蝶のように舞い蜂のように刺す

作品へのありがたみを込めるお(^o^)ノシ 舞台・2.5次元ミュージカル・映画の感想備忘録。

【映画感想】最高の人生の見つけ方

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最高の人生の見つけ方」を鑑賞。

 

年齢は どれだけ生きたかは教えてくれても、どう生きたかは教えてくれない。 大事なのはどれだけ生きたかではなく「どう生きたか」という有名ホストローランド様の名言がある。

 

私はこの考え方は本当に大切だと、年齢を重ねる度に感じる。年齢に縛られがちな日本人女性には特に。

みんな幸せになりたいと思って生きているはずだ。でも幸せにはそれぞれの基準があって、何が幸せかは誰かが決められるものではないと思う。お金持ちだから、社長だから、家族がいるから、そういう表面的な役割でははかりきれない。時に思いがすれ違って(カーターさんと奥さんのように)誰かに求められていても、役割よりも自分のやりたいことを優先してしまうことだってある。

家族であろうと他人同士だから、当然ぶつかることもある。人が関わるときに波が立たないことはない。風がある限り海には必ず波が立つように、いい時も悪い時もあるから世の中は成り立っている。

登場人物それぞれの立場と感情が理解できるから、演技が上手いどころではないリアリティがある。

 

幸せは誰も評価してくれないから、他人が貼り付けるレッテルなんか気にせずに自分が思う幸せを貫けばいい。それが家族に捧げる人生でも、自分の趣味に熱中する人生でも、納得して生きて死ぬならそれは幸せな人生ではないかな。

ただ、役割を果たした先には、時間や労力、人生の中で費やした分の幸せが人生の終わりがけに返ってきて、待っているのだと思う。

自分が死ぬときになって「いい人生だったなぁ」と思える生き方をしたい。

生き方について考えてしまう、コメディだけど、哲学的な作品。