蝶のように舞い蜂のように刺す

作品へのありがたみを込めるお(^o^)ノシ 舞台・2.5次元ミュージカル・映画の感想備忘録。

【涼しくなる話】はじめてのおばけ【やまなしおちなしいみなし怖い話】

 

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白いお洋服

 

 

暑くなってきたし、にっかり単騎公演配信の素晴らしさに感化されたのでお話を書きたいと思う。

これは自分的にガチなのでいつかまとめたいと考えていたうまれてちゃんとはじめておばけを見たときの体験談である。

 

私自身や家系など霊感があるわけではなくて、なんとなく場所に対する嫌な感じや、金縛りや謎声を感じる程度ではっきり確信を得たことはなかったのだが、これはガチ、、、というはじめての体験だった。

心霊体験とはホラー映画のようにじわじわ恐怖が盛り上がるものだと思っていたが、あまりにもあっさりで突然だった。

 

その日、私は三重県某所に出向きアンティーク家具の買い付けをしていた。

当時は某撮影のセットを作るお手伝いをしており、プロデューサーさんの運転するいい車で三重県某所の家具ショップにて家具を爆選び&経費で爆買いした。古い道具は好きなので嫌な感じとかではなく、いい買い付けができたと心地よい満足感で満ちていた。

 

買い付けが無事に終わり、給油のためにガソリンスタンドへ立ち寄った。よくあるフランチェイズ式チェーンのガソリンスタンドだった。

私はプロデューサーさんの愛車の助手席に座りながらなんとなしに前方をふと見上げ、5度見くらいした。5mほど先の塀の上部に女の人がぶら下がっていたのだ。ガソリンスタンドは防火法みたいな規定のためか2mほどの高い塀に囲まれていたのだが、その上の方で白いワンピースを着た黒髪長髪の女性がぶら下がっている。まさにぶら下がっているという描写が適切だと思う。私はゾッとしてこれは人ではいなということを直感で思った。カチっとチャンネルが合うみたいな感覚で、たまに大規模な公園などでうめき声が聞こえる時と同じ感覚だったし、ベニヤ板にべたっと貼り付けた平面の絵みたいな色あせた映像だったからおかしかったのだった。

 

じっとこちらを見ているとかではなくて、その人は黒髪ロングの白ワンピという幽霊テンプレルックをしているのになぜか顔がぼやけて認識できない。私の視力は当時2.0からちょっと下がったくらいでうちの家系は視力だけが自慢だったので見間違いではないだろうと漫画みたいに目をこすってもう一度塀の上を見る。しかしパッ、と効果音がつくみたいに女性は消えていた。

 

気が動転しつつもそのタイミングでプロデューサーさんは運転席にいたので、変な人と思われるからとなんとか平静を保ちつつ、今塀の上に人いたりしました?と言った(でも今考えるとこの質問もだいぶやばい)プロデューサーさんはテンプレみたいにはぁ?ってドン引きなリアクションをしていて、いませんよ、と言った。変なこと言ってすみませんと流した。

 

車がガソリンスタンドを出て塀を通り過ぎる瞬間、私は塀の裏を見たがその辺り一帯は何かを取り壊した解体工事後のような車両跡のみを残しつつ更地になっていた。つまり2mくらいの高い塀の向こう側で女性が立てるような場所はなかったのだ。

 

怖すぎてその地名で事件やいわくつきのエピソードがないかを調べたのだが、何も出てこないし大島てるにも載っていないし普通の住宅地だった。

 

私の予想に過ぎないが、女性は縊死しているような体勢だったのではないかと感じた。専門的な知識がないのでなんとなくという感覚でしかないが、自分の目で見た女性はたしかに俯いてゆっくりと回転していたから、のちに人の体が回る状態は縊死の特徴だと知って、たぶんもしかしてそうだったのかもしれないと感じた。

