当日券の情報は公式Twitterで発信されます。また、千秋楽公演の模様はニコニコ生放送で中継されます。
12月にはDVD発売全国イベントが控えており、まだまだ終わらない「サンリオ男子」が駆け抜ける道のりをお見逃しなく!まだ観ていない方はぜひ動画配信やDVDなどでチェックしていただきたいですo(^o^)o
かいつまんだ感想となりますが以上となります。
今後もこのような前向きな気持ちになれるメディアミックス展開が増えていけばいいなぁと思いました。
けろっぴさんのお口の絵が描かれたマスクのグッズが欲しいです。
◾️公演情報
会期:2018年11月29日(木)~12月9日(日)
会場:天王洲銀河劇場
原作:サンリオ
12/9(日)17時~
千秋楽公演の様子をニコニコ生放送で配信
前半は無料で視聴可能
※全編視聴はニコニコ有料会員のみ
タイムシフト予約→http://live.nicovideo.jp/watch/lv316713126
【観劇感想】チームパーティー比嘉【シーサーくん】【チムパ爆誕 】
Higa Higa Higa Higa...🌺
身体にしみついたEDMとアップテンポなサウンドがふいにわきあがり、ずんちゃ♪ずんちゃ♪とデイゴの花のごとく小躍りしはじめてしまう。
そんなふうに比嘉中ディスコパーリー2018口からシーサービームナイトの余韻が抜けないまま日々の生活を過ごす。みんな比嘉中ロスにおちいり、TLは凪の海岸線のごとく不気味な静けさをみせる。
3rdの比嘉中がみんなから愛されて、別れを惜しまれている証拠だと思います
「ミュージカル テニスの王子様」から派生した新しい試みのひとつ、各校にスポットを当てたライブコンテンツが「チームパーティ(チームライブ)」です。
10月27日(日)京都小劇場にて開催された「チームパーティー比嘉」京都千秋楽を観劇したので、その感想をまとめさせていただきます。
私は古い時代からテニプリやテニミュが大好きだけど、ほとんどファーストのことしか知らないので「差し入れ持ってきた知らんOBが部室に入ってきたとき」みたいな印象を与えていると思うけど、感想を書かせてください。
観劇中は「ひやぁーーー!(語彙力の欠如)」みたいな感じだったのですが、この感動をきちんと言葉にして伝えたくて。。。がんばります!!(?)
Higa Higa Higa Higa...🌺
現役がみせた比嘉中の集大成
そもそも、私はテニミュの比嘉が大好きです。
テニミュ自体が好きですが1stから比嘉って全体的に高評価でした。周囲の方々の声を聞いてもそう感じます。テニミュと比嘉はシュールさが強いのできっと相性がいい(´∀`) ♡
最高の比嘉中をありがとう。
いろいろ考えたけど、今はこんな気持ちでいっぱい。
私はファーストの比嘉が大好きだったから一生1stの比嘉を超えるものなんてないと思っていたけど、新しい出会いってあるんだなぁと思った(恋愛ポエムか?)
最高峰のエンターテイメントを見せてもらえたと思いました、すべて含めて!!
◾️チームパーティー比嘉(口からシーサービーム)
チラシの出来が大変素晴らしかったので(シーサーの口からサイリウムのビームが出ているテラディスコおもしろチラシ)、よくあるスチール詐欺かと心配していたが、先に公演を見ていた比嘉好きの方から「ほんとにこんな感じです」と言ってもらえたのでほっと胸をなでおろしながら劇場へ。
そもそも、このネタは「南の島から来た刺客(ダークホース)」が3rdでディスコ化していたことに由来する。
なぜ比嘉とディスコが合うのか???それはわからないが、少なくとも私からしたら完全に解釈合致であったし、口からシーサービーム、目からシークワーサージュースでありました。
現地沖縄で遭遇した男子高校生もダンス好きって言ってておねだりしたらちょっと踊ってくれたし……比嘉中(特に平古場や甲斐)も本当にそういう感じだと思う(?)マイルドDQN感かな、ディスコってちょっと古……ダサ……だし……エモ
・イギリス漂着の寸劇
はっきり言って、比嘉中がいつも変なところに漂着しているネタは何度こすってもおもしろい。木手ってスマホの地図アプリ持ってないの??
