【観劇感想】チームパーティー比嘉【シーサーくん】【チムパ爆誕 】
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身体にしみついたEDMとアップテンポなサウンドがふいにわきあがり、ずんちゃ♪ずんちゃ♪とデイゴの花のごとく小躍りしはじめてしまう。
そんなふうに比嘉中ディスコパーリー2018口からシーサービームナイトの余韻が抜けないまま日々の生活を過ごす。みんな比嘉中ロスにおちいり、TLは凪の海岸線のごとく不気味な静けさをみせる。
3rdの比嘉中がみんなから愛されて、別れを惜しまれている証拠だと思います
「ミュージカル テニスの王子様」から派生した新しい試みのひとつ、各校にスポットを当てたライブコンテンツが「チームパーティ(チームライブ)」です。
10月27日(日)京都小劇場にて開催された「チームパーティー比嘉」京都千秋楽を観劇したので、その感想をまとめさせていただきます。
私は古い時代からテニプリやテニミュが大好きだけど、ほとんどファーストのことしか知らないので「差し入れ持ってきた知らんOBが部室に入ってきたとき」みたいな印象を与えていると思うけど、感想を書かせてください。
観劇中は「ひやぁーーー!(語彙力の欠如)」みたいな感じだったのですが、この感動をきちんと言葉にして伝えたくて。。。がんばります!!(?)
Higa Higa Higa Higa...🌺
現役がみせた比嘉中の集大成
そもそも、私はテニミュの比嘉が大好きです。
テニミュ自体が好きですが1stから比嘉って全体的に高評価でした。周囲の方々の声を聞いてもそう感じます。テニミュと比嘉はシュールさが強いのできっと相性がいい(´∀`) ♡
最高の比嘉中をありがとう。
いろいろ考えたけど、今はこんな気持ちでいっぱい。
私はファーストの比嘉が大好きだったから一生1stの比嘉を超えるものなんてないと思っていたけど、新しい出会いってあるんだなぁと思った(恋愛ポエムか?)
最高峰のエンターテイメントを見せてもらえたと思いました、すべて含めて!!
◾️チームパーティー比嘉(口からシーサービーム)
チラシの出来が大変素晴らしかったので(シーサーの口からサイリウムのビームが出ているテラディスコおもしろチラシ)、よくあるスチール詐欺かと心配していたが、先に公演を見ていた比嘉好きの方から「ほんとにこんな感じです」と言ってもらえたのでほっと胸をなでおろしながら劇場へ。
そもそも、このネタは「南の島から来た刺客(ダークホース)」が3rdでディスコ化していたことに由来する。
なぜ比嘉とディスコが合うのか???それはわからないが、少なくとも私からしたら完全に解釈合致であったし、口からシーサービーム、目からシークワーサージュースでありました。
現地沖縄で遭遇した男子高校生もダンス好きって言ってておねだりしたらちょっと踊ってくれたし……比嘉中(特に平古場や甲斐)も本当にそういう感じだと思う(?)マイルドDQN感かな、ディスコってちょっと古……ダサ……だし……エモ
・イギリス漂着の寸劇
はっきり言って、比嘉中がいつも変なところに漂着しているネタは何度こすってもおもしろい。木手ってスマホの地図アプリ持ってないの??
やはり関西人である許斐先生の血脈が流れる比嘉中、お金ケチってヒッチハイクで沖縄帰ろうとしたり(OVA)いかだで島から脱出しようとしたり(ドキサバ)同じ展開をこすりまくっているが、それがいい。
・カミナリ一家の寸劇
雌シーサーたちが役者さんにキャッキャってする時間(∩^o^)
ママキャラという最強オネェツールを手にした雷太ママ(雷太大先生)のうまうまなMCまわしにより客席や画面の前のあなたはバブちゃんと化すこと間違いなし。
雷太ママにより構築されるアットホームイケメン島国エンタメ空間🌺
スタッフさんからのタレコミが面白かった。
けっこうガチの恥ずかしいタレコミなために役者さんが本当に暴れたりもだえたりしていて笑えた。
あと役者さんたちの個性が爆発していてさすが比嘉中に選ばれし男たちだと思った。個性派集団すぎる……(›´ω`‹ )
私が思うに、刺激のない人なんてつまらないしただのいい人や優しい人なら現実の彼氏や旦那さんみたいな身近な存在で女の子は満たされちゃう。だから尖ってるくらいの個性を出すのっていいなぁと思いました。
自分の殻を破っている証拠だしファンの前でもリラックスできているのがまた余裕だね。何目線……?
・ライブパート
みんながくつろいでいたほのぼのカミナリハウスがビカビカビカビカ!!!⚡️と七色のネオンに包まれる。
私は「ぎゃあああああ!><」とほとばしる閃光で目を潰されながら、「目がぁぁ、目がぁぁ!」とブラックホールに吸い込まれないように必死でシーサーくんの足にしがみついたのだった。
シーサーくんはぴょん、ぴょん、と跳びはねながらフレームアウトして行ってしまった(;_;)置いて行かないでっ
カミナリハウスが宇宙みたいになってライトがまばゆくてドッドッドッドッみたいなEDMで爆上げしはじめて、わけもわからぬまま会場は阿鼻叫喚の嵐。
比嘉中マブ、激マブぅ(>_<)
吸い込まれる~!ってもがきながら興奮と笑いといろんな感情で窒息しかけた。本当は席に座ってはわわしていただけである。3rdのバイキングホーンを観劇した際に、興奮で息ができなくなって頭を抱えたときと同じきもち。
カミナリハウスがディスコ宇宙ブラックホール戦艦になってしまうという神謎テニミュ演出、1番興奮した。
Higa Higa Higa Higa...🌺
好きだった役者さんたち
●松井遥己さん(新垣役)
「平古場先輩は顔がいいし金髪やからイギリスでもやってけるやろシ~サ~(うちなーぐし不明)」ってサラッと言う新垣に比嘉の風通しの良さを感じる。
私が2年で平古場みたいなパイセンいたらそんな口叩けんぞおお(•ө•)でも平古場って気を遣われるの嫌いだから生意気に来る後輩にちょっと喜びそう、わかる。
新垣に腹黒天使というニッチな需要向けの設定をつけた松井遥己さん(新垣役)は戦い方を知っている男だ。スキマ産業。
●高田誠さん(田仁志役)
「比嘉中テニス部にスカウトするなら誰?」みたいな質問での回答が見事だったとテニプリファンから高評価でした。
「自分が」ではなく「自身が演じるキャラクターなら」「比嘉中に必要な戦力は」とキャラクターを前提とした受け答えをしたテニプリ愛す精神がオタクみたいで素晴らしい。
タレコミで急かされたからタカさんにちゃんと腹筋ローラーあげるの律儀だね。
●吉澤翼さん(甲斐役)
動物博士ムツゴロウさんキャラを新たに獲得した奥深い人物。
次男っぽい……!!足パカーンって開いて座るところが好きです(•ө•)ここは自分ちくらいのリラックスっぷりでしょおお!めっちゃかわいい!
ステージに立つパフォーマーとしての実力や研究心、センスが素晴らしい方だと思います。役によって表情の作り方や声を変えているところがすごい。みんなが大好きな男らしい身体のがっしりさもあって、本当にすばらしきかわいくてかっこいい甲斐くんでした(´∀`) ♡
何より自分の魅せ方を知っている方ではないでしょうか。合ってる自分のキャラポジション、似合う服装、金髪(役のため)など、他と差を出しつつ全体的な統一感があってわかりやすいアイコニックがある。だからファンの方が多いんだと思います。それがファンから求められてるイメージからズレてないんだなぁ。
全体的なキャラ、声を操る器用さ、総合的に声優業への進出にも期待でし!!
●武藤賢人さん(木手役)
みんながギャハハハハってなってるときもワンテンポずれてニコニコしてたり大人しめなところがおじいちゃんみたいでちょっと天然入ってる??(おきゃわ)
でもやる!ってときはノリ全開でやり通すからお笑いとか好きそう。
比嘉中をまとめようとがんばってるのむちゃくちゃ伝わりました。
人って適材適所のポジションがあって、リーダーにもタイプがあるから、人柄とキャラで集団を平和にさせられる感じ??引っ張るのは雷太先生が担ってくれていたのかもだけど、武藤さんが気持ちのこもったお礼のSNSを節目節目で書いている純粋真面目なところファンのみんなはちゃんとわかってたと思います。
悪い大人にそそのかされないように(>_<)
ハイタッチの時に顔が小さくてお菓子かと思った。あと目が大きいから幼女かと思った。顔面がかわいい人!!かわいい木手でした。かわいいしか言ってないけど木手もかわいいから仕方ないね。
●雷太さん(知念役)
経験豊富で社会性が高く、チームのブレーンとして暗躍してくれたアサシン。
比嘉中を安全にまとめられたのは雷太さんあってのことだと思います。
たぶんネットリテラシーとか言っちゃいけないこととか言葉にし難い礼儀をわかっている方なので、上手くストッパーになったり調整してくれたんだろうなぁと思った。治安の維持に奮闘してくれてありがとう!!
そして文章力が高いので、「あい、いたの?」のテニミュブログはどれも読み返すくらい好きです。
ハイタッチのときに腰をかがめて目線合わせて丁寧にタッチしてくれたりしてキュンだった。寛だった。寛夢女だからしあわせだった。素敵な男性だ(;_;)
●園田将司さん(不知火役)
お笑い芸人兼俳優のルーキー。特技はもんじゃ焼き。
とあるSNS動画で「元副店長の力」というコンテンツを発信していたのが本当におもしろおかしく、しばらく引きずった。しかしその動画は1日経つと消えてしまう儚い命だったので、今でもあのヘラさばきを思い出しては恋しさで胸を痛めている。
おもしろすぎる上に周囲の人に馴染むのが上手い方なので、男にモテるタイプで生き残ること間違いなし。好きすぎる。奇跡の親指って何ですか!?><
インスタをはじめたらしい。おもしろい。
お見送りのときに泣いててなんていい子なんだろうと思った(;_;)
●岩城直弥さん(平古場役)
平古場凛というイケメンキャラにふさわしい甘いマスク、演技力、高身長などさまざまな武器を携える大人気の岩城さん。
だがしかし、スタッフさんからのタレコミで「ジャージがダサい」と指摘されていてメンバー全員と会場がどかんどかん湧いた。
こういうときにムッとするんじゃなくて恥ずかしすぎてうずくまってしまうのがいい人だと思った(だからスタッフさんからも愛されていじられる)。
私としてもひそかに、岩城さんは写メなどでいつも似たようなアディジャを着ていて、アディジャ似合うなと思っていた。ナ●キの日もあった。それはもうアディ●ス(ナ●キ)からスポンサー契約が来ているのかというくらい来る日も来る日もアディジャを着ていた。
そして、パーカーの紐の長さが左右でバラバラだったりして、垣間見える抜けポイントにエモみを感じていたが、「顔がイケてるのにジャージがダサい」という萌え属性を公式から付与されてしまい最高でした。
メンバーのみんなからプレゼントでもらった帽子をずっと被ってたりするのがいい子だぁぁ(;_;)お願いなのでかわいい八重歯を一生矯正しないでくださいm(_ _)m
役者さんとしては、当初役を演じているんだと気がつかないくらい平古場凛そのものだった。岩城さんは強気っぽく見える系統の顔立ちなので、たくさん研究して自分とは正反対の役柄を演じていたんだなぁとわかったときは胸が熱くなりました。
中身とのギャップがある人なのかな?でもキツめの役はすごく合ってると思う。
キツそうな見た目でオラオラな演技して、素顔はちょっと抜けてて真面目って最高のギャップだ。ファンの女の子的にはニャンオラってたまらんスマッシュだと思うので、これからもいろんな役を見たい方です(´∀`) ♡
いつかアディ●スからスポンサー契約をゲッチュして欲しい!!
素晴らしい平古場凛をありがとうございました!!!!
好きだった曲
◾️スマイル・アンド・ティアズ
アンコールソングのふわふわ(スマイル・アンド・ティアズ)がとってもいい曲で、ずっと頭の中に流れています!
テニミュの曲はぜんぶ良曲だと思いますが、特にアンコールソングは珠玉の名曲が揃っている。
テニミュとは、まぶしいキラキラ、青臭くて土臭くてちょっと恥ずかしいけど胸が熱くなるような……そういう青春時代のかけがえのない熱をぎゅっと詰め込んだ宝箱みたいだなぁと私は思う。アンコールソングは、テニスの王子様たちがひたむきに青春を駆け上がるキラキラにスポットを当て、明るい曲調で表現されている。
私は1st時代のアンコールソング「F・G・K・S」「On My Way」が、今でもスマホに入れてるくらいめちゃくちゃ大好きです。3rdでもたくさん歌ってくれていてすごく嬉しい。
「スマイル・アンド・ティアズ」はそれに肩を並べるくらい大好き!!