土地のいわくもなくタイミングも謎で解明されない感じが余計に生々しかったし、幽霊はホラー映画みたいにテンプレートの格好をしているのか?!と感動すら覚えた。白装束の一種なのか???幽霊は亡くなった瞬間や1番記憶に焼き付いている状態の姿をしていると私は考えているので、死に近づく人は白装束みたいな服を好むのかなぁ。

もちろん幻覚だった可能性は否めない。しかし人が幻覚を見る確率というのは統合失調症などが進行して重度になった状態くらいしかないらしい。

>統合失調症は、およそ100人に1人弱がかかる頻度の高い病気です ※1

統合失調症になる確率は推察を含めた数字で人口の1%。多めに言えば100人に1人だ。実際に病に苦しむ方々が存在するのは確かだが、つまり健全な状態で生活していた当時の自分にとって幻覚を見る可能性はまぁ滅多にないだろうみたいな確率だったということだ。

 

 

別に後日金縛りに遭うなどもなく、たまたま見えたという感覚でした。

霊感がないから何もわからない。本当にこの世は不思議だなーーー!と一皮向けたような気分になった体験だった。

 

 

※1……厚生労働省ホームページより

統合失調症|疾患の詳細|専門的な情報|メンタルヘルス|厚生労働省

【観劇感想】『Oh My Diner(オーマイダイナー)』【🍔】【🕺】【👯‍♂️】

 

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Oh My Diner ビジュアルポスター

 

202011 月、品川プリンスホテルステラボールにて上演された『Oh My Diner(オーマイダイナー)』を観劇させていただきましたので、今さら僭越ながら感想をアレしたいと思います!

 

www.nelke.co.jp

 

 激きゃわいいセット。きゃわいぃ〜💗と鳴くブタと化すしかないほどのツボな世界観。ツボをくまなく突かれすぎて全身のこりがほぐれるレベル。

劇場内に足を踏み入れた瞬間から広がっていたのは、アメリカンでポップな"ダイナー"の華やかな店内であった。。

体温管理、フェイスガードの配布など厳重に施された感染対策に相反するようなわくわくの夢の空間にたまらずダンシング。だがしかし陰キャゆえダンスなどできず、心の中でダンスがはじまる……これぞソーシャルディスタンスってか🕺

  

 

センスいい!の一言に尽きる

これほど上手に女の子ファンたちの大好きな期待通りのものをパッケージングしてくれた素晴らしいセンスのあふれる舞台に触れるのは久しぶりでした。

めっちゃ楽しいしきゃーってなったしエンタメって楽しい!ってこのご時世で沈んでいた心に一筋の光をもらえたような気持ちになり、おすすめしたいな!と感じたので感想を残させていただきます!デカボイス!

 

Diner-ダイナー🍔-notディナー🍴(そもそものスペルがディナー=Dinner』がテーマのシチュエーション・コメディということで、、元ネタ(?)のアメリカンダイナーウェイトレスやロカビリースタイルは大好物でしたぉ( ◜ᴗ◝)و

ダイナーって、勝利と自由の名のもとに解き放たれた世界大戦後のアメリカを象徴するような、華やかでエッジの効いたエモい庶民ファッション文化だと思っていますネ。。

 

公演情報を知ったときは恐縮ながら、キラキラエンタメ感を前面に推し出した催し(?)なのかと舐めプ想像していた。

だがしかしよくあるスチール詐称ではなかったんだなァ。

スチールで匂わせしてくれてたキラキラエンタメ的なアミューズメント性は存分に楽しめたが、表面的なキラキラだけやなくてキャラ毎の背景や性格やそこから派生した物語の道筋が掘り下げられていて生々しく、oh...…と胸に刺さるシチュエーションが多かったという印象!思わぬうれしい感触です。