やはり関西人である許斐先生の血脈が流れる比嘉中、お金ケチってヒッチハイクで沖縄帰ろうとしたり(OVA)いかだで島から脱出しようとしたり(ドキサバ)同じ展開をこすりまくっているが、それがいい。
・カミナリ一家の寸劇
雌シーサーたちが役者さんにキャッキャってする時間(∩^o^)
ママキャラという最強オネェツールを手にした雷太ママ(雷太大先生)のうまうまなMCまわしにより客席や画面の前のあなたはバブちゃんと化すこと間違いなし。
雷太ママにより構築されるアットホームイケメン島国エンタメ空間🌺
スタッフさんからのタレコミが面白かった。
けっこうガチの恥ずかしいタレコミなために役者さんが本当に暴れたりもだえたりしていて笑えた。
あと役者さんたちの個性が爆発していてさすが比嘉中に選ばれし男たちだと思った。個性派集団すぎる……(›´ω`‹ )
私が思うに、刺激のない人なんてつまらないしただのいい人や優しい人なら現実の彼氏や旦那さんみたいな身近な存在で女の子は満たされちゃう。だから尖ってるくらいの個性を出すのっていいなぁと思いました。
自分の殻を破っている証拠だしファンの前でもリラックスできているのがまた余裕だね。何目線……?
・ライブパート
みんながくつろいでいたほのぼのカミナリハウスがビカビカビカビカ!!!⚡️と七色のネオンに包まれる。
私は「ぎゃあああああ!><」とほとばしる閃光で目を潰されながら、「目がぁぁ、目がぁぁ!」とブラックホールに吸い込まれないように必死でシーサーくんの足にしがみついたのだった。
シーサーくんはぴょん、ぴょん、と跳びはねながらフレームアウトして行ってしまった(;_;)置いて行かないでっ
カミナリハウスが宇宙みたいになってライトがまばゆくてドッドッドッドッみたいなEDMで爆上げしはじめて、わけもわからぬまま会場は阿鼻叫喚の嵐。
比嘉中マブ、激マブぅ(>_<)
吸い込まれる~!ってもがきながら興奮と笑いといろんな感情で窒息しかけた。本当は席に座ってはわわしていただけである。3rdのバイキングホーンを観劇した際に、興奮で息ができなくなって頭を抱えたときと同じきもち。
カミナリハウスがディスコ宇宙ブラックホール戦艦になってしまうという神謎テニミュ演出、1番興奮した。
Higa Higa Higa Higa...🌺
好きだった役者さんたち
●松井遥己さん(新垣役)
「平古場先輩は顔がいいし金髪やからイギリスでもやってけるやろシ~サ~(うちなーぐし不明)」ってサラッと言う新垣に比嘉の風通しの良さを感じる。
私が2年で平古場みたいなパイセンいたらそんな口叩けんぞおお(•ө•)でも平古場って気を遣われるの嫌いだから生意気に来る後輩にちょっと喜びそう、わかる。
新垣に腹黒天使というニッチな需要向けの設定をつけた松井遥己さん(新垣役)は戦い方を知っている男だ。スキマ産業。
●高田誠さん(田仁志役)
「比嘉中テニス部にスカウトするなら誰?」みたいな質問での回答が見事だったとテニプリファンから高評価でした。
「自分が」ではなく「自身が演じるキャラクターなら」「比嘉中に必要な戦力は」とキャラクターを前提とした受け答えをしたテニプリ愛す精神がオタクみたいで素晴らしい。
タレコミで急かされたからタカさんにちゃんと腹筋ローラーあげるの律儀だね。
●吉澤翼さん(甲斐役)
動物博士ムツゴロウさんキャラを新たに獲得した奥深い人物。
次男っぽい……!!足パカーンって開いて座るところが好きです(•ө•)ここは自分ちくらいのリラックスっぷりでしょおお!めっちゃかわいい!