この「スマイル・アンド・ティアズ」通称「ふわふわ」がなぜファンの間でまっさきに話題になったか。
それは、サビが「ふ~わふわ~♪」という、シンプルかつストレートでまったく意味がわからない謎ワードで表現されていることにある。だが、癖になる。
ふ~わふわ~♪と手をクリオネみたいにふわふわさせるダンスも合っててかわいい。木手がそのダンスしてるシュールっぷりとか激しい萌えを感じます(/ _ ; )
しかし、サビに入る前の歌詞ではテニスに打ち込む男子中学生のまばゆさを見事に謳っており、土臭くキラキラしていて素敵。
まさにテニミュらしい斜め上から下から刺してくる個性の斬れ味がすさまじい。キレキレな名曲でした。三ツ矢さん♡ℓσνє♡
◾️比嘉の曲すべて
本当に全部好きだしアレンジもディスコでめっちゃよかった。
ダンスもフォーメーションZくらいまで増えてて超イケてた。
円盤がすごく楽しみ。
チームパーティ比嘉の映像は全国氷帝の円盤についてくるそうなので、観れなかった人などはぜひ円盤で見てほしいです(∩^o^)
ご予約はこちらより⇒https://www.tennimu.com
3rd比嘉中の好きだったところ
◾️キャラ解釈
解釈って抽象的だけどすごく大事な部分で実力の見せ所だと思います。特に2.5次元ミュージカルでは。キャラクターありきで生まれる人気の影響が大きいから。
3rdの比嘉中がなぜここまで素晴らしく、ファンから高評価を得たのか。
それは技術、愛のある解釈、両方の座標が綺麗につり合っていたからだと私は感じました。
3rdの方々は本当にみんな上手い。
私の敬愛する荒木宏文さん(2代目の乾貞治役)もドリライ円盤インタビューで言っていましたがo(^o^;)o
イケメンだし踊れるし歌も上手い。客席で、心地よく金額をお支払いできるパフォーマンスを見せていただいたという納得感がある。
じゃあどうして技術的に拙かった1stが永遠に世間から愛されているか??って、やっぱり愛のある解釈があったからだと思うんです。オタクじゃなくても男性はテニプリ好きな方多いですし、そいういう原作ファンも納得させるみたいな要素?
技術どうこうじゃなくて気持ち(体育会系みたいな発言)
1stの役者さんはテニプリを子供の頃から読んでいてテニプリが大好きな世代だっただろうから、キャラクターへの解釈も桁違いだったと感じます。
「飛影はそんなこと言わない」お通夜状態になることなんてほぼなかったかな。
3rd比嘉はみなさんテニプリ世代ではなかった方がほとんどだろうに、「なんかそれ違うな」って思ったこと、私はほとんどなかったです。正直、おや?ということがあっても次の公演とかで速攻で直っていたらしいので素晴らしい(;ω; )
テニプリ特有の膨大で細かいキャラクターのプロフィールをちゃんと調べて読み込んでくれて活かしてくれていました。
日替わりやトークコーナーなどでキャラクターを前提にしているこだわりが見えると、ファンとしては嬉しいですよね。
余談ですが私は趣味のコスプレイヤー時代もこだわりが妙に強かったから、キャラクターの格好でキャラクターがやらないようなことは控えようと意識してました。美少女キャラの格好でお酒飲まないとか、余計なごついアクセサリーはできるだけ外すとか、その程度ですが。
やっぱりキャラクターのファンからしたら、「●●はそんなことしません!」って場面を見かけたらちょっとショックじゃないですかね(>_<)
そういうオタク心理といいますか、役目をまっとうしている間はできる限り、見てくれる相手の立場を想像すること。仕事でも服装でも普段の振る舞いでもすべてに言えるし、私も研究し続けていきたいところかもしれません。
◾️仲よしさん
3rd比嘉はチームの統制がとれていたな〜ってイメージなんです。仲良いんだなってわかるから安心感がある(>_<)
お互いを尊重して、わきまえて、いい意味で一歩引ける部分があるというか。みんな精神的に大人なんじゃないかな。
そう感じたきっかけは初代木手のルークさんが観劇に来たというSNSを見かけたときだったと思います。私も嬉しすぎてちょっと泣いた><
OBが来たら、わらわら集まって挨拶して写真撮ってる(かわいい)
そしてOBが来た報告をすればTwitterでバズるのはわかりきってるけど、でもメインでネットに上げるのはOBと同じ役の子に譲るみたいな。そういう感じのSNSの使い方、微妙な気遣いとか礼節がしっかりしているなと。
あとチーム内がギスついていると客席、SNS上からもじんわりわかると思うんですよね。・°°・(>_<)・°°・。
答え合わせをしているわけじゃないから正解なんてわからないけど、1stの時代からそいういうのは本当にあるなと私ですら思います。舞台にいっぱい通っていた方はもっとそういう空気を感じているし、気づいている。
周り全員がライバルみたいなお仕事でさすがにチーム全員が仲良しこよししているなんて夢は抱いてない。だけど集団でやる舞台というお仕事、チームワークがアウトプットするものに多少なりとも影響があるのは間違いない。
だからたぶんチーム内の風通しが良くて仲良い方がお客さんは見ていて安心できると思う。
違う人間同士が集まる集団でなるべく仲良くするってお互いの努力があってはじめて成り立つものだと思うし、それは学校でも会社でも同じことなんだろうな。人間いつだって何かに属さないと生きていかれないから、社会性は大事だと思う。
何かと燃えやすい時代ですから、そういうささいな溝からつけ入られて刺される隙が生まれるもんね。みんなで仲良くして嫌な可能性は潰していきたい。2.5次元ってスチールウールくらいの燃えやすさだからo(^o^;)oぼっ🔥
テニミュで炎上という名のカタルシスは観せないで欲しいよ。がんばれぇー!
比嘉中は見ていて安心できるおかげで気が散ることなく集中できて楽しかった。
だからと言って燃えても恨みっこなしですよ!
楽しいものを見せていただいた事実はずっと変わらないので。しかし円盤がなくなるみたいな犯罪だけはやめてほしい(›´ω`‹ )
以下はあまり関係ないですが、私の感じたこと。
きらびやかな世界を少し覗かせてもらって思う。
若手俳優さんって「やってることアイドルじゃん」なんて揶揄もあるようだけど、近いようで違う気がします。
素人の意見で申し訳ないですが、「アイドル」って若さや性的なその人自身の魅力を売るということで。
「役者」は「他人(キャラクター)の人生を自身の肉体を通してアウトプットする」という仕事だと思う(演技できない素人なのに申し訳ないです)
アイドルだってセルフプロデュースで自分の像を作る努力の賜物なのかもしれないけど、どんどん若くて魅力的な子が出て来るから、アイドル的なやり方での限界は天井が近いと思う。
一応2.5次元は演劇なわけだから、キャラ解釈はつまり役の作り込みと想像力。
自分の価値観を壊して、キャラクターならどう考えるか、どう行動するか、悲しいときに泣くのか笑うのか……そういった紙やアニメーションでは表しきれない「if」の空気感を描くことではなかろうか!?(•ө•)
だから役者さんって精神壊しがちで舞台袖でげーげーやってる方いると言いますし。他人の人生を突き詰めて考えるというのは、それだけ精神的なエネルギーを使うということだ。すごいなぁ。
同等に考えているわけではないけれどオタクたちもキャラクターの価値観を愛しく思って、その先を想像して生み出したものがたくさんある。そうやってオタク産業や創作活動が盛り上がって巨額のお金が動いている。
許斐先生の握った筆で描かれたキャラクターに命が吹き込まれて、人の心を動かして、ひとりの人生を明るく変えることだってある。まさに無から作り出した有であり、想像力の持つエネルギーはなんて大きいんだろうと思います!!
だから役者さんは、キャラクターの命を自分の肉体に憑依させて現実に呼び起こす、傀儡みたいな存在だなぁと思う。
きっとテニミュ1stって紀元前の黎明期というか、2.5次元の礎を築いた伝説として不動の位置にあるものだと思う。
やっぱり当時は2.5次元ミュージカルにまだまだ冷たい視線が浴びせられていた頃ですし、コスプレの技術もパフォーマンス技術も荒削りな部分が目立っていた。
時代は移ろい「ミュージカル『刀剣乱舞』」など数々の2次元作品が舞台化され、イケメン俳優さんたちの活躍の場として2.5次元は一文化へと成長しました。
しかしそういった“混沌の歴史”を理解しているか否か、は大切なのではないかと感じます。観劇にもアウトプットにも言える。ありがたみも重みも違ってくる。
古い時代、私のような端くれのオタクですら偏見の目線を浴びる歯痒さはありました。「コスプレで仕事とかしてんの?草w」みたいな( i _ i )
どっちが悪いとかじゃない、オタクコンテンツと一般的な感覚、いつかはきっと仲良くできるし、技術やコスプレのレベルが追いつけば「バカにされるお遊戯」から「文化的コンテンツ」に昇華される日が来ると願っていました。
その中で歯を食いしばってやり通したテニミュ先人たちの覚悟は相当だったろうし、偉大だと思います。今でも現場で活躍されている方なんて特にそうとうな苦労をされたのではないかな。
眩しい光の中にいるときは周りが見えなくなりがちだと斎藤工さんが言っていたけど、ファンへのありがたみを忘れるということなのかもしれないな。
スポットライトってあるけど、自分にスポットが当たってる時って眩しくて客席も周りの子も見えなくなります。あと肌荒も飛ばしてくれるから盛れる。屋外ステージは客席がよく見えるけど、照明さんのいるステージの方が豪華だよね。
周りの表情が見えるのは別の人にスポットが当たった時。そのときはじめて、自分じゃなくて違う人にお客さんが夢中になってる顔がよく見える。そういうの、光の中にいるときはわからないものだ。
でもいろいろなパフォーマンスでもらった楽しくて嬉しい気持ちだけは本物😆
そんなことに想いを馳せるほど今回の比嘉中は素晴らしかったです(;_;)
好きなものに関わってくれた人たちを心から大好きなれて本当に楽しかったし嬉しかったし感謝してます!!
3rd比嘉中、ひと区切りの結びとしてお疲れ様でした🌺
本当にいいものを見せていただき楽しい時間をありがとうございました!!!
◾️公演情報
東京公演
日程:2018年10月18日(木)、20日(土)
会場:AiiA 2.5 Theater Tokyo
京都公演
日程:2018年10月25日(木)、27日(土)
会場:京都劇場
白い正義がかすむほど、黒い潔さがかっこいい。比嘉中と3rd比嘉を語る。
チムパ が楽しみなので比嘉中について語りたいだけの記事となります。
比嘉中は怖い人たち。でも可愛い人たち。
え!?と思う人は多いのかもしれないです。
世間一般的な原作テニプリファンは比嘉中、ないし木手永四郎を「怖い人」と感じているんだろうなぁと思うからです。
原作を読んでいた子供の頃の私からすれば、比嘉はむちゃくちゃだった!すごい怖かったσ(^_^;)おじいにボールぶちゅけて怖い口調でオラついていたし。・°°・(>_<)・°°・。ピュアな子供の目からすると十分刺激が強かったです。
だから、オタク世界の認識では違うかもしれないけど、世間的には比嘉中は登場時から明らかな「ヒール」。怖い集団として登場したと記憶しています。
木手永四郎は沖縄比嘉中のリーダーで、もうすごく1番怖かった。
特に怖かったのは木手と知念くんでしょうか?見慣れない個性的な髪型や口調、見た目と圧力が……激しく癖がすごい!
そんな中で凛と甲斐くんの印象はなぜか悪くなかったです。子供は正直な生き物です。現金な理由だけどかっこよかったからでしょうσ(^_^;)グッズとかこのイケメン2人で組まれることが多かったし!
というか、木手が憎まれ役で前に出るから凛や甲斐くんって一歩引っ込んで印象がマイルドになっていた。そう思うとリーダーとして計算して立ち振る舞っていたであろう、木手の苦労を思う。
比嘉中になくてはならない船が木手で、部員はオールやコンパスや単眼鏡となって働くんだけど、やっぱり木手がいないと比嘉は成り立たないよね。
えいしろおが大好きさ~シ~サ~~o(^-^)o
平古場凛は比嘉のイケメン枠で大本命。金髪ロン毛なキャラデザインからして、許斐先生がイケメンとして凛を登場させた意図はファンの端くれとしても感じました。
だけど凛も「怖い人」の1人だった。
プライドの高い凛は弱みを見せたくないからどんなときも軽やかに振舞っていて、末っ子ゆえに空気を読むのが上手くて、縛られるのが大嫌いなわがまま。でも本当は寂しがりやだし超負けず嫌い。
今は凛がクールなんじゃなくて、単なる強がりな可愛い奴だってわかるし、その人気に頷ける奥深いキャラクターです。
甲斐くんは当時から「話したらわかってくれる」みたいな位置にいる人だった。単品なら悪くないんだけど集団だとワルになるタイプ(?)。
素直な(ちょっとあんぽんたんだが)いい子という印象、にじみ出る本質は当時子供だった自分にも伝わるんだなぁと不思議です。
あと木手と幼馴染ってところがいい。幼馴染なのにあきらかな力関係の差があっておもしろい。
だけど甲斐くんの性格の良さと人懐っこさという最大の才能に、木手はとても助けられてたと思うよ。孤独なリーダー木手を支えてくれてありがとう(T_T)
甲斐くんはボールをぶつけた実行犯なわりに根っこはいい人っぽい印象があって、ペア相方イケメンの凛はめっちゃイケメン(だが怖い)みたいなイメージでした。
私は寛(とてもいきなり呼び捨て)の夢女だし寛のことが大好きだし沖縄に嫁ぐ覚悟は3回くらいしたしD2(知念、凛)は好きなダブルスコンビなんだけど、知念と平古場はお互いがお互いをまぁまぁって諭す大人ぶった感じの関係性イメージであった。
だから凛が等身大でそのまんま気が合うのは甲斐くんって認識で、凛と甲斐くんのペア扱いを素直に受け入れていたな。
そんな幼い頃の記憶がぶわぶわと溢れて全身が熱くなり目の奥からは水分がにじむ。
多感な時期に刺激をくれた比嘉中という概念を鮮やかに思い出させてくれた、3rd比嘉中のおかげに他ならないです。
誰しも好みはあるだろうけど、私より先輩にあたるテニプリファンの方々は登場時から比嘉中がむちゃくちゃ好きだったんですよね。テニプリネタいける男性オタクとカラオケに行ったらダークホースのくねりダンスは必修科目であります!