このように現実に沿った葛藤や人間同士のやりとりがしっかりと描かれた脚本に出会えるとうれしいんですが、お芝居にするとなると、演じる人の技術どうこう以上に人間としての浅はかさや深さがモロに出る分野なのかもしれない!と感じた。そう考えると役を掘り下げて演じることの正体とはいったい何なんだろうか、、専門家でないのでわからないけど奥が深いな〜。゚(゚´ω`゚)゚。

このような優れているエンタメって"没入感"に優れていると感じる。キレキレの営業マンが顧客とふたりの空気に没入させるみたいな、その空気に入り込んで余計なことを忘れさせてもらえて楽しい。

 

今回の脚本は三浦香さんの当て書きということなので、役者さん女優さんそれぞれの個性ありきの世界の広がりということが伝わりました。今をブイブイ輝く面子が揃う舞台に立つスター性のある方々、その成長を傍らで見守って来た内助の功のタッグなので当然かもしれませんが、エンタメの世界では個性が確立しているってことは素晴らしいですね👏

 

 

今作『オーマイダイナー』は明らかに劇場内の女性ファン率が高いのに、イケメンの中に「ゲイカップル」「女の子」「おばたのお兄さん」を投入したチャレンジェの姿勢に痺れました。

タゲ層需要とは若干異なる要素をいれるって、女性ファンの心象を考えると博打っぽい部分がある気がする(ファンから怒られる可能性あるし)

ですが、性別や年代の幅を縛りすぎない方が作品としての裾野を広げることに繋がる気がしました。現に私は若手俳優さん以上に元々は女の子や芸人さんが好きなほうなので、プラスαの要素が現場に足を運んで観劇しようという後押しになったことは間違いない!

演劇文化がオタク要素をきっかけにして広がっていくことって、制作に関わる方々のひとつの願いや使命であると感じているし、演劇素人の私からしても新しい景色が見せてもらえてうれしい(`・ω´

 

そして曲がよきです!

50s70sの洋楽とダンスがテンションをあげてくれました。選曲がなんかこう……とてもエモくて……とてもよかったです(音楽の知識がないので説明の語彙がない)

昔の映画やおしゃれな飲み屋さんで流れてるような絶妙な選曲なんですよね。

 

 

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PLAYBOY…1953年にシカゴで創刊されたアメリカ娯楽文化を象徴する成人向け雑誌

 

脚本とキャラクター掘り下げ感想

 

◼︎プリンス(ドガの踊り子理論)

三浦宏規さん扮するわがままプリンスは才能と人気ありまくりなイケイケのダンサー。ちょっと天狗な性格が増し増しになってマンハッタンへ戻ってきた。

強がってたけど結局のところ、その性格のせいで偉い人とケンカしたらしい。スターたるものそれくらいのふてぶてしさがあった方がいいだろうけど、強い言葉を使っちゃうプリンスは誤解されがち。いくら才能と人気があったって裏方陣がついてこなかったらお仕事はできないのだ、、オーーーン。゚ω•`。)゚。

 

正に"プリンス"たる存在に周りの人間は魅了され、翻弄されてしまう。

プリンスって他の人の注目を常に浴びてないといぢけちゃったりする。みんなが俺のこと好き!(っ `-´ c)なのは前提なのに自信ない一面を隠し持ってたりして、くそめんどくさいけど一周回ってうざかわおもしろい。変な子だからにくめないな。かわいげのある変な子は放っておけないふぁふぁ〜**(ू•ω•ू)*

 

 

◼︎SJ(声が大きい)

諸星翔希さん扮するSJを舎弟としてこき使っている様子から、プリンスの性格はあいかわらずらしい。

⚠️STOP くそでか声️⚠️

近年くそでか声が筆者の中で問題視されています。

ウィスパーボイスでいかがですか?