ステージに立つパフォーマーとしての実力や研究心、センスが素晴らしい方だと思います。役によって表情の作り方や声を変えているところがすごい。みんなが大好きな男らしい身体のがっしりさもあって、本当にすばらしきかわいくてかっこいい甲斐くんでした(´∀`) ♡
何より自分の魅せ方を知っている方ではないでしょうか。合ってる自分のキャラポジション、似合う服装、金髪(役のため)など、他と差を出しつつ全体的な統一感があってわかりやすいアイコニックがある。だからファンの方が多いんだと思います。それがファンから求められてるイメージからズレてないんだなぁ。
全体的なキャラ、声を操る器用さ、総合的に声優業への進出にも期待でし!!
●武藤賢人さん(木手役)
みんながギャハハハハってなってるときもワンテンポずれてニコニコしてたり大人しめなところがおじいちゃんみたいでちょっと天然入ってる??(おきゃわ)
でもやる!ってときはノリ全開でやり通すからお笑いとか好きそう。
比嘉中をまとめようとがんばってるのむちゃくちゃ伝わりました。
人って適材適所のポジションがあって、リーダーにもタイプがあるから、人柄とキャラで集団を平和にさせられる感じ??引っ張るのは雷太先生が担ってくれていたのかもだけど、武藤さんが気持ちのこもったお礼のSNSを節目節目で書いている純粋真面目なところファンのみんなはちゃんとわかってたと思います。
悪い大人にそそのかされないように(>_<)
ハイタッチの時に顔が小さくてお菓子かと思った。あと目が大きいから幼女かと思った。顔面がかわいい人!!かわいい木手でした。かわいいしか言ってないけど木手もかわいいから仕方ないね。
●雷太さん(知念役)
経験豊富で社会性が高く、チームのブレーンとして暗躍してくれたアサシン。
比嘉中を安全にまとめられたのは雷太さんあってのことだと思います。
たぶんネットリテラシーとか言っちゃいけないこととか言葉にし難い礼儀をわかっている方なので、上手くストッパーになったり調整してくれたんだろうなぁと思った。治安の維持に奮闘してくれてありがとう!!
そして文章力が高いので、「あい、いたの?」のテニミュブログはどれも読み返すくらい好きです。
ハイタッチのときに腰をかがめて目線合わせて丁寧にタッチしてくれたりしてキュンだった。寛だった。寛夢女だからしあわせだった。素敵な男性だ(;_;)
●園田将司さん(不知火役)
お笑い芸人兼俳優のルーキー。特技はもんじゃ焼き。
とあるSNS動画で「元副店長の力」というコンテンツを発信していたのが本当におもしろおかしく、しばらく引きずった。しかしその動画は1日経つと消えてしまう儚い命だったので、今でもあのヘラさばきを思い出しては恋しさで胸を痛めている。
おもしろすぎる上に周囲の人に馴染むのが上手い方なので、男にモテるタイプで生き残ること間違いなし。好きすぎる。奇跡の親指って何ですか!?><
インスタをはじめたらしい。おもしろい。
お見送りのときに泣いててなんていい子なんだろうと思った(;_;)
●岩城直弥さん(平古場役)
平古場凛というイケメンキャラにふさわしい甘いマスク、演技力、高身長などさまざまな武器を携える大人気の岩城さん。
だがしかし、スタッフさんからのタレコミで「ジャージがダサい」と指摘されていてメンバー全員と会場がどかんどかん湧いた。
こういうときにムッとするんじゃなくて恥ずかしすぎてうずくまってしまうのがいい人だと思った(だからスタッフさんからも愛されていじられる)。
私としてもひそかに、岩城さんは写メなどでいつも似たようなアディジャを着ていて、アディジャ似合うなと思っていた。ナ●キの日もあった。それはもうアディ●ス(ナ●キ)からスポンサー契約が来ているのかというくらい来る日も来る日もアディジャを着ていた。
そして、パーカーの紐の長さが左右でバラバラだったりして、垣間見える抜けポイントにエモみを感じていたが、「顔がイケてるのにジャージがダサい」という萌え属性を公式から付与されてしまい最高でした。
メンバーのみんなからプレゼントでもらった帽子をずっと被ってたりするのがいい子だぁぁ(;_;)お願いなのでかわいい八重歯を一生矯正しないでくださいm(_ _)m
役者さんとしては、当初役を演じているんだと気がつかないくらい平古場凛そのものだった。岩城さんは強気っぽく見える系統の顔立ちなので、たくさん研究して自分とは正反対の役柄を演じていたんだなぁとわかったときは胸が熱くなりました。
中身とのギャップがある人なのかな?でもキツめの役はすごく合ってると思う。
キツそうな見た目でオラオラな演技して、素顔はちょっと抜けてて真面目って最高のギャップだ。ファンの女の子的にはニャンオラってたまらんスマッシュだと思うので、これからもいろんな役を見たい方です(´∀`) ♡
いつかアディ●スからスポンサー契約をゲッチュして欲しい!!