あとテニミュの比嘉もみんな大好きだったw 演出変だったもん……もう、すごい変!めちゃめちゃ比嘉中そのもの!!比嘉中って変だもん(´∀`) ♡
精神的に大人だと比嘉の愛しい部分をすぐに拾い上げてわかってあげられるんだろうなぁ。
私の中でも、比嘉中がいつのまにか愛しい可愛い人たちになっていました。長年テニプリという作品を積み立てていくうちに印象が変わったのだと思います。
テニプリのすごさは読者を飽きさせない緩急にある。
やっぱり、いい子ちゃんばっかりな優等生作品なんて見ててつまらないと思う。
許斐先生は人間味あふれる方なので、生み出すキャラクターの個性も豊かな漫画家さんです。サプライズ好きな先生らしいハラハラする演出とともに生まれた、比嘉中というダークホース。
私が愛した「比嘉中」像は、原作、アニメ、ドキサバ、OVA、ペアプリ、そして1stテニミュなどのコンテンツからアウトプットされたイメージで築かれてきました。
そして「テニスの王子様」の原作は全国大会にさしかかり、各校がしのぎを削る中、ストーリーに波を立てて色や味をつける役割として登場したヒールが比嘉中。
その「ヒール」にまでこんなにも愛しいキャラクター性、そして大量のファンをつけるとは、まさに脱帽です。
全国出場は長年日の目を見なかった比嘉中がやっと掴んだ光だった。
南海に囲まれた島から本土に渡って「一旗揚げてやる!」と彼らが抱えていた反骨精神。
比嘉中をヤンキー扱いしてはいけないけもしれないけど、マイルドヤンキーって地元のお祭りには真剣に熱くなりますよね、それと近いものを感じる。荒くれ者たちの有り余ってくすぶったエネルギーを「テニス」という光の道に導いた木手は、中学生なのにとても立派だと思います。
そして自身が実際に沖縄に足を運んでみてはっきり感じたことが、「綺麗な土地で育った子の美しい心」みたいな部分だった。土地が綺麗、そんな場所に住む人の心はもっと綺麗。
人っていくら口で悪ぶってても荒々しくても、根っこの本質は滲んでしまうと思う。
比嘉中の子たちからしてみたら、「本土でぬくぬく育ったいい子ちゃんなおまえらとは違う!」って他の学校に対して思うのかもしれないよね。監督の卑怯な采配に従ってしまうある種の汚れない白さもある(頭のいい木手だけは、監督の倫理に反した戦法を呑み込んであえて選択していたんだろうけど)。
そんな背景を汲んだら、手段を選ばない比嘉中の子たちをとても責められない。俗っぽい紳士的な男前にしがみついたかっこよさよりよっぽど潔い。
罪を憎んで人を憎まず、芯の通った強さを持つのが比嘉中だと思っています。誤解されやすいけど。
比嘉中は、不器用な人たち。
最初の印象が怖いと、裏側を見たときに印象がよくなるって心理学でもある。ギャップ萌えというやつ。
だから比嘉中は、可愛い人たちです。
彼らも少し覗き込めば他の中学生となんら変わりない日常を送っている。トリッキーな癖は強いけど、普通の子供たちなんですよね。
木手のリーゼントにペットのピッキー(鳥)が埋まってしまって、名前を呼んで戯れていたり(妄想)(可愛い)
凛の日課がおばぁの肩たたきだったり、小さい女の子の風船取ってあげたり、おばぁっ子ゆえに沖縄なまり強かったり(いい子いい子)
甲斐くんの苦手なものが女の子の涙、嘘をつくことだったり(優しすぎて女を苦しめるだめんず予備軍)
寛が片親だったり(お父さんがわりもこなすしっかりしたお兄さん、虫苦手ってギャップが可愛い)
田仁志くんが9人兄弟ゆえに飢えていたり(そら飢える)
不知火が趣味1円玉貯金だったり(お金を大切にするのはいいことだけど、女の子のムダ毛もめっちゃチェックしてそう)
新垣の顔が違ったり(なんでアニメ版とイメチェンしたん!? 新垣は隠れモテ男だと思う)
私は子供の頃に比嘉中に感じた「怖い」という印象を大切にしています(T_T)
大人になってみるとつくづく思い知ることですが、まだクリーンな青い時代に感じるドキドキワクワク、怖い、悲しい、体験や刺激ってどんな高級なものにも敵わない価値がある。
大人たちは口酸っぱく経験を大切にしろだの言ってたけど、やっぱりそれは過ぎ去って初めて気がつくことで。
私にとって、子供の頃に比嘉中へ抱いた感情は宝物です。
これは生涯なくすことはないでしょう。みなさんにも青春時代に大好きだった作品ってあると思いますが、それが私にとってテニプリです。「テニスの王子様」をリアルタイムで読んできて、一緒に成長できてよかったと思う。
だから比嘉中がずっと大好き!薄っぺらい言葉ではなく、比嘉いいなぁ!ってこみ上げるものは内側にある本物の気持ちって自負があります。年月を経てさらに更新されていく「比嘉中好きだなぁ~」という想いは、もっともっと大切にしたいなと感じます。
私は長い年月と自身の成長をもってやっと比嘉中が「可愛い人たち」って気づけるようになりましたo(^o^)o
それって原作の力だけに限りません。さまざまなメディアミックス展開の中で、キャラクターが持つ違う一面をわかりやすく見せてもらえたおかげです。
みんな大好き、比嘉中o(^-^)o
その中で「テニミュ」の存在は大きかった。
トリッキーで個性豊かな1stの先人たちが大好きだったから、彼らがテニプリ愛を持って作り上げてくれた比嘉中をファンは愛して、だから比嘉の人気は世間的に認知されて底上げされたように思う。
3rd比嘉中は、さらに原作ファンをうならせてくれました。
どのキャラクターも可愛い。わー!って興奮する。そこにいるー!(?)って思う。
表面的なものではなく、キャラクターに対してイケメンさんやなぁ~と感じていた子供の頃の生々しい気持ちがぶわって蘇って身体中が熱くなって興奮する。その感覚はやっぱりすごく嬉しいです。
私はこだわりの強い面倒なオタクなので、ちょっとでも違うなって感覚を察知したら、あーイケメンさんやオタクの心を使ったお金儲けなんだぁって白けてもういーや……ってなってしまうし、観なくなってたと思う。
別にお金儲けって大前提は当然ですしわかってるんですけどね!
私が大切にしているのは「テニスの王子様」にワクワクキラキラする気持ちなので、それをないがしろにされるととても悲しい。
勝手に盛り上がっていることですが、作品に対して一気に冷めるのはつらい(T_T)
比嘉中って決して表面的な、紳士的な、一枚岩なイケメン集団ではないように感じる。
3rdは私の愛した比嘉中そのものだったように思いました。
このキャラだったらどうするかな~って第三者視点の意識と、役者さん本体がキャラとシンクロした部分の意識が両方ある。テニプリが業界で流行した要とされている膨大で細かいキャラクターのプロフィール、ギャップ感を調べてネタに取り込んで、愛情を持って取り組んでくれてるのがわかる。
だから素晴らしいものを見せてくれた俳優さんたちも好きになる。そういう人たちはいろんなファンのみんなからも愛されると思う。
好きなものが増えてほんとうに嬉しい(^_^)a
3rdの演じてくれる比嘉中を大好きになれたから、終結に向かっていくことがすごく寂しくて……(T_T)泣き泣き
泣き泣き。・°°・(>_<)・°°・。
笑
いてもたってもいられずに長々と綴らせていただきました。
このような長文にお付き合いいただいた方がいらっしゃったら、オタクの嘆きに貴重なお時間をいただきありがとうございました。
何が言いたいかというと、これだけ。
素晴らしい解釈で比嘉中を構築してくれた3rd比嘉中のチームワークと努力、関わるスタッフさん、原作者の許斐先生に感謝を捧げます!
チムパ ぁぁ〜楽しみですo(^o^)o
【観劇感想】ミュージカル テニスの王子様「全国大会 青学vs氷帝」
ミュージカル テニスの王子様「全国大会 青学vs氷帝」を観劇しました!
https://www.tennimu.com/3rd_2018hyotei/
7月22日の東京前楽を1度観ただけなのでいろいろと抜けているかもしれませんが、私なりの感想です。
※連載当初から原作を読んでいる男子向けの素直な感想となっております。ご注意ください。
テニミュは大好きですが、1st、3rd、 (2ndはオタク中抜けしていた時期ゆえあまりわからぬぬ)の順番に親しんできました。
それぞれ素敵な代ってことはもちろん、代の色によって好みって出ますね!
3rdは実力を持つ個性的な若手俳優さんが揃っているのにゆかいな仲間たちって感じで勝手に親近感をもっていて好き。
そして敵校の中では氷帝、比嘉がとくに大好きです(青学は母校=永久の推し校)。
3rdの全国氷帝は私にとって、お盆とお正月とリオのカーニバルがいっぺんに大フィーバーって感じなので楽しみでした( ; ; )
ですが、、、
ファンクラブ入ったのにチケット取れなくて崩れ落ちた。氷帝も比嘉も人気ですぞーぉお!
振りかざしたラケットを途中で下ろすわけにはいかない!まだ戦っておりませぬー( ; ; )岐阜まで観れないなんてじらされすぎてくるってしまう!
しかしお友達のおかげで観る機会をいただけました。ありがたい限りです(>_<)
◼︎全国大会でふたたび氷帝とぶつかる青学
(女性ファン人気が後を押して)開催地枠という異例の扱いにより、氷帝は全国の舞台でふたたび青学とぶつかることとなる。
敗北の元に氷のプライドが砕け散った王者・氷帝。
生まれ変わった強敵氷帝に対峙する、手塚という柱を取り戻した青学。
因縁の対決、勝つのはどっちだ?
ジャンプで全国大会がはじまった頃、テニプリはオタク界で一時代を築き上げていました。
テニプリ、特に氷帝の女性人気はすさまじく、記憶に深く残っています。
声優さんによるキャラソンCD発売、異例の恋愛シミュレーションゲーム化(未体験の方はぜひプレイしていただきたい)などなど、女性からの熱烈な支持を受ける人気作品としてメディアミックスの先頭を駆け抜けていた。
まさに業界の金字塔。
その渦中にあったひとつが、今では当たり前のコンテンツとなった『テニミュ』の存在です。
当時は2.5次元ミュージカルへの向かい風が強かったように思います。
「コスプレ」がまだまだ浸透していない時期でしたし、かくいう原作ファンの私も初期はかなりびっくりして反発していました。。。
でも河合龍之介さんの日吉が登場して一気に見方が変わりました。日吉の登場で火がついて、世間からの風当たりも変わったように思う。
おかげで今では大好きなコンテンツとなったテニミュですが、そんな当初の嫌悪感があったからこそ、一般の方&オタクからの両方の目線でオタクコンテンツを見れるんだと思ってますし、そういった意味で礎となった1stに感謝の念を持ち続けているので足を向けて寝られない。
3rdはこれまた違ってて、高みへ続く階段を駆け上がってる感じがしていい!
氷帝学園のリストバンド。付け方がわからない。
本編ではちょうど展開にエンジンがかかってきておもしろかった頃でした。
しかもここに来て女性人気ダントツNo.1だった氷帝が再登場するということで、オタク界だけでなく周りの男友達もけっこうテニプリに湧いてました。
全国氷帝戦、名試合&名場面が多すぎて語りつくせませんが、個人的な見所はなんといっても越前vs跡部のカリスマ対決です。
熱い死闘が繰り広げられる人気の試合ですが、何よりテニミュ1stの再現率がすごかったので印象深い試合です!
「氷の世界」からの「俺は燃える」「タイブレーク」、青学4代目大好きな私としては外せない名曲。
3rdが名試合を受け継ぎ、三浦宏規さん扮する跡部景吾がコートでどんな氷の世界を見せてくれるのか楽しみに観劇しました。
結果、すごくよかった!!!