SJ、あんなおっきい声出して喉つぶれないかな?って心配になりました。あとおそらくカルシウム不足のイライラだから牛乳を飲んだほうがいいなと思いました。

 

 

◼︎ジョシュア(こういう大人いる)

心の隙間に忍び寄ってくる、小野田龍之介さん扮するジョシュアみたいな大人もいる。

気をつけろォッ!内なるジョルノ・ジョバーナが叫ぶ。。大人が何を目的に近寄ってくるのか?若さとブランドに近寄ってくる人物が果たして"いい人"なのかな?まだ若いプリンスには上手く捌けていないようだ。

その証拠に、大人は代替えがきく逸材が出てきたらすぐに目移りしてしまうものなんだ。。勝手に期待して自分の思い通りにならないと手のひら返しする( `-´ c)

 

問題の本質は、たとえ相手の思惑を見抜けたとしても、あっこの人は俺のブランドに近づいて来たんだってわかった瞬間って傷つくことない?ってこと。傷つくのはよくないよね、ってこと。

誰だってスポットを浴びた光の中では眩しさで景色が見えにくくなる。人は相対的な生き物だから、周りの対応に左右されずに粛々とあり続けることの難しさは嫌というほどわかってしまう気がする。

「言うこと自体にろくな責任も労力も金銭も発生しない」他者の発言に、一喜一憂して惑わされないことだネ。゚(゚´ω`゚)゚。

 

小野田龍之介さん、テニミュに出てた頃から纏う空気が大人びてた印象だけど、意外と若くてめっちゃびっくり。何者なの?おませさん?「こういう業界のおじさんいるー!」って感じでリアリティありすぎィ。お芝居うまい。やはりかつて柳生比呂士を任された男だけあるな。。元柳生大好き

 

 

◼︎マシュー(ダイヤの原石)

増子敦貴さん扮するマシューは田舎から出てきたピュアボーイ。まさにダイヤモンドの原石のような逸材。一見地味なのに秘めた輝きはすごい。媚びたり狙ったりしてない素の感覚で人を惹きつけてやまない、愛され星より到来した宇宙の神秘そのもの。

 

増子さんは3rdテニミュの白石をやってた頃から好きで(みんな大好きだと思う)何回も爆笑エピソードで呼吸困難にしてくれたほんと大好きな人だけど、今作もリハ中に「マシューの顔が(照明の当たり方が)暗いなぁ」ってスタッフさんが話してたら、必死でニコニコ笑顔作ってたエピソードおもろすぎィィ。

そっちじゃねェー!!!

増子さんが加わると異空間の夢の世界でふわふわしてるみたいで、なんだか楽しくなっちゃう。ほんとのダイヤモンドみたいに硬くて一筋縄では扱いきれなさそうだけど、ずっとそのまま我が道をふわふわUFOにのって走り続けて欲しい!

 

 

◼︎ノア(心の故郷)

神里優希さん扮するノアたち幼馴染はプリンスの性格をわかってくれてて、プリンスを人間的な成長へと導いてくれる。

帰る場所があるって素敵だな。立場が変わってしまってもずっと変わらない自分でいさせてくれるホームみたいな場所、それぞれがそんな心のダイナーを持てるといいよね。ポエム失敬**(ू•ω•ू)*

 

神里さんは華やかなお顔立ちに反して、ご本人の堅気な性格がノアの誠実さとなって滲んでいるんですよね〜。ノアみたく真理を突いた優しさをくれる奴って友達でいてくれるとすごくいいよね。

 

 

◼︎イーサン×リビア(恋は楽しい)

ダイナーの常連客は曲者ぞろい。

田中涼星さん扮するイーサン、雷太さん扮するオリビアのゲイカップルが年間300日ドタバタやってる。騒がしいけど憎めなくて、なんだかんだ1番幸せそうなふたり。

女の子ファンは男の子同士のグルーピングとか嫌いじゃないと思うから、その要素狙いでちょっと媚びてきてるんかなーって気持ちで観劇したのですが、全然そういう安っぽいものではなかったです。きちんと役に向き合ってこの恋人たちの人格に入り込んでる、という真摯さが伝わりました!