素晴らしい平古場凛をありがとうございました!!!!
好きだった曲
◾️スマイル・アンド・ティアズ
アンコールソングのふわふわ(スマイル・アンド・ティアズ)がとってもいい曲で、ずっと頭の中に流れています!
テニミュの曲はぜんぶ良曲だと思いますが、特にアンコールソングは珠玉の名曲が揃っている。
テニミュとは、まぶしいキラキラ、青臭くて土臭くてちょっと恥ずかしいけど胸が熱くなるような……そういう青春時代のかけがえのない熱をぎゅっと詰め込んだ宝箱みたいだなぁと私は思う。アンコールソングは、テニスの王子様たちがひたむきに青春を駆け上がるキラキラにスポットを当て、明るい曲調で表現されている。
私は1st時代のアンコールソング「F・G・K・S」「On My Way」が、今でもスマホに入れてるくらいめちゃくちゃ大好きです。3rdでもたくさん歌ってくれていてすごく嬉しい。
「スマイル・アンド・ティアズ」はそれに肩を並べるくらい大好き!!
この「スマイル・アンド・ティアズ」通称「ふわふわ」がなぜファンの間でまっさきに話題になったか。
それは、サビが「ふ~わふわ~♪」という、シンプルかつストレートでまったく意味がわからない謎ワードで表現されていることにある。だが、癖になる。
ふ~わふわ~♪と手をクリオネみたいにふわふわさせるダンスも合っててかわいい。木手がそのダンスしてるシュールっぷりとか激しい萌えを感じます(/ _ ; )
しかし、サビに入る前の歌詞ではテニスに打ち込む男子中学生のまばゆさを見事に謳っており、土臭くキラキラしていて素敵。
まさにテニミュらしい斜め上から下から刺してくる個性の斬れ味がすさまじい。キレキレな名曲でした。三ツ矢さん♡ℓσνє♡
◾️比嘉の曲すべて
本当に全部好きだしアレンジもディスコでめっちゃよかった。
ダンスもフォーメーションZくらいまで増えてて超イケてた。
円盤がすごく楽しみ。
チームパーティ比嘉の映像は全国氷帝の円盤についてくるそうなので、観れなかった人などはぜひ円盤で見てほしいです(∩^o^)
ご予約はこちらより⇒https://www.tennimu.com
3rd比嘉中の好きだったところ
◾️キャラ解釈
解釈って抽象的だけどすごく大事な部分で実力の見せ所だと思います。特に2.5次元ミュージカルでは。キャラクターありきで生まれる人気の影響が大きいから。
3rdの比嘉中がなぜここまで素晴らしく、ファンから高評価を得たのか。
それは技術、愛のある解釈、両方の座標が綺麗につり合っていたからだと私は感じました。
3rdの方々は本当にみんな上手い。
私の敬愛する荒木宏文さん(2代目の乾貞治役)もドリライ円盤インタビューで言っていましたがo(^o^;)o
イケメンだし踊れるし歌も上手い。客席で、心地よく金額をお支払いできるパフォーマンスを見せていただいたという納得感がある。
じゃあどうして技術的に拙かった1stが永遠に世間から愛されているか??って、やっぱり愛のある解釈があったからだと思うんです。オタクじゃなくても男性はテニプリ好きな方多いですし、そいういう原作ファンも納得させるみたいな要素?