#テニミュなう
アリーナ席で微動だにしない人の波。
そこにすべりこむ何か……。
船!?
客席に琉球船が浮かんでるぅぅぅ(頭の中に唐船ドーイ うた:ちねんひろし が流れる)。
ファッ!!これが比嘉中だ……!!!
上からすぽって被るタイプの船なので足でおまぬけ移動。いつまでもブレない、それが比嘉中。
「船に乗って出てくるらしい」というのは事前に有識者のタレコミで聞いていたから覚悟していったつもりなのに、本当に船に乗って出てきてテンションが上がって眩暈を覚えた。頭を抱えてしまった。
あと浮き輪で奴隷扱いされている不知火の動きがツボに入ってしまい苦しかった(;ω; )かわいそぉ
あとラップしてましたよね???いやうまっ……
寛(雷太さん)がビートを刻みはじめたとき、街でデート中に彼氏が突然ロボットダンスをしはじめてしまったときに置いてきぼりにされたときの彼女(妄想)みたいな孤独感と笑いに包まれる。
ラップ。
あまりにも比嘉のイメージにぴったりすぎてちゃんぽんお腹いっぱいって感じでした。
ドリライ観に行けばよかった。首にハブを巻く凛ちゃんが見たかった。円盤予約したからはよ。。。
比嘉中の一部始終は大好きすぎて下唇を噛んで笑ってたのであんまり記憶がない!!!
甲斐くん(吉澤翼さん)と凛ちゃん(岩城直弥さん)がほんっとキャラクターそのものって感じでそっくりなので永遠に見ていたいよ( ´∀`)甲斐くんと凛ちゃんが並んでるだけで脳内に比嘉チャンプルーが駆け巡る。
このふたりはイケメンなので俳優さんのファンの子たちからもモテモテだった♡最高かよ……!
そういえば俳優さんへのお手紙の量がすごかった~!!!
チラ見しただけだから違うかもだけど、3つ専用の箱が用意されてて、跡部さん、リョーマ、凛ちゃんのだったの!
中にはすんごい量のラブレター!!ぶっちゃけね、モテランキングじゃないのコレ(木手永四郎)
ほんとモテモテのモテで漫画みたいだなぁって思ったしそこに食い込む凛ちゃん凄すぎて興奮やばいまじで🌺
#テニミュなう
跡部様~~!\\\\ピギャー////
う、ううううまい!華やか!(語彙力ZERO)
氷の世界、シンプルに魅了されました。
三浦さんは顔立ちが幼いのでどうなるのかと注目していたけど、声の出し方に抑揚をつけることで迫力を演出していてさすがだなぁと思いました。低音の箇所であえて声の出し方を囁くように変えることで必死さがなく、余裕があるように見える。
話すように歌う。ミュージカルの醍醐味ってやつですか!?(ミュージカルについて明るくないけど新妻聖子さんが言っていたのでこれは間違いない理論である)
あとネットの飛び越え方、ほぼ土だった。噂の土!足パカーンって飛ぶから体が漢字の土。現代の土のもととなった象形文字か?
優雅で常人ではねぇ動きだし挑発する顔がいい!
こういう鍛錬の積み重ねの結果にアウトプットされた超人の動きには、気持ちよくお金を払えるよね。
土。
かっこよさにはいろいろな定義があると思うんですが、跡部景吾のかっこよさって「余裕」にある。
たとえ余裕がない状況でもそれを見せようとしない男性であって欲しいと私は考えている。
人間誰だって(もちろん跡部さんだって)いい時ばかりじゃない。
けど跡部さんは他人に弱さを見せるような人ではないから、滲み出るもの含めてむちゃくちゃかっこいい(だから「水面のナルシス」で完璧な俺様を歌いあげる跡部景吾像はとても解釈合致なんですが早口)。
そして三浦さんはいい意味で若さのギラつきがあるから、それを抑え込みつつ大人の跡部を演じているような英気がよかった!!
私は単純に三浦さんのパフォーマンスのファンだから好きフィルターかかってると思うけど、早く1st時代の友達に公演を観てもらって感想を聞きたい( ・∇・)岐阜公演楽しみ
阿久津仁愛さんの越前も大好きな生意気系リョーマなのでよかった。
「俺は燃える」「タイブレーク」2018verよかったです!!さわやかだ~~~!三ツ矢さんウオ~~!!
阿久津さんご本人もけっこうな太い精神の持ち主じゃないかな?好きリョーマです。リョーマは絶対に生意気でいて欲しい。
可愛い顔とキャラクターしてるけど、素顔は男らしいし仕事人だと思うな。
このおふたりは仕事人としての信頼がある。舞台の上でキャラクターとも役者さん本人ともつかない中間地点の何者かという姿で登場して、ワッと興奮させてくれる強さがある。
さすが人気キャラクターを任された俳優さんだ。
これまでの日吉の中で1番よき演技だと思った。ソワソワ、気迫に圧倒される感じ、いやでも跡部部長が負けるなんて、っていう葛藤?
日吉と同じ気持ちで拳を握りながら跡部部長を見てしまった。
原作でも日吉のセリフで「部長!」って叫ぶときが跡部日吉の台詞の中で1番好きなんですけど、「部長……!」の路線(?)が素敵でした。
私は日吉若のオタクなのでどうしても日吉目線で試合を見てしまう。
憧れの跡部部長の試合、命運をかけた背水の陣。
日吉は次期部長候補としてひとつ違ったところで試合を見守っていたように思う。
当然、チーム一丸となって越前に勝利して全国への駒を進めるという気持ちだった。
D2せっかちの試合で垣間見えた日吉の生意気&調子の乗りっぷりは、一度敗北している青学に対する油断ではなく、自分を鼓舞するひねくれた彼のポリシーがそうさせているのでは(非常にシコい)。
それなのに日吉はD2試合で負けちゃって、あの跡部部長が気絶するほどの死闘を繰り広げて、氷帝は負けた。
その時の日吉の気持ちを考えると……胸が苦しい(T . T)
日吉に扮する内海啓貴さんはちょーんと立っててもかわいさが滲んでしまうのでかわいい。
日吉若という生き物はどうあがいたってかわいいので、日吉として選ばれた彼がかわいいのも仕方がない。
そのシーンで樺地の「勝つのは氷帝です!」ってセリフの、言い方と心情ののせ方が完璧だった。八巻貴紀さんの樺地は忠誠心があっていいですね!興奮したー!
樺地は心が綺麗だから、まっっっすぐ跡部さんと跡部さんの勝利を信じてるんだ。
1mmたりとも敗北を疑わない、疑うことなど樺地にとってはありえない行為で。
しかし跡部さんが負けそうになっている。
悲痛な叫び、空気を切り裂くような「勝つのは氷帝です!」って雄叫びがほんと最高。
姿勢の伸びた安定感のある立ち方も完璧~!
せっかちは原作そのまんまの関係がいい!
北乃颯月さんの岳人への解釈が大好きで( ; ; )アクロバットいい!
自分は忍足&岳人のペアが子供の頃から好きなオタクなので、氷帝D2は永遠に忍足&岳人ペアにある。
北乃さんが描くがっくんは、ホームとして侑士との絆が揺るがないところにつながっていて、その上で後輩の日吉とペアを組んでいる。そういう巡り合わせの中でぶつかりあって、がっくんなりに日吉をかわいがって成長してる。だから原作ファンとしての心とも重なった。
せっかちの仲悪そう~~な距離感もめちゃよい!岳人って決して女々しくはない男の子だし、同時に子供っぽくて、誰よりも男前であって欲しい。そんなさっくんと日吉、ぶつかりまくるし相性合うわけないやんけ!!って感じがたまらん。
私がもしバイトリーダーならふたりきりにするのを避けてシフトを組むだろう。榊監督は化学反応を狙ったのかもしれんが。
私の好きなせっかちだ〜〜!
ジローは日替わりをめちゃくちゃがんばってた印象。
田村さんすんごいジローですよね。
ジローのキャラって常人がやったら超キツくないですか???(´∀`) ♡天性の可愛げがないと演じきれないと思うな。
反抗してプンッてしたりする要素があった方がリアルかも。もうちょっとヒモ男感が欲しい。ジローは女の子の扱いうまいからなぁ(女子からポッキーを餌付けされる系男子)。
田村さんは女の子をキャーキャー湧かせたり喜ばせるアイドルみたいな路線の芥川だ。
なんていうのか、ジローって女性(客席)相手に意識が向くんじゃなくて、舞台の上の人(ツレ)に意識が向いていて、勝手にオーディエンスの母性をくすぐって、女の子からあれこれ手を差し伸べられる感じのモテなんだよな。
イチバルでウインク?投げキス?していて雌猫が\\\\ピギャー////って湧いてた(´∀`) ♡
奥が深い芥川。好きだよ芥川~~。
桃城忍足の試合は好きなんだが、桃ちゃんがよかったです。
荒削りながら、技術度外視で気持ちがこもってた。気持ちってお客さんまで伝わると思う!!
この試合は忍足の大事な見せ場というか熱い忍足が見れるから大好き。
わたし、忍足は無理だけど忍足は大好きだから(??)、ここって忍足の人格を段階深める熱い場面だと思う。
きっとこの忍足侑士という男って掘り下げが難しいんだろう。クールとホットが混じってるし何考えてるかわかんないし。
でも忍足って大人ぶってるだけで本当はお子ちゃまだと思います。
周りに寂しいって言えなくて強がって大人びた風を演じてる子供みたいに見える。
忍足がどんな葛藤と感情の起伏がありあの試合に挑み、心を閉ざしのか、試合の流れすべてなぜあの選択に行き着いたのか。掘り下げが見たい。
歌の技術どうこうでなく気持ちが伝わればそれでいいと思うな~~。
あと鳳の目の奥が全然ギラついちゃってるサイコ感好き鳳なんだけど、「死んでも止めます!!」がすごいよかった。この鳳なら絶対死んでも止めるな!って感じだった。
ややサイコパス傾向強いのとか人によっては興味示さないのすごい俺も理想の鳳。
滝さんはお笑いの間が上手くてさすが関西人って思ったし、顔の綺麗さと変さのハーモニーが完全に滝萩之介の解釈合致なので好き。ドライヤーさばきウケる。
#テニミュなう
青学はダブルス2組がすごいよかった。
特にゴールデンペア……完成度高いですね!
キャラの雰囲気も動きもぴったり、ゴールデンペアのシンクロ練習したんだろうなぁってわかった( ; ; )
幼女の大石(キャラビジュアルが戦時中の幼女みたいだったので)、か細い声でてくるのかと思いきやめっっちゃパパみある低い落ち着いた近藤さんの声の大石でやばかった!大石いいよぉ!!
顔は戦時中の幼女だったけどオーラがちゃんと私の愛する大石秀一郎。若いのにあの雰囲気はなかなか出せないし大石~~!