同性愛者の役回りって中途半端に手を出されたら傷つく人もいると思うけど、もし私がゲイの方の立場だとしても笑ってしまうんだろうなってくらいのエグい世界の強さ!濃さ!さすが!

 

雷太さんは私もみんなも大好きだったテニミュ3rd比嘉の知念くんで、雷太ママという謎のオネェキャラを自分のものにしていて、ご本人は社交性の高いちゃんとした男性だろうに演じ分けうまうまでなんて器用な方なんだと尊敬。

舞台で役として作り込まれたオネェ、圧巻でした!基本的にオネェの方って頭の回転が早くて話が上手い生物だから、演じる側にもそのポテンシャルないと不可能じゃないですか。とても器用で人としての能力値が高いッ。

DJ雷太によるOMDオリジナルMIX(ご本人Twitterより)も最高だぜ〜!ういぃ〜!タートルトークのノリにて

 

田中涼星さんの彼氏イーサンもよかったですね〜!絶妙に元ノンケのへたれ彼氏って感じで、、、エモいいいよね……

田中涼星さんは股下2億メートルあって身長高いのに偉ぶってなくて腰が低くて、優しい柔らかい雰囲気で、ほんとにアニメの世界にいるみたいな稀有な存在だなぁと思う。実るほど頭を垂れる稲穂かな?かなかな?🌾

ヘタレだけじゃなくて兄貴みもある感じする。刺さる層にはバチィ!て刺さるタイプの男性で、ガチ恋ファンの人も多そうなイメージなので今回の役はファンの需要(ファンが見たい姿)に合致していそうだと思った。

個人的には舞台『黒子のバスケ』で実渕玲央を好演されていた印象が強い田中さんのお芝居、大好きです。°(°`ω´ °)°。オネェ系男子の実渕玲央、ヘタレ攻めイーサン、お兄ちゃん系ハンサム御手杵役を演じる振り幅がすごいんじゃあ!千鳥のぶ化不可避。そういう方のことはリスペクト

 

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◼︎キャンディ(これが欲しかった平和なダイナー娘)

ウエイトレスのキャンディはミーハーでイケメンに目がなくて惚れっぽい。おじさんには冷たい。ポップコーンみたいな等身大のかわいい女の子。

 

ダイナーの世界観に女の子いなかったら暴れてたけど、社家あや乃さん扮するキャンディがいてくれて助かりました(かわいい女の子専門家ゆえ)

やはり私が好む"かわいい"に女子は必要!ダイナーっていったら絶対にハイウエストのワンピースでフレアスカートはいた、ちょっと男の子に弱くて、おてんばな女の子がいてほしいカナ⁉️o(^o^;)o⁉️そしておてんばなくるくる💃ダンス(ダンスには明るくない)にウオオ!となりたい。セクハラ発言失礼。゚(゚´ω`゚)゚。

 

女の子の演者さんを投入することで、言い方はよくないかもしれないが世界観に"媚びた感じ"が出過ぎていなくて胃もたれしなかった。ご本人の爽やかなフレッシュさが混ざりよいスパイスで、嫌味じゃなくてよかったと思った。歌という武器も素晴らしい実力。

イケメンな男の子だけでかためた防御力高めの作品がお好みの方も多くいらっしゃると思いますが(もちろんそれを否定するわけではなく)焼肉でカルビ、ハラミで攻められた胃袋にフルーツサラダが入ってくれた感じだよね。私個人的にはこれくらいのバランスが好きでした。

 

 

◼︎ザック(俺がこのダイナーの、、まーきのっ)

濃い人の周りには味の濃い人が集まってくる。このダイナーのオーナーザックもクセが強い。個性派ぞろいの難あり客たちをうまく捌いている。

 

おばたのお兄さん、ダンスが上手くて本当にびっくりしました。ダンスタイムなんて役者さんとの違いわからないレベルょ。サックスまで吹けちゃってポテンシャルえぐ!