技術どうこうじゃなくて気持ち(体育会系みたいな発言)
1stの役者さんはテニプリを子供の頃から読んでいてテニプリが大好きな世代だっただろうから、キャラクターへの解釈も桁違いだったと感じます。
「飛影はそんなこと言わない」お通夜状態になることなんてほぼなかったかな。
3rd比嘉はみなさんテニプリ世代ではなかった方がほとんどだろうに、「なんかそれ違うな」って思ったこと、私はほとんどなかったです。正直、おや?ということがあっても次の公演とかで速攻で直っていたらしいので素晴らしい(;ω; )
テニプリ特有の膨大で細かいキャラクターのプロフィールをちゃんと調べて読み込んでくれて活かしてくれていました。
日替わりやトークコーナーなどでキャラクターを前提にしているこだわりが見えると、ファンとしては嬉しいですよね。
余談ですが私は趣味のコスプレイヤー時代もこだわりが妙に強かったから、キャラクターの格好でキャラクターがやらないようなことは控えようと意識してました。美少女キャラの格好でお酒飲まないとか、余計なごついアクセサリーはできるだけ外すとか、その程度ですが。
やっぱりキャラクターのファンからしたら、「●●はそんなことしません!」って場面を見かけたらちょっとショックじゃないですかね(>_<)
そういうオタク心理といいますか、役目をまっとうしている間はできる限り、見てくれる相手の立場を想像すること。仕事でも服装でも普段の振る舞いでもすべてに言えるし、私も研究し続けていきたいところかもしれません。
◾️仲よしさん
3rd比嘉はチームの統制がとれていたな〜ってイメージなんです。仲良いんだなってわかるから安心感がある(>_<)
お互いを尊重して、わきまえて、いい意味で一歩引ける部分があるというか。みんな精神的に大人なんじゃないかな。
そう感じたきっかけは初代木手のルークさんが観劇に来たというSNSを見かけたときだったと思います。私も嬉しすぎてちょっと泣いた><
OBが来たら、わらわら集まって挨拶して写真撮ってる(かわいい)
そしてOBが来た報告をすればTwitterでバズるのはわかりきってるけど、でもメインでネットに上げるのはOBと同じ役の子に譲るみたいな。そういう感じのSNSの使い方、微妙な気遣いとか礼節がしっかりしているなと。
あとチーム内がギスついていると客席、SNS上からもじんわりわかると思うんですよね。・°°・(>_<)・°°・。
答え合わせをしているわけじゃないから正解なんてわからないけど、1stの時代からそいういうのは本当にあるなと私ですら思います。舞台にいっぱい通っていた方はもっとそういう空気を感じているし、気づいている。
周り全員がライバルみたいなお仕事でさすがにチーム全員が仲良しこよししているなんて夢は抱いてない。だけど集団でやる舞台というお仕事、チームワークがアウトプットするものに多少なりとも影響があるのは間違いない。
だからたぶんチーム内の風通しが良くて仲良い方がお客さんは見ていて安心できると思う。
違う人間同士が集まる集団でなるべく仲良くするってお互いの努力があってはじめて成り立つものだと思うし、それは学校でも会社でも同じことなんだろうな。人間いつだって何かに属さないと生きていかれないから、社会性は大事だと思う。
何かと燃えやすい時代ですから、そういうささいな溝からつけ入られて刺される隙が生まれるもんね。みんなで仲良くして嫌な可能性は潰していきたい。2.5次元ってスチールウールくらいの燃えやすさだからo(^o^;)oぼっ🔥
テニミュで炎上という名のカタルシスは観せないで欲しいよ。がんばれぇー!
比嘉中は見ていて安心できるおかげで気が散ることなく集中できて楽しかった。
だからと言って燃えても恨みっこなしですよ!