あと乾先輩大好きなんですが、乾海堂よかったですね。
乾先輩が理想すぎてやばい!!乾先輩にけっこうこだわりあるっていうか青学は普通にファンとしての心で見てるから単純な感想しか出てこないや☺︎
ミラーガチャSR 忍足。
跡部様扇子が売り切れてて悲しすぎてふて寝。
※以下、閲覧は自己責任でお願いいたします。
テニプリ史において跡部様坊主事件に触れずにはいられないだろう。
跡部様は当時から多くの雌猫(女性ファン)を抱えていた。
跡部様のファンの愛は熱狂的で、夢小説に出てくる女生徒Aに匹敵するレベルでマジの過激といっても過言ではなかった。
しかし物語の展開的に、跡部が越前に敗退せねばならない。
一方的な邪推だが、神である先生の苦悩が伺えると当時から感じていた。
それくらい氷帝の人気はすごかった。
先生が取った判断はまさかの、跡部様を坊主にするという激烈な展開だった。
事件の流れはこちらのブログ記事に詳しくまとめられています。
http://blog.livedoor.jp/moepre/archives/50077861.html
「跡部様が坊主になったらしい」
との悲報はかなり衝撃で、当時跡部(受)が主流であった腐女子界にとって大打撃だった。
本当にオタクの女の人たちが泣いたり激怒したり叫んだりまさに阿鼻叫喚していた。
教室では跡部坊主のニュースでもちきり。私もすぐにインターネットをチェックした。
当時から
「爆笑した(さすが許斐!そこにシビれる!あこがれるゥ!派)」
「でも熱狂的なファンの子は怒るだろうな(分析派)」
を兼ねていた私は男子とともに笑っていたが、跡部様の夢小説をたしなんだりボーイズラブを執筆する雌猫たちにとって大打撃だったようだ。
(私は許斐先生がもっと大好きになった)
次の週のジャンプに全子供&オタク女子の注目が向けられたのだが、そこには短髪の跡部様が描かれていて拍子抜けした。
なんでも、全国の雌猫たちから跡部様坊主に対する抗議のお手紙がたくさん届いたらしい、とすぐに広まった。
ジャンプ編集部からストップがかかったのではと思ってる。跡部様はそれくらい経済効果のある男だった。
跡部様、おそるべし。さすが王国を作れる男である。
◼︎公演情報
「ミュージカル テニスの王子様 全国大会青学vs氷帝」
https://www.tennimu.com/3rd_2018hyotei/
期間 / 劇場
東京:2018年7月12日(木)~22日(日)TOKYO DOME CITY HALL
大阪:2018年8月1日(水)~12日(日)大阪メルパルクホール
福岡:2018年8月18日(土)~19日(日)アルモニーサンク北九州ソレイユホール
岐阜:2018年9月1日(土)~2日(日)バロー文化ホール(多治見市文化会館)大ホール
宮城:2018年9月8日(土)~9日(日)多賀城市民会館 大ホール
東京凱旋:2018年9月20日(木)~24日(月・休)TOKYO DOME CITY HALL
【映画感想】ココ・アヴァン・シャネル
https://www.amazon.co.jp/dp/B00FIWMIS2/ref=nodl_
口紅には、落ちるまでの過程にエロスがある。
ブランドにも、スタイルが生まれるまでの過程に美がある。
いつの時代も女性の憧れであり続けるシャネルの創業者、ココシャネルの前半生を、恋愛中心に描いたお話。
シャネル社の全面協力を受けて制作されたそうです。
登場する服やフランスの世界観が全部かわいい~
フランスに行きたいな。
フランス映画は恋愛描写が生々しく情熱的でいてシビア。
さりげない仕草や情緒で展開を伝える大人っぽい作風だと思う。
映画に興味のない恋人と部屋でゴロゴロながめながら、退屈してイチャつくにはちょうどいいのかも。
シャネルが持って生まれたのは一時代を変えるほどの才能だったんだなぁ。
何色にも染まらない、自分の色を持つ強烈な魅力のある女性。それはシャネルが愛した「黒」のように。
一筋縄ではいかない偉人には孤独がつきまとうものなのかなと思わせる切ない描写も多かった。
人間には表の顔と本質の顔があり、野心の道がある、男性にも女性にも。
男性は惚れた女性のパトロンとなり側に置きたいと思うし、
女性は女という武器で社会の一時代にのし上がることができる。
ギラギラのぶつかり合い、情熱的なフランスの風土を感じる。
ねずみのように屋根裏でコソコソ隠れていないといけない 拾われ者のシャネルの立場は苦しい。
でも旦那様(パトロン)に社交の場に連れて行ってもらって、裾を泥でかき混ぜるだけのドレス、顔がろくに見えない大きな帽子をかぶるマドモアゼル・マダム達をシャネルは目にする。
孤児出身のお針子生活をしているだけでは知り得ない世界。
それらの経験から、女性の新たなファッションへのインスピレーションを得ることになる。
シャネルが魅力的な女性だったからこそ、様々な経験がファッションの礎を構築した。
シャネルはお針子の技術を使って、コルセットのないドレス、ヒールのない靴、羽根のない帽子というファッションスタイルを生み出していく。
機能性を得た女性たちの新たな装いは、女性を社会進出へと導いていく。
私が好きな、ココシャネルの言葉。
「私は流行をつくっているのではない。
スタイルをつくっているの。」
かっこいい女性だ~
こんどこりずに似合わない真っ赤なルージュココを塗ってみよう。
比嘉中にハマったオタクによる沖縄旅行レポ
古宇利島のビーチにて
◾️比嘉中の面影を探しに沖縄へ
テニスの王子様に出てくる比嘉中が好きです。
青学、氷帝に次ぐくらい昔から大好きです。
そしてイケメン枠ちっくで女性人気の高い甲斐裕次郎×平古場凛のカップリングが好きな腐女子であります。
記憶を辿ってみれば、テニプリ伝説のひとつ・恋愛シミュレーションゲーム『ドキドキサバイバル 海辺のSeacret』で甲斐くんが凛ちゃんにデートの段取りについて口出ししていた辺りからこのペアが好き。
合縁奇縁は見てわからず。
不思議なことに沖縄に行くと決めたのは比嘉中に再熱するより前でした。
たくさんの人が大絶賛する沖縄は素敵な場所に違いない✨と思っていたのでいつかは行ってみたかったのですが、なかなか踏ん切りがつかず……o(^o^;)o
そんなあるとき美容師さんからたまたま沖縄旅行の写真を見せてもらいまして、時期もぴったりだったので思いつきで友人に連絡を取っていた。
わたしは普段から狭い交友関係で生きている根暗引きこもりオタクなので、プライベートでは気が合う人としか泊まりの遠出をしたくないのですがこれもまた偶然、最近たまたま海外から帰国した悪友のパウラさん(Dオタ・元コスプレイヤー)を誘いました。
こういった巡り合わせを考えると「縁が重なる」ということを考えてしまう。
パウラさん。美人だがわたしの友達なだけあってキテレツおもしろ人間。
甲斐くんと凛ちゃん
結果的にオタクを爆発させた状態で比嘉中の面影をなぞる楽しい旅となりました。パウラさんありがとー♡
他の方の旅行レポなんかを見るのが好きなので、わたしも沖縄聖地巡礼旅行について記録に残しておこうかと思います!
わたしはいまこのブログを書きながら、太陽の島(うた:甲斐ゆうじろう)を聴いて泣いています。沖縄に帰りたい(;O;)
・今回の旅のルート
・比嘉中好きさんにおすすめのスポット
・これは食べて欲しいグルメ
・個人的に感じたこと
・沖縄戦について(※閲覧注意)
◾️都会的な南部、田舎な北部
平日休みを使い、2泊3日のコンパクトなプランを考えました。
わたしは初の沖縄で、パウラさんは離島にのみ滞在の経験があったので、本島の名所を抑えるスケジュールに。
行ったことのない土地は心配なので、事前にいろいろ調べてしおりを作りました。
会社で印刷したしおり。上司に許可取得済み。
比嘉中と沖縄料理が大好きなので沖縄のことを調べて知っていくのは楽しかったです。とても充実した時間でしたよ(^-^)※柳生比呂士
1日目 北部〜恩納村・古宇利島〜
那覇空港めんそ〜れ!
那覇空港に降りたった瞬間から6月とは思えない熱気に包まれる。地面の奥に潜むマントルの熱がジリジリと伝わってくるようだ。ぐお、おおおっおおだおo(^-^)o
空港を出た途端、しめった潮騒の風が髪を抜けていく。
本州との気温差はそれほどありませんが、沖縄の湿度は80%ほどで高温多湿。同じ日本に属しながらも本州とは違った亜熱帯の風を感じることができる。
こんなささいなことからも、1879年の琉球処分まで沖縄が日本と別の国だったことを肌で知ることになります。
レンタカーと道端で出会った野良猫
那覇空港の近くでレンタカーを借りました。
2泊3日満タン返しなしでひとり¥8,500ほどなので、運転できる方はぜひレンタカーを借りることをおすすめします。
道中のドライブがすごく気持ちいので☀️
ドライブ中は美しい海がずっと見えている アゲ⤴︎
沖縄本島は海上輸送路として都市化した那覇市を中心とした南部と、のどかな自然の風景を残す北部に分かれています。
那覇市から高速に乗り島の西側を北上しつつ、おんなの駅、琉球ガラス体験、美ら海水族館、古宇利島ビーチへと続きます🚘
◾️おんなの駅
観光名所のひとつ・本島中腹の恩納村にある「おんなの駅」は名産品が集まった道の駅です。
観光向けの施設ですがお手軽に沖縄を感じることができるので、食べ歩きやおみやげ購入におすすめ!
美味しすぎてすぐ消費したかき氷
◾️琉球ガラス体験
琉球ガラスが大好きで絶対欲しいと思っていたので、体験コースを予約しました。
カマドがめちゃくちゃ熱かった!吹く棒は職人さんと間接キス!
職人さんがツボって2人で盛り上がった。
一見怖そうだった職人さんは優しかった。
我々は真面目に説明を聞いて影でふざけるタイプだけど、説明を真面目に聞かずに表立ってふざけるタイプの比嘉中3年2組の2人は社会見学で琉球グラス工房に入ってふざけて叱られたりしていたのだろうか。
などと考えながら真っ赤なガラスと股間を膨らませる。管を吹きながら、わたしの心も真っ赤なガラスのように怒張していた(早口)。
火がボーボーなので体験のときはズボン着用をおすすめします。
購入すると¥2,000ほどの製品が体験料を含め2倍ほどと割高になりますが、自分で色や形を選べるのでこだわりが強い人(わたしのような)にはおすすめです。
自分で作った珠玉の逸品には愛着がわきますし、琉球ガラスで飲むオリオンビールはすっごい贅沢だ。
作ったよ、9割職人さんが
◾️美ら海水族館
凛ちゃんの行きたいデートスポット「水族館(ジンベエザメを見たい)」はつまり、県内で唯一ジンベエザメを飼育している施設「美ら海水族館」を指す。
凛ちゃんが足を運んだ(可能性が高い)土地を歩く……四肢は高揚感に震え、珊瑚が積み上げた大地をしっかり踏みしめた。
微笑むシーサー、咲き乱れるアカバナー(ハイビスカス)……オタクの興奮値は次第に上り詰めていく。
シーサーと同じポーズをとるなど中2男子と同じ思考である。
ギ、ヤァァー!!!
しかし待ち構えていたのは巨大な砦……触れ合いコーナーだった。
大阪の巨大水族館「海遊館」では最後の仕上げとばかりに用意されている一大アトラクションなのでかなり戸惑う。
沖縄近海に生息するめずらしい海の生物たちが水槽に並んでいる。数や種類も豊富で、この場所ならではという展示には多くの人が集まっており、比較的自由に生き物と触れ合うことができるようだった。
わたしはヒトデが苦手なので(星の形をしてるから)苦痛の時間だったが、やらずの後悔はしたくないので接触。感触はたくあんの表面に似ている。
以下は動画に収められていた一部始終の会話です。
アユム「ああああ〜勇気すごい勇気すごいヤバイヤバイヤバイヤバイち●ち●ヤバイ異種姦勇気メンタル強すぎる」
パウラ「ぬるぬる。あ、こっちいく?」
アユム「かわいそうチョコチップ取れちゃう(ヒトデにチョコチップがついてる)」
パウラ「あっナマコが轢かれた」
アユム「感想は?」
パウラ「感想か、気持ちよかったね」
そして事件が発生。。。
記念写真のシャッターを切る係のお姉さんに、「手に持ったものはそのままで、ポーズ取りましょうね」と言われ違和感を覚える。
なぜならわたしが握りしめていたのは甲斐凛ぬいだったのだ。
一般人に擬態して生活している隠れオタクの経験からして、一般人はキモィものを見つけても普通に見落とすか、キショィ人に関わりたくないからスルーすることが多い。
わたしはテニミュの比嘉の俳優さんやファンの子がよくやっているガオー(シーサーらしい)のポーズをした。
そこでお姉さんは何か確信を抱いたように声を張り上げた。
お姉さん「比嘉中ですか?(音量|||||||||||||||||||||||||||)」
アユム「アッハイ」
わたしの心臓は爆ぜ、だんだんゆっくりとした鼓動に変化する。動揺した人間の心臓の動きである(HUNTER×HUNTERでセンリツが言っていたのでこれはリアルガチだと思う)
お姉さん「私は四天宝寺です!!!!!」
この間お姉さんとのやりとりは3秒ほどだったが、わたしは「うふふ」というよくわからない曖昧な笑い方をしてジンベエザメの腹から這い出たのだった。
本当は「デュフフw我もwテニクラですぞww」くらいのきりかえしをしたかったが、あのように親子連れやカップルに囲まれた超絶アウェーでそのような自爆行為は万死に値するため、苦肉の策でありました。
お姉さんすみませんでした。
この時点でかなり疲弊してしまった。日本の南の果てにもテニクラが……たしけってすごい!沖縄の洗礼を受ける。
りんちゃんが好きなジンベエザメ。でっかい!
でかいもの=かっこいい という短絡的でピュアな思考がカワィィ
ひっついてるコバンザメがかわゅぃ
甲斐凛がゲラゲラ笑いながら写メる水槽
◾️古宇利島
古宇利島は沖縄北西に位置する小さな島で、島の間にかかる橋はドライブウェイとして人気です。また、透明度の高い砂浜は県内でも人気の海水浴スポット。
ここの星空を見たら他の星なんて見れなくなるさ〜と沖縄の方に紹介してもらって宿を取ったんですが、残念ながらこの日の夜は曇っていて星は見れなかった><
また、古宇利島北部にある「ハートロック」は景色の名所として人気です。
甲斐凛がお散歩してそうな道
獣道を抜けるとひっそりとしたビーチが広がる
ヤギが歩いてたり、犬(野良)が歩いてたり。。。島にあるのはサトウキビ畑と道だけ。
ヤギ
海と自然のシンプルな景色が続くのどかな島を一周するだけでとても素敵な時間でした。
甲斐くん「ハートロックを見ると幸せになれるらしいさ〜」
凛ちゃん「クセェこと言うなやぁ〜」
透き通るような濁りのない海、サンゴや色とりどりの魚や不思議な生き物が暮らす岩場は絵に描いたような沖縄!