芸人さんらしく間の取り方や舞台の上での佇まい、絶妙に上手かったし安心感があった。もともと芸人さんはとてもリスペクトしているので、2.5絡みの舞台にも芸人さんがオファーされる最近の傾向は喜ばしく思います。

芸人さんの中でもイベントMCを任されがちだった漫才向けの方というよりは、コント系の芸術肌な芸人さんが舞台演劇にマッチする感じですよね。""という意味では同じ分類かもですし、役の空気を自分のものにする分野でコント系芸人さんに勝るものなしだと思いますので、これからも芸人さんが舞台系エンタメに参入して欲しいと感じました。

 

おばたのお兄さんのおすすめ動画貼っておきますわ

 

 

www.instagram.com

 

 

センスとは……

性別で区別するのはあまりよくないのかもしれないですが、男女で選ぶものの細部が異なるので生み出す作品に傾向って出るなと感じました。やはりそこは制作する側の感覚的な手腕でしょうか。

「男性が歌いたい曲」と、女性が「男性に歌ってもらって喜ぶ曲」は違う、という感じです。

今作はシンプルに顧客のニーズに沿ったものを提供してくれているゆえに満足度が高い=ファンからの評判がよかったのでは? オタク口調オタク

 

似たようなオタク向けのエンタメ催しは他にもたくさんあると思うんだけど、男性プロデュースによる対女性ファン作品ってわりとチョイスが男性好みになったりしてたなと気づかされた。俺の魂の叫び(song)を聞いて?!っていう場も必要だと思うので良し悪し判断は難しいですが、いやとかじゃないけどびっくりしちゃうみたいなTPOのズレ。カラオケで誰も知らんガチガチの洋楽歌い出すおぢさん的な、はたまた男性のいる場で品のない恋愛トークをぶっちゃけはじめる女の子的な、あるぢゃん。んぢゃん。

 

センスって凝り固まった世界にいると偏るから、いろんなものに目を向けてインプットされたものからしかアウトプットされないと感じるやで。活きた価値観で構成構築されたものってその辺の塩梅がわかってると思うた。

オーマイダイナーはセンスよい女性が女オタクの見たいものわかっててチョイスしてくれた感じ出ててオタクグッ👍ときちゃった🕺

 

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ストーリーから感じたこと

プリンスの成長をたどる本作のストーリー、胸に刺さるものがありまくった。グサーッ(吐血)って感じすぎた。そこに描かれていたのは世界の陰の真実であり、誰にでもある未熟さゆえの慢心や大切にすべきものであったからだろう。

 

私事で恐縮ですが昔お仕事で『調子乗っていいかげんにやってる』みたいに注意されて意味がわからなかったり、変な大人が近づいて来て気付けないみたいなことがあったな〜と思い出した。

今考えれば自分の責任感の無さや知見の狭さ=軽さ、が原因だと理解できるけど、当時は『こっちは疲れてるし必死でやってるのに、何で大人たちはそんな酷いことするのだ?』的な戸惑いだらけだった。若い子たちに同じ思いはさせたくないなって胸が痛むけど、自論としてはやっぱり最低限、自分の身は自分で守るしかないと思うネ。゚(゚´ω`゚)゚。

 

特にプリンスみたいな才能ある『スター』の辛さって他人には理解されにくいだろうなぁ。必死でやってるのに周りがなんか知らんけど責めてくるんだが?みたいな感覚???期待値が高いからか?!ンゴゴッ

抽象的であやふやなものから評されやすい世界で、周りに左右されずに堂々とあり続けることの難しさと辛さはなんかわかる気がするよねぇ。。

寄り添わずにガミガミ注意するのなんて愛がないし、ぶっちゃけ誰でもできるんじゃん口で言うだけって思う。全部わかってて黙って気づくのを待ってくれる大人もいると思うし、結局救うのは愛だな❤️らぶりーはぴねすだな・。`)❤️