楽しいものを見せていただいた事実はずっと変わらないので。しかし円盤がなくなるみたいな犯罪だけはやめてほしい(›´ω`‹ )
以下はあまり関係ないですが、私の感じたこと。
きらびやかな世界を少し覗かせてもらって思う。
若手俳優さんって「やってることアイドルじゃん」なんて揶揄もあるようだけど、近いようで違う気がします。
素人の意見で申し訳ないですが、「アイドル」って若さや性的なその人自身の魅力を売るということで。
「役者」は「他人(キャラクター)の人生を自身の肉体を通してアウトプットする」という仕事だと思う(演技できない素人なのに申し訳ないです)
アイドルだってセルフプロデュースで自分の像を作る努力の賜物なのかもしれないけど、どんどん若くて魅力的な子が出て来るから、アイドル的なやり方での限界は天井が近いと思う。
一応2.5次元は演劇なわけだから、キャラ解釈はつまり役の作り込みと想像力。
自分の価値観を壊して、キャラクターならどう考えるか、どう行動するか、悲しいときに泣くのか笑うのか……そういった紙やアニメーションでは表しきれない「if」の空気感を描くことではなかろうか!?(•ө•)
だから役者さんって精神壊しがちで舞台袖でげーげーやってる方いると言いますし。他人の人生を突き詰めて考えるというのは、それだけ精神的なエネルギーを使うということだ。すごいなぁ。
同等に考えているわけではないけれどオタクたちもキャラクターの価値観を愛しく思って、その先を想像して生み出したものがたくさんある。そうやってオタク産業や創作活動が盛り上がって巨額のお金が動いている。
許斐先生の握った筆で描かれたキャラクターに命が吹き込まれて、人の心を動かして、ひとりの人生を明るく変えることだってある。まさに無から作り出した有であり、想像力の持つエネルギーはなんて大きいんだろうと思います!!
だから役者さんは、キャラクターの命を自分の肉体に憑依させて現実に呼び起こす、傀儡みたいな存在だなぁと思う。
きっとテニミュ1stって紀元前の黎明期というか、2.5次元の礎を築いた伝説として不動の位置にあるものだと思う。
やっぱり当時は2.5次元ミュージカルにまだまだ冷たい視線が浴びせられていた頃ですし、コスプレの技術もパフォーマンス技術も荒削りな部分が目立っていた。
時代は移ろい「ミュージカル『刀剣乱舞』」など数々の2次元作品が舞台化され、イケメン俳優さんたちの活躍の場として2.5次元は一文化へと成長しました。
しかしそういった“混沌の歴史”を理解しているか否か、は大切なのではないかと感じます。観劇にもアウトプットにも言える。ありがたみも重みも違ってくる。
古い時代、私のような端くれのオタクですら偏見の目線を浴びる歯痒さはありました。「コスプレで仕事とかしてんの?草w」みたいな( i _ i )
どっちが悪いとかじゃない、オタクコンテンツと一般的な感覚、いつかはきっと仲良くできるし、技術やコスプレのレベルが追いつけば「バカにされるお遊戯」から「文化的コンテンツ」に昇華される日が来ると願っていました。
その中で歯を食いしばってやり通したテニミュ先人たちの覚悟は相当だったろうし、偉大だと思います。今でも現場で活躍されている方なんて特にそうとうな苦労をされたのではないかな。
眩しい光の中にいるときは周りが見えなくなりがちだと斎藤工さんが言っていたけど、ファンへのありがたみを忘れるということなのかもしれないな。
スポットライトってあるけど、自分にスポットが当たってる時って眩しくて客席も周りの子も見えなくなります。あと肌荒も飛ばしてくれるから盛れる。屋外ステージは客席がよく見えるけど、照明さんのいるステージの方が豪華だよね。
周りの表情が見えるのは別の人にスポットが当たった時。そのときはじめて、自分じゃなくて違う人にお客さんが夢中になってる顔がよく見える。そういうの、光の中にいるときはわからないものだ。
でもいろいろなパフォーマンスでもらった楽しくて嬉しい気持ちだけは本物😆
そんなことに想いを馳せるほど今回の比嘉中は素晴らしかったです(;_;)
好きなものに関わってくれた人たちを心から大好きなれて本当に楽しかったし嬉しかったし感謝してます!!
3rd比嘉中、ひと区切りの結びとしてお疲れ様でした🌺
本当にいいものを見せていただき楽しい時間をありがとうございました!!!
◾️公演情報
東京公演
日程:2018年10月18日(木)、20日(土)
会場:AiiA 2.5 Theater Tokyo
京都公演
日程:2018年10月25日(木)、27日(土)
会場:京都劇場