感動の景色でした。
小魚が泳いでいます。その他にも見たことがない何科目なのかわからない生き物がたくさんいる。
古宇利島って島全体が不思議なハッピームードに包まれているんですよね。
そういうのってありませんか?ここなんとなくいいなって。ありませんかね?おやおや困りましたねσ(^_^;)※柳生比呂士
きっとそこの岩場に人魚が腰かけてるな
甲斐くんの行きたいデートスポット「ビーチ(人魚を探しに行きたい)」は、こんな美しい海岸をお散歩したいってことなんだろうなぁ。甲斐くんっておバカそうに見えるけど気持ちの上では真面目だしとってもロマンチストで天然たらしだと思う。
絶景が広がっていたのでぜひ行ってみて欲しい場所です!
◾︎民謡居酒屋
夜ご飯は車で20分ほどにある民謡居酒屋を紹介してもらいましたが、そこが当たりでした!
民謡居酒屋は県内にいくつかあるそうなのですが、沖縄料理に舌鼓を打ちながら三線の生演奏と生歌を堪能することができます。
演奏の最後はお客さんを巻き込んで「カチャーシー」を踊るのですが、お客さんいじりがすごくて強制参加させられる!
踊るの下手ってディスられるし(事実である)ほぼイジメだった( ; ; )パウラさんはダンス経験があるので上手かった!
息子さんとお母さんの親子が織りなす歌と演奏、見事でした。
「カチャーシー」は「唐船ドーイ」「豊年音頭」などの曲に合わせて、男性は拳を作り、女性は開いて、頭の上で窓を開け締めするように手を振る宴の締めの踊りです。
翌日、国際通りの居酒屋さんでダル絡みした宮古島出身の18歳男子高生に話を聞いたところ
島(離島)出身の子はおじぃやおばぁに習う。
那覇出身の子は学校の授業で習う。
との情報を得たので、つまり比嘉中の子はみんなカチャーシーを踊れる!ってことが判明して興奮がやばかった。
ていうか「唐船ドーイ」とか寛(知念くん)が歌っててCD出てるもんね!寛結婚して(;O;)
甲斐くんは先頭を切って踊るタイプだし、おばあちゃんっ子な凛ちゃんは踊るのが上手いんだろうな。あー興奮でちんちん痛いよ;
「週8回くらい来てる」とイジられてた常連のお客さんが途中で乱入してくれたんだけど、その踊りがまじで上手いし圧倒的存在感がヤバくて……
もう100回くらい動画見返して死んでる。もうだめだ。推せる!
今回の沖縄旅1の笑いをありがとう!
しかもそのときの動画を例の高校生の男の子に見せたら、
「たしかに踊り方の癖ある人いますね……あーでもこんな感じ……あっ!これはふざけてますねww(スーパー沖縄弁)」
って半笑いで言われてて本当にいい思い出をありがとう。
若者の純粋な半笑い、オモロッピ。
泊まった宿。推しですけべな妄想をしよう
ビーチは海が綺麗!水が冷たかった
2日目 南部〜青の洞窟・ひめゆりの塔〜
◾️青の洞窟 スキューバダイビング
スキューバ最高でした( ; ; )ハマりそう……!
恩納村の「青の洞窟」は絶景で有名なスポットですが、本当に最高で( ; ; )
命を預けるインストラクターさんと記念撮影よ!すっぴんで挑む(本気)
サンゴで埋め尽くされた海底を覆う透明度が高い海水は光の反射で紺碧に輝き、色とりどりの魚があちらこちらで泳いでいます。
太陽に照らされた自分の影が海底にできる様子が、空を優雅に飛んでるみたい。
海の中の世界!リトルマーメイドが大好きだから興奮しました。
まさにこの世の楽園、竜宮城だった。
魚かわいい みっしり転がるウニに気を遣いながら撮影
どうでもいいけど目視できるほどプランクトンの量がヤバい。
海の中は声が聞こえないのに興奮してめっちゃ喋ってしまい海水を大量に飲んだので、つまり私の口にもプランクトンがいっぱい入ったことになる。シロナガスクジラになった気分だ。
海から上がったとき、塩分過多、今自分の顔をなめたら塩味だとパウラさんと語り合った(?)。
あと喉がカラカラになった!遭難したとき海水を飲んじゃいけないって本当なんだぁと感動。
青の洞窟内から見上げる空は形容しがたい美しさ、、、はわわ(^-^)
ただ、度胸があって運動神経の良いパウラさんが心理的な緊張感から青の洞窟の中を潜れなかったので、わたしだけ奥に入ることになりました><暗くて深かったからね;
明るい場所に出たら平気になって楽しめたみたいだから本当によかった!申し訳ない;
またリベンジしたい!!!!><
インストラクターさんが「潜るのに泳げるかは関係ない、大事なのはメンタル」と言ってたから、閉所・暗所・高所恐怖症の方は難易度が高いのかもしれません。。
海の中を泳ぐと自分が高い位置にいるような錯覚になるからなんとなくわかる。
わたしは田舎育ちだし狭くて暗くて高い場所好きだし泳ぐのが得意だけど、海に入った瞬間は不思議と緊張を覚えました。大いなる海だ;
昔からいろんな本番前にやる緊張を殺す方法(死ぬよりマシ!って思いながら深呼吸)で切り替えたら呼吸ができるようになったけど、パニック状態だと酸素があるのに息ができなくなるのは本当に不思議ですね;
海底のようす あの間通りたいな
青の洞窟は綺麗な景色として有名なのでボートで巡るツアー、シュノーケリングなど色んなプランがありますが、わたしたちは船で岬の先まで出て青の洞窟付近を潜るプランを申し込みました。
沖縄はどこも中国の方で賑わっていたのですが、スキューバも大人気でした。周りから聞こえるのは英語と中国語ばかりでここは中国か?
外国の方も沖縄の綺麗な海に潜りに来ると聞くのですが本当なんだなぁと実感。
青の洞窟はものすごくおすすめです!沖縄に行ったらぜひスキューバをやっていただきたいです。
初めてだったのでちょっと怖かったのですが、すぐ慣れてもっとやりたい!って思うはず。
スキューバをすすめてくださった美容師さんに感謝です。ええ場所や〜
比嘉中の子らはこんな素敵な場所を素潜りでスイスイしてるんだなぁ~
3日目は国際通りや空港でおみやげを爆買いして終了🌟
◾️比嘉中好きさんにおすすめのスポット
ハイビスカスと美女。凛ちゃんにもハイビスカスがよう似合うと思うで
自然風景がおすすめ。
北部へと続く海岸線、ハートロックに続くサトウキビ畑、岩場のビーチ、あぜ道で野草のように咲き乱れるハイビスカスなど、フォトジェニックな場所が山ほどあります!
ドライブがてら足を止めて自然を堪能していただきたいどす
インスタグラマーごっこ。腕のコ●ドームみたいなゴムは甲斐凛の好きな色
美しい景色の中で生まれ育った比嘉中の子たち。
こんなに綺麗な場所で育った子の魂が、美しくないはずがない!と強く感じるに違いありません;
あと、国際通りのドンキ。
暇を持て余した甲斐凛が溜まっているはず。
コ●ドームを買っているはず(友人へのプレゼント。蓄光)
国際通りから一本入った平和通り。甲斐凛がブラついているかもしれない☆
◾️これは食べて欲しいグルメ
・沖縄そば(ソーキそば)
・りゅうぴんのかき氷
・三ツ矢本舗のサーターアンダギー
・県民ステーキ
地元の人に話を聞いてふらっと入ったお店ばかりだけど、間違いなく現地の人に聞いた方がいいお店に行ける。
わたしたちは知らない人でもガンガン話しかけるタイプなので、近場の店を聞きまくって臨機応変に予定を変更しました。それがよかった✨
◼︎個人的に感じたこと
北部がよかった。
でもひめゆりも国際通りも満足度が高い。全部楽しいし回りきれない。離島にも行きたい。
結論、また絶対に沖縄に行きたい。
書こうか迷ったけど、沖縄戦について備忘録として感じたことを残します。
※この先は少しオカルト&沖縄戦に触れるので苦手な方は飛ばしてください※
◾️ひめゆりの塔
2日目、斎場御嶽に行く予定だったけど「ひめゆりに行きたい」というパウラさんの一言で急遽ひめゆりの塔に行くことになった。
その手のものが苦手な子や興味がない子には強要できないので嬉しかった〜〜(>_<。)
ややオカルトな話になってしまうけど、戦跡等の名所は夕方以降には訪ねないようにしています。この時はまだお昼過ぎだったし歴史が好きなので、軽い気持ちで快諾した。
結果、行って本当によかったです!!
行かなかったら旅の重さが全然変わっていたなぁと思う。そんな感じで不思議な場所だった。
大東亜戦争か……しみじみ考えながら施設へ。
学生の頃は近代日本史を専攻していたし興味はあったけど、当時は受験に向けて時系列をなぞるだけで終わってしまったので、大人になってから歴史を学び知ることがとても多い。
沖縄戦は歴史の参考書の中だと、たった1ページほどで説明が終わってしまう。
この辺の軍の自決強制性の表記は問題になっていたりもする。
お恥ずかしながら沖縄戦に対する知識は、恐ろしい火炎放射器の映像資料を見かけたことがあるくらいだったので、実感がわかないというのが大きかったのです。
あとひめゆりで心霊体験をしたって話はよく聞くけど、ただ単純に歴史の跡をなぞって亡くなった先人たちを弔おうという気持ちだったから、怖い気持ちは少しもなかった。
これは、北部のさとうきび畑
でもやっぱり気のせいかもしれないけど、島の南部に近づくにつれて空気がどことなく重苦しくなって行く。
天気は晴れなのにどこかどんよりしていて、美しいはずのサトウキビ畑にはなんとなく目を向けられなかった。
周りは観光地化しているのにね。
北部の空気と違うのが不思議としか言いようがない。ひめゆりの塔周辺の空気どこかで……、と考えたら、長崎の平和公園の空気に似ていると思いました。不思議なほど静かでひんやりと澄んでいる。
「空気が違う」って感覚は、歳を重ねるたびに自分の中の確かなセンサーに何かが引っかかっているんだと確信するようになった。
沖縄は本当に色々な意味で不思議な場所だと思う。都会では必要がない第六感が敏感になるのかな???