こういった作品のセリフや幼馴染の叱咤みたいなところからハッとさせられる真の気づきがあるのかもしれない(*´o`*)

 

とはいえスターの役割は誰にでもできることではないし、自分の役割を理解して立ち回れる人は素敵だ。

今回描かれたプリンスの素質ってみんなにキャーキャーいわれる"王子様"なんだと思うし、やっぱりそういうアレってかけがえのないパワーですね。

華やかな世界にいるといい人も悪い人もたくさん近づいてくるだろうから、簡単に他の色に染まらないために『自分の色』が必要なんだろう。同時に色が強すぎたら周りを潰してしまい、完成された絵にはならないとゆう

それってやっぱり練習や失敗や学びから得るバランス感覚しかないのかなと思う。かけた労力に裏打ちされた自信しか、自分を確立する手立てはないと思うネ。°(°`ω´ °)°

スター性とは何か?って、『見た後にその人のことをもっと好きになったかどうか』なんだって!(尊敬するJYParkさんが言ってた)

テニミュきっかけで三浦宏規さんのパフォーマンスが好きになってちょこちょこ観に行かせていただいてるけど、どの現場を拝見させてもらってももっと好きになって帰れるので、やっぱりスターなんだと思うょ!

 

 若さや美貌という天から授かった恩恵は夢のようなもので、次々と後発の若い子が出てくるエンタメみたいな場ではいつか必ず天井がやってくる。

同時に、まとう外側の殻が朽ちるまでに3.40年くらいの長い時間がかかるのも事実だから、若さというコンテンツは儚くてたまらなく尊い。若さって素敵なんだけど残酷だよね。

ドガバレリーナの絵画に描かれたパトロンのように、観客は若者を囃して切り売りしている残酷な側面があるのかもしれないなという自戒を込めて見守ってしまう、、、

2次元の世界みたいにキレイなものばっかりじゃないけど、より奥が深い楽しみ方ができるのが生身の人間を介したエンタメの2.53次元に近い世界ですね、、(ω`*)

 

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顔サイズくそでか爆裂バーガー食べたンゴ

 

ニューノーマル時代のエンタメ

すべての物事は常に変化している、その事実をこの目で見届けたような2020年でした。

逆にいえば残るのは変化に適応し進化できたものだけ。恐れずに新しい時代に飛び込んでいくしかない。飛び込んだ先で知った世界はもっといいものかもしれないから。

 

逆にこんなにも変わっていく世の中で『変わらないもの』が可視化できたような気がします。エンタメが与えてくれる夢のような時間の輝きや、他者に対してわいてしまった情はいつの時代も変わらずあると思う。普遍的なものって、直接目には見えないのかもしれませんよね。

時代が後退することはない。日常を取り戻そうとしたってもう同じものは戻らない。ニューノーマルが求められる流れの中でエンタメも改革の帰路に立っていますね( `-´ c)自分はメンツヨ(?)なのでまったく大丈夫なんですが、エンタメ界の方はメンタル弱いデリケートな人が多いので心配です。゚(゚´ω`゚)゚。厳しいときですが、ネバーギブアップ&ファイトー‼️‼️‼️

 

 

www.instagram.com

 

Oh My Diner(オーマイダイナー)』

 

期間・場所

2020117()1115() 

品川プリンスホテル ステラボール

 

脚本・演出

三浦 

 

CAST

三浦宏規

増子敦貴(GENIC)

諸星翔希(7ORDER)

神里優希

田中涼

雷太

社家あや乃 

小野田龍之介

おばたのお兄さん

 

企画・原案

プロマックス

 

制作

ネルケプランニング

 

主催

ネルケプランニング/プロマックス

 

(敬称略)

 

公式HP

https://www.nelke.co.jp/stage/ohmydiner

 

公式Twitter

https://twitter.com/ohmydiner

 