献花の祭壇の先にあるガマ(自然にできた防空壕)はただでさえ禍々しいオーラを纏っていた。
戦火の真っ只中、特に持久戦は悲惨なことになると聞く。
こんな暗いところで年端もいかない女学生さんが連日連夜看病を……と思うとそのときの怖かった気持ちを考えずにはいられない。
献花を終えて手を合わせて資料館へ。
展示パネルや映像をひとつずつチェック(パウラさんもわたしも読み込むタイプ)。
大東亜戦争末期に発生した沖縄戦は国内最大の地上戦へとなだれ込み、戦没者は20万人にものぼるそうです。その多くが沖縄の民間の方々。
とはいえ数で言われてもよくわからないなぁと思う。
東日本大震災で犠牲になった方が約2万人、その10倍だと考えると、想像がつかないほどの犠牲だと感じる。
パネルや動画の証言、続いて犠牲となった生徒さんひとりひとりの紹介と死因が記されたパネルや手記展示のある鎮魂の間へと続く。
鎮魂の間の空気は凄かった。気を強く持っていないと病みそうに重苦しい。
これまで色々な戦跡を訪れたけど、いい意味でありのままの凄惨さを知らせる展示は胸に響くものがあり、圧巻の演出でした。
発見が、「ひめゆり」の生徒たちが村で合格者が1人でるかでないかという難関師範学校に受かった優秀な子供たちということだった。
VTRの中の生存者の方はみなさん知性の溢れ出る話し方をされていて、こういった方々の尽力があってこそ、歴史を刻む上での重要な施設が生まれたのだと思う。
今もまだ残るいろいろな社会問題は、ぜひひめゆりに足を運んで、自分の目で真実を確かめて欲しいなと思った。
ひめゆりが歴史的要所とされているのは、ただ可哀想だったことを伝えるだけではなくて、助かる余地のあった命がたくさんあったこと、追い詰められたときの人や戦争の、愚かな部分を示唆しているからだと思う。
どうして大東亜戦争を反省しなくてはいけないのか、どんな人が志を持ち戦って、誰がどうやって翻弄されたのか。わたしたちはその仕組みに気づいているのかな??わたしもまだ考えなくてはいけないなと思った。
大東亜戦争のことを調べるたびに、わたしは民間人の手を強制的に借りなければならなくなった時点でその戦争は負けていたのではないかと感じてしまう。
そして子供達への教育は国の幹を担う大切で繊細な部分だと考えさせられる。
色んな考えの人がいるし、声を大きくして言いにくいことなのかもしれない。
こんなに戦争について深く考えたのはひめゆりを訪れたからだろうなぁと思いました。
うろ覚えで申し訳ないけどとても印象的だった生存者の方のVTRの言葉
「私はもうこの歳だけど、友達はいつまでもあの頃の17歳のまま微笑んでるんですよ」
「国は国民を守ってはくれない。国は国を守るけど、人は絶対に守ってくれない。だから戦争はいけない」
お説教のように平和を大切にしようと言ったって響かないのは仕方がないと思う。
やっぱり身近な体験にまで落とし込めないと、人間って実感できないものだ。
ひめゆりに刻まれた記録が、当時10代のうら若い学生さんたちに降りかかった壮絶な経験だということを伝えてもらうことで、わたしはある種の現実味を覚えた。
原爆ドームで大きな鉄が曲がっていてもよくわからないけど、女学生さんのお弁当箱がそのまま炭になっているのを見たときが一番苦しかったのと似てた。
こんなことがおばあちゃんたちの代にはっきり現実として起きたんだなぁ。
感情移入して展示を見ながら泣いてしまったし、施設を訪れてからは世界の見え方が変わったように思います。
そして余談だけど、展示の中でちょっとオカルト的なことを体験した。
えっまさかっていう気持ちでしたが勘がそこそこ当たると信じているので、自分の中ではそうだったんだなぁと思ってる。
パウラさんも同じ場所でゾッとしたと言ってたからびっくりした(^-^;なんてことないパネルの前なんだけど
詳しいことはわからんが純粋な感じがしたし、わたしたちのような世代が意思を受け継いで後世に歴史を伝えていかないとなぁと感じました。
そして奇しくも6月23日は73年目の沖縄慰霊の日だった。この詩が素敵だった。
ひめゆりの塔を後にしてから広がる美しい景色はどこかうら寂しく、いきいきと太陽に光る植物が偉大なものに見える。
あんなに綺麗な海や岩辺にむごい光景が広がっていたのかと思うと何とも言えない気持ちになる。
だから余計に、爽やかさとちぐはぐな翳りが表裏一体となった不気味なまでの生命力が、とても美しく見える。
沖縄はそういう重さを背負った場所なのだなぁ。
だから沖縄の人はみんなおじぃやおばぁを大切にするんだね。
おじいちゃんやおばあちゃんはみんな過去に深く傷ついていて、悲しみに蓋をして日々を送っているからこそ、あんなに深い懐と愛情を持っているように思えてならない。
沖縄戦は「ありったけの地獄をあつめた戦場」と称されたらしい。
だとしたら同時にここは「この世の幸福をめいっぱい詰め込んだ楽園」だと思う。
こんなに綺麗なのにね
わたしはひめゆりに行ってからもっと沖縄が好きになったし、こんな綺麗な場所で育った比嘉中の子たちが愛しくなった。
手段を選ばない反骨精神と、相反する純粋な汚れなき心を併せ持つ。まさに沖縄の美しくたくましい土地を反映したのが比嘉中の子達だと思う(;ω; )
そして国際通りのホテルへと向かう途中、フェンスに囲まれた広大な施設が横手に広がっているのが目に入る。
嘉手納基地だった。都心に近付くにつれて当然のようにアメリカの方が歩き、ジープが走り、空には航空機の低いエンジン音が響く。
昔からなんだけど、ああいう軍事用の飛行機の音が今でも苦手です(´;ω;`)ウッ
武器は自分たちを守ってくれる刃となるのか、いつかこちらに矛先が向くのか、正解がわからない。
もう那覇市の中心街だというのにこんなにも近くに戦争の跡を色濃く感じるなんて驚いた。
おじいちゃんたちは今もこんな風に身近に戦争のことを思い出すんだろうなぁ。
興味がある方はぜひ、こちらのニュースの「止むに止まれぬ戦争だったのか
」の部分を読んでいただきたいです。
曲がるところ間違えていっしゅん嘉手納基地に入りそうになったのは超焦って笑ったけど、、、(^-^)笑えないわ
途中で通り前が降り始めた。
旅行中は雨予報だった天気を心配していたのですがタクシーの運転手さんいわく沖縄の天気予報は当たらないそうで、雨が降るとしてもザッと降ってすぐに止むとのこと。
自称晴れ女2人の力もあり道中ほとんど晴れてました♡
↑那覇市の虹の様子。
雨は10分ほどで止みました。
吹き荒れる雨は空が泣いているようでもあり、悲しみを洗い流してくれるようでもある。
※ポエム
でも本当に死んだ人の涙は雨になって降るんだよ。こういうときの雨もそうなのかもしれないと思っている。
おばあちゃんにそうやって教わったからな!
傘を持ち歩くはずがない(治安の乱れたDQN、だがそれがいい)甲斐くんや凛ちゃんがズブ濡れになってビタビタのシャツを褐色の肌に貼りつけながら雨宿りする世界線があるなと確信しつつ。。。
これまでいろいろな土地に足を運んできて、どこもそれぞれ素敵だったけどわたしは地元が大好きだから、愛知県に帰ってくるたびにいつもほっとしていました。
でも沖縄は人生で初めて、「ここに住んでもいいなぁ」と思えた場所だった。それくらい心に響く場所だった。
長々と書いてしまいました。
また沖縄行きたいです!!
【映画感想】鍵泥棒のメソッド
売れない役者と売れっ子の殺し屋が入れ替わるお話。
堺雅人さん扮する売れない役者・桜井と、香川照之さん扮する記憶喪失になった殺し屋・コンドウが入れ替わり、それぞれの人間として生活を始める。
自分が売れない役者であると思い込んだコンドウがコツコツ努力を重ねると、桜井の人生が上手く回り始める。
「大事なのはこれからどうするかだと思うんです」
何もかも忘れてしまって、ゼロからのスタート。年齢も若くはない。
だけどこんな風に考えられたらすべてに前向きになれるんだろうなぁと思った。確かにうじうじしてたって仕方ないし、逆境を味方につけることが大切だ。
人の感じ方や性格は変えられないが、そこからの考え方は変えられると思う。
シナリオの矛盾がなくテンポが良いのですんなりストーリーに入り込めました。シナリオの進行を助け、観る人を飽きさせない、登場人物の個性的なキャラクターとコミカルな演技が特徴的で素敵……
売れない役者、殺し屋、結婚を望む女。3本の軸が同時に絡み合いながら進む少し複雑なあらすじですが、展開がわかりやすい。
余計な部分を削ぎ落とし、必要なシーンだけを緩急つけて際立たせる良きシナリオ。
役者さんの好演の後押しがあるからこそですね。
合間に入る悪気ないセリフが皮肉で笑えるw
香川照之さんの演技力が凄まじい。
他者の人格を演じる『役者』という仕事を全うしている方だなぁと感じますし、個人的にとても好きな役者さんです。別人格を同じ作中で演じ分けるその技術はまさにプロのお仕事でした。
香川照之さんはかまきりの番組をやっていて、私の嫌いなハグロトンボを美しいと褒めていたからショックだったけど、被り物を被ってかまきりの番組をやる所が好き(?)。
ハグロトンボは蝶とトンボの間の形態をしたベロア素材の生物で、人間に向かってくるので怖い。覚えておこう!
出展:ハグロトンボ地元電車内シャトルラン走事件
2013年に第86回キネマ旬報ベスト・テンで日本映画脚本賞、芸術選奨文部科学大臣賞、第36回日本アカデミー賞・最優秀脚本賞を受賞している作品。
【観劇感想】ミュージカルテニスの王子様 3rdシーズン 青学vs比嘉【ディスコミュージック】
いわゆる「テニプリ実家帰省」組なので2ndは詳しくありません。
なので主に初代と3rdの印象のみとなりますが、とにかく比嘉中が大好き。
「テニスの王子様 青学vs比嘉」を観劇しました。
5月19日(土)に発売された比嘉戦のブルーレイを予約購入したので、映像を見返してあのときのときめきがまばゆく蘇りました。
遅くなりましたがミュージカル公演の感想を書き留めておこうと思います。
※公演でもらった上等な紙
太平洋で溺れた。
甲斐くんのバイキングホーンに巻き込まれた私は激しい渦潮にのみこまれ海原へ……水面でもがきながら浅い呼吸を繰り返していた。気を確かに持っていないと遭難する……語彙力……
観劇中は興奮と涙と感動と笑いが混じって呼吸困難&阿鼻叫喚だったが、これが『テニスの王子様』だ──、と悟りの境地に至る謎の体験を果たす。
※バイキングホーン警報
ダークホースの中のダークホース
比嘉歴は10年ほどになります。
テニプリの原作やアニメを追っていた当時は、比嘉中はあからさまな『ヒール』、ごりごりの悪い奴らとして登場したと記憶しています。今みたいなおもしろ愛されポジションじゃなかった。
比嘉はとにもかくにも癖がつよい。
部長は鬼畜コロネ眼鏡だし、ヒラコバは丘サーファーだし、知念くんは寿蘭もびっくりな白メッシュだし、甲斐くんも最初は飛行機のパイロットの人用の帽子みたいなやつ被ってるかと思ってたし悪い口調でしゃしゃってて怖かった(´;ω;`)
※甲斐くんが被ってると勘違いしていた帽子
甲斐くんのバイキングホーン(隠語)(裏手のレフティ)(普通と違う)が大暴れしてヨボヨボのおじぃにHitした瞬間、当時は青学在学中&光の生徒だった私は「おじぃーーー!」と絶叫しむせび泣いた。
まだ子供だった私には「殺し屋」というたしけジョークが通じずただ怯えていたのです(´;ω;`)ウッ
青学に忍び寄るダークホース・比嘉中🏇
しかし、たしけのお導きやミュージカルやぺアプリの掘り下げのおかげで、比嘉への印象はかなり変わりました。
一人でダブルス(参照:菊丸英二)や十字ガットラケット(参照:鬼十次郎)を経て今やすっかり精かんな顔つきとなり大人になった私にとって、よもや比嘉中などじゃれつく子犬のごとく愛らしい子供たちでしかない。
マブいです。ユニークさと根の純朴さと爆発的な個性が猛烈な中毒性となり、今では推し学校に食い込む大好きな学校となっています!
比嘉はテニプリの中での差し色、読者をあっ!とさせる味の変化をつけるダークホースだった。
小畑健先生がカラー原稿の差し色に赤を使うみたいなものだろうか?プロデューサー、イラストレーター、それぞれの天才たちによる色彩感覚。
1stの比嘉が本当に好きだった
テニミュは1st大好き古参乙オタクです。
舞台に全通とかでちゃんと通っていた方々には安易に好きと言ってしまって申し訳ないですが、当時は周囲で比嘉中が爆流行りしていて、私もハマってDVDを死ぬほど見ていました。
なぜか比嘉って男性人気が高いんですよ!雰囲気がある意味輩っぽいからですかね?
特に田仁志慧くん。最近も同い年の男友達とテニプリの話をしたときに慧くんかわいいよぉ〜と猫なで声で言っていた(何故、慧くんに媚びるのか?)(一体何目線なのか???)。
※ズァンフェス2017マーベラスブースにて
テニミュの比嘉も、もともとは男の先輩から熱く布教されたことがきっかけでしたし、その先輩はテニミュのこと好きになりすぎてちっともオタクじゃないのにチケット取ってテニミュの公演観に行っていました。怖
今や幻のDVDだけどね。やっぱりみんなテニプリに憧れてテニス部入ったりジャンプ読んだりしていた時代ですし、青春時代に色濃く残る強烈な思い出です。
1stの歴史に積み上がる美ら海ぱわぁ
冒頭で太平洋に難破したと記述しましたが、3rd公演を観劇中、私は心の中で頭を抱え嗚咽をこらえていた。座席から動いたら迷惑になるので本当はおとなしく座り口にハンカチを押し当てていただけである。
3rdの比嘉、すごくよかった!大好き!!!
青春時代につきささったあの感動を、色彩あふれるあの高揚感を、大人になってしまった今でもあっさり浴びせてくれるのか〜ああぁあ〜おっおっ( ^ω^ )という感情だったと思う。
1stの呪縛にとらわれていた私をあっさりと開放して、比嘉中そのものみたいなぬるりと揺れる1stキャストさん達の立ち姿をはじめて目にしたときと同じくらいの爆発みたいなワクワクで満たしてくれた。
ミュの比嘉と言えば不動の人気を博する2曲に始まると思っているが、2017年版もすごかった。
以下よかった曲について。
・青学vs比嘉 南の島から来た刺客
テラディスコ。バカンスで訪れた異国の島でディスコに迷い込みヤバい外国人に絡まれたときのような錯覚に陥る。比嘉中ならではのヤバヤバのヤバさと怪しさをよく表していた。
事前に「今回の比嘉のダークホースはディスコらしい」と聞いてわかってたはずだったけど、「ディスコって???」って感じでよくわかってなかったから、結果的には本当にディスコで興奮で死んでしまった。
1年のボウズ3人組なんて一瞬で狩られてしまいそうだ><
なんでディスコなんだろう????って冷静な自分が思うんだけど、怖いくらい馴染んでいていつの間にか私は咲き乱れるデイゴの花とともに「ずんちゃ♪ずんちゃ♪」と素直に爆上がりしてしまった。
派手だった。比嘉中にしかできない派手っぷりだと思う。地味ーズがいたらかき消されていた可能性が高い。
・一つやり残したことがあってね
この曲かっこよくて好き。1st時代から青学が見守る演出が受け継がれていていいですね!!光属性に包まれて窒息しそう。
佐伯というキャラクターは私の敵だけど、佐伯自体はすごくイケメンだと思う。佐伯は確かにちょっとメンヘラを量産してしまいそうな優しすぎるイケメンに演じて欲しいので、二葉さんは好き。
・テニスとは…
好きな曲がたくさんある青学で受け継がれる名曲の中でも大好きな曲です!
静かに怒ってる不二先輩かっこいい。不二先輩は圧倒的なドSなので、定本風馬さんのサドっぷりがよく出ててよかった。Sとかって顔立ちや年齢で左右されるものじゃあない。滲み出るものだと思う。不二先輩過激派としては好きな不二先輩でした💛
・バイキングホーン
大好きな大好きなバイキングホーンが2017年verになって帰ってきたお。
まず、演出が素晴らしい。
1stバイキングホーンの人気はすごいため、歴代を越さねばという強い意気込みを感じた。1stファンとしてもその想いを真摯に受け止めた。
船が2隻出てきたときは興奮で死んでしまった。船に乗るのが木手と凛ちゃんってところもおもしろ可愛い。というか、ついに船に乗っちゃった……テニス漫画?という概念はとうの昔に消え去っている。
素人目からしても、バイキングホーンへの予算のかけ方が尋常ではない。歴代以上の品質を、という貪欲なまでの作り手の熱意を感じる。まさにボジョレー・ヌーボーのようだ。
その癖の強さ、変っぷり、常人とは一線を画す身体能力、謎のいとしさすべてが、原作で描かれた比嘉中そのものを表現している伝説の名曲だと思います。
テニミュはずっと三ツ矢さんが作詞を担当しているんですよね。いつ聞いても青春時代のわくわくと、勇気と、いい意味での土臭さが網膜の裏にぶわぁっと蘇ってくる。三ツ矢さんの作詞じゃないとテニミュじゃない。
でもあれがちゃんと面白かっこいい(?)のは、甲斐くんがキレのよい動きとキャラクターっぽい歌声でしっかりやることをやっていたからだと思う。ハットonハットのご愛嬌など搔き消えるほどの迫力あるかっこよさだ。
だけどもしテニミュがイケメン路線に走りすぎて甲斐くんのバイキングホーンでハットonハットの演出をやめたら私はもう2度とテニミュには行かない(頑固)
タイタニックに立海が乗っていたのはたぶん今の立海が笑い耐性の強いメンバーで揃っているからで、可愛い系の顔立ちの仁王役・後藤大さん(ローズポジション?)が女装をさせられているのに気づいてしまい笑いを噛み殺しきれなかった。下手な女装が笑いのツボなのでやばかった。どうして可愛いのに女装が下手なのか?それがいい。
その代のカラーに応じた演出を行う上島先生たちは本当にすごいなぁと勝手に考えていた。
まだ見てない人はDVDなどで絶対に見て欲しい。
あと青学9代目にキラキラ感が増しましたよね。青学らしいキラキラ感が比嘉のダークな魅力と相反する感じで対照的ですごくよかった!
※ゲームしたらもらえたテニミュ付箋
好きなシーン
・「よぉ〜わぁ〜(甲斐くん)」
そういうこと言っちゃいけねぇずらぁ(脳内合いの手)※初代より受け継がれし絶妙な煽り込みの沖縄弁
・比嘉が負け犬コールするところ
木手と凛ちゃんだけが調子乗らないでツーンてしてるところ。
いい。ちょっと大人ぶってる組。
・試合前に喧嘩になりかける一触即発。
比嘉の物騒さ、ヒヤヒヤ。甲斐くんの何とも言えないちょっと挑発してる表情がいい。
桃ちゃんのすぐに乗せられちゃう綺麗な表情もじわる。
・「だからあんなデブ使うなって言ったやし(凛ちゃん)」
友達(慧くん)のことデブって言うのまじで地元の仲良しDQNすぎて好きだし言い方も自然でおもしろい。
・「広ぇやぁ〜、全国(凛ちゃん)」
広い世界を垣間見たときに落ち込むのではなく笑ってみせる。
好奇心と見栄、と末っ子ならではの一面。意地っ張りで、凹んでいるところを周りに見せないようにしている表情と声がすごくよかった。
凛ちゃんはたぶん実は自分の気づかないところでめっちゃ悔しがりだから、本当はめっちゃ凹んでいると思う。気丈に振舞うけど。
・「え?ぬえぇ?(菊丸に握手をスルーされて戸惑う甲斐くん)」
可愛いし愛しい。そりゃ菊丸にとって甲斐くんはおじぃにボールぶつけた嫌な相手だし、大石にダブルスぶっちされてキレてるからそれどころじゃない、菊丸の気持ちはわかるけど菊丸ってたまにあり得ないくらい大胆でうける。
甲斐くんは悪ぶることは出来るけど心が綺麗だから兵隊タイプなんだろうなぁ。武器として優れているからこそ、武器として酷使した自分の心体がズタボロになるまで気づかないみたいなところがありそうだ。彼が取り返しがつかないほど深く傷つかないように願う。それが彼らしい比嘉中の副部長としてのあり方ですね。
そんな甲斐くんらしい綺麗さが出ている返事でよかった。
好きだった役者さん
比嘉はキャラクターの容貌が特徴的なうえに古武術の経験者という設定があるため、役者さん自身の体型がすごく大切だと思うのですが、あんな個性的なキャラクターにかちりとハマる役者さんを見つけてくるなんてすごいと思います。
3rdは甲斐くん、凛ちゃんがお気に入り。
キャラクターが好きだからというオタク的な理由も大きいですが、歴代でトップかも。
・吉澤翼さん(甲斐裕次郎役)
とってもいい甲斐くんでした。
逆三角形な筋肉のつき方と腰の落とし方、ジャンプ力、動きの止め方が甲斐裕次郎の身体能力のポテンシャルをよく表現していた。
なんか喋り方も好き。独特な純粋さ、どんな色にも染まってしまいそうな汚れない危うさを併せ持っていて、ものすごく甲斐くんだった。
甲斐くん役の吉澤さんは一見物静かに見えるけど、比嘉というチーム全体のことをめちゃくちゃ考えてるのが伝わる気がしました。
素の姿は金髪だしクールっぽいから最初は怖い人なのかと思ってたけど、お辞儀のマナーとかしっかりしているし、あと一歩引いた位置からチームを見ていると思った。人見知りっぽいけど他者と仲良くなろうという気持ちのあるタイプ(邪推)
人相やオーラや集団の立ち位置やちょっとした仕草に、その人の本質が出ると私は考えています。
吉澤さんは朴訥とした表情の中にゾクっとしてしまうような闇も、情熱も、温かさも滲んでいる。その瞳は覗き込めば底なしの深さに引き摺り込まれそうな黒曜石であった(ポエム)。
そういったすべて、危うさを孕んだ二面性がすごくキャラクターとしての甲斐くんの解釈とも重なった。
そしていろんな人間に化けることが出来る方だと思うので、これからもいろいろな役が見たい期待の役者さんです。
・岩城直弥さん(平古場凛役)
顔が好きです。地元で1番のイケメン(ヤンキー)という意見をTwitterでお見かけしましたが、それそれそれそれです。好きです。
わざとらしいそぶりをするわけでもペラペラ話すわけでもないんですが、存在が凛ちゃんなんですよね……ベンチでだらっとしていたり、裕次郎にもたれかかったり、すべてが猫っぽくていい!めっちゃ興奮しました。キャラ厨爆発してしまった。
おそらく舞台に立ったときのご本人の雰囲気が平古場凛というキャラクター性に近いんだと思います。飄々としていて、中性的ともとれる色気があるのに女々しくはない、しっかりとした我のある男の子。学校の後輩からモテそうなサッカー部って感じ。
指が綺麗で八重歯と笑い方がなんか自由奔放で容量良さそうできらめきに溢れててあんま媚びたりしなさそうでマブい。いい波乗ってる。感謝のお米券を送りたい。平古場凛のオーディションを受けてくださりありがとうございました。
・武藤賢人さん(木手永四郎役)
比嘉は1stがとにかく好きで越えるものはないと思ってたけど3rdは引けを取らないくらい素晴らしいチームでした。
それは木手くんと甲斐くんという部長&副部長がチームの屋台骨を築いて、個性をいい感じにまとめてパッケージングしてくれたからだと感じます。
今回の比嘉がグッと来たのは、木手役の武藤さんのチームをまとめる努力の賜物だと思う。リーダー役に奮闘してくれてありがとうという気持ち。
いろんな有識者の方々が語ってくれてるから今更ですが、原作で好きな学校とミュで好きになる学校って、やや被りはするけど比例はしない。だから、代とかで好みが変わる。
ミュで役者さんからのアウトプットが優れている場合、ミュとしての魅力、色、味が際立つから原作における好みを超越してしまう。
役者さんのおかげでキャラ人気が出るってやつ。
たしけが描く原作をはみ出して、キャラクターのさらなる魅力を役者さんが引き出してくれる現象だ。たしけ本人も言ってたけどね。
それって簡単に出来ることではないですよね。役者さんたちが個性を出し過ぎればファンからは解釈違いって言われそうですし、自分の価値観と役の価値観を融合させて、ファンを納得させるようなより良い表現が出来るって本当にすごいです。
一回自分の価値観をぶっ壊して、真摯に役について向き合わなければならぬ。
これまでのテニミュ文化を見守ってきて、チームとしてのまとまりって想像よりも聴衆に伝わってしまうし、大切なことなのかなと思う。
個々でカリスマ性のあるキャストさんの存在は言わずもがなですが、何よりもチームのまとまりを作って人を惹きつける魅力を構築するのがヒット(爪痕を残すという意味で)の鍵なのではないでしょうか。
せっかく集団でやる演劇をやっているんだからチーム力を活かすに越したことはないし、それが結果的に爆発力となってそれぞれの個性を引き出してくれるんじゃないかな。
きっとその中で大切になるのは部長役の役者さんの立ち回りで、今回の比嘉がグッと来たのは木手役の武藤さんの努力の賜物だと思った。武藤さんは精神的な部分でリーダーとして立ち回っていた努力が透けて見えました。
比嘉って一枚岩な『イケメン』集団では決してないと思う。
だから役者さんが演じるキャラクターが立たないと、ファンからも愛されにくいのではと思ってしまう。
私の目から見たら3rdの比嘉はチームとして構築されていた。表面だけをなぞったら、ただのヒールとして通り過ぎかねない比嘉という存在を、いろんな角度から研究して、愛されるような存在に押し上げてくれてすごいなぁと思う。
きっと舞台とかって組織力を高めていいものを作り上げるお仕事だから、裏方のスタッフさんやマネさんがいるとはいえ、自分で考え舵を切る力がないとそこに魂は吹き込まれないないのではと思う。
長い間若手を見て育成してきた上島先生たちは絶対わかってて役者さんを選ぶときにリーダーとしての期待を込めているだろうから、部長役って大変だね。
ほんといい比嘉をありがとうございました。
私の胸に間違いなく響いたものがあったからこそ3rd比嘉に熱くなれました。
大満足な比嘉をありがとう!全国氷帝が楽しみです!
◾️公演情報
・「ミュージカル テニスの王子様 3rdシーズン 青学vs比嘉」
【東京公演】
2017年12月21日(木)~12月24日(日)
TOKYO DOME CITY HALL
【大阪公演】
2017年12月28日(木)~2018年1月7日(日)
大阪メルパルクホール
【福岡公演】
2018年1月13日(土)~1月14日(日)
福岡サンパレス ホテル&ホール
【愛知公演】
2018年1月19日(金)~1月21日(日)
日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール
【宮城公演】
2018年 1月27日(土)~1月28日(日)
岩沼市民会館 大ホール
【東京凱旋公演】
2018年 2月 8日(木)~2月18日(日)
TOKYO DOME CITY HALL
チケット料金:6,000円(全席指定/税込み)
-公演終了-
・「ミュージカル テニスの王子様 3rdシーズン 全国大会 青学vs氷帝」
ミュージカル『テニスの王子様』|公演/舞台のチケット情報・販売・購入・予約|e+(イープラス)
【東京公演】
日程:2018 年 7 月 12 日(木)~7 月 22 日(日)
会場:TOKYO DOME CITY HALL
【大阪公演】
日程:2018 年 8 月 1 日(水)~8 月 12 日(日)
会場:大阪メルパルクホール
【福岡公演】
日程:2018 年 8 月 18 日(土)~8 月 19 日(日)
会場:アルモニーサンク北九州ソレイユホール
【岐阜公演】
日程: 2018 年 9 月 1 日(土)~9 月 2 日(日)
会場:バロー文化ホール(多治見市文化会館)大ホール
【宮城公演】
日程:2018 年 9 月 8 日(土)~9 月 9 日(日)
会場:多賀城市民会館 大ホール
【東京凱旋公演 】
日程:2018 年 9 月 20 日(木)~9 月 24 日(月・休)
会場:TOKYO DOME CITY HALL
チケット料金:6,000円(全席指定/税込み)