 

ネルケプランニング/プロマックス

 

 

【映画感想】きっと、うまくいく

映画『きっと、うまくいく』鑑賞。

 

スカッとするのに人生の普遍的な命題について考えさせられるいい映画。インドらしい人々のエネルギーが爆発している良作💣

 

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きっと、うまくいく 字幕版(https://www.amazon.co.jp/amazonprime

 

インドを代表する名優であるアーミル・カーンが主演のインド映画。正直パッケージで損していると思う。

舞台となるインドは人口13億人超、地球で2番目の人口(2020年時点)を誇る。次なる覇権を担う上り坂にいるインドだが、カーストの選民思考の名残りが強く残っている。いい大学に入ってエンジニアか医者にならないと人権がないような、厳しい競争社会で若者がもみくちゃにされている。

大人に自我を殺された若者たちは社会との摩擦を抱えており、インド都市部では自殺問題などが浮き彫りになりはじめていた。

 

なんとか大学に合格したファルハーンとラジューは、破天荒な男ランチョーと出会う。少し卑怯ともとれる手段を駆使しつつ社会への懐疑をぶち壊し危機を切り抜けるランチョーに、振り回されたり救われたりしつつ、"3馬鹿"は絆を深めていく。

 

歳月が経ち、ファルハーンたちは行方不明になった昔の友人を探していた。

卒業後に突然姿を消したランチョーの正体を解き明かしていく道中で、人生において何が勝ちで負けなのか?正義や幸せの定義とは何なのか?さまざまな命題が投げかけられる。シンプルだけどグサッと本質を射抜くようなエピソードが折り重なるたびに、青春時代に抱えていたモヤモヤと重ねて観てしまう(厨二病だった)

ランチョーが知り尽くしている価値観って気付くのが早ければ早いほど幸福な人生を送れるんだろうな。日本は物質的には豊かな国だけど、若者の幸福度が世界的に見て低いことを考えてしまった。厨二病だって現代病だからな。時代の先を走る価値観に触れて、幸せな生き方に向き合うことのできる作品。

 

3時間の長尺映画だがダレずに見れる圧巻の演出。繊細に張られた伏線と鮮やかな回収、ランチョーの破天荒なやり方はスカッとジャパンを見てる気分になれる。言うても、スカッとジャパンは実際そんな観たことがない。

映画全体がチープにならないような歌とダンスがポップなノリで挿入されていてメリハリがあって、そのたびにこれはインド映画だったって思い出す。インド映画らしい底抜けの明るさとセンスが光っていて楽しい。

 

インドの抱える競争社会問題を鋭くユーモラスに捉え、哲学的なメッセージも含まれている。2013年発表のタイトルだが哲学や思想が先進的だった印象。

作中で出てくる「Aal Izz Well(きっとうまくいく)」がキーワードとなり観る人を前向きにしてくれる。

 

 

 

【映画感想】ボヘミアン・ラプソディ

映画『ボヘミアン・ラプソディ』鑑賞。

 

伝説のロックバンドQueenのボーカルであるフレディ・マーキュリーの生涯を描く。

 

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ボヘミアン・ラプソディ 字幕版(https://www.amazon.co.jp/amazonprime

 

HIV感染症により45歳で短い生涯に幕を閉じるまで、閃光のように人生を駆け抜けたフレディ。光と影のコントラストでボロボロになりながらもパフォーマンスや観客と向き合い続ける姿はまさにスター。

 

Queenをよく知らない人でも理解できるし、Queenの音楽に魂を震わされるはず。

バンドの栄光や葛藤だけでなく、HIVや同性愛、人種差別問題についてなど様々なテーマを考えるきっかけをくれる名画。

 

 

公開当初から評価が高くて気になっていたけどすごい映画だった。

フレディは同性愛者(バイセクシャル寄り?)であり、さらにインド系出身。70年代は様々な差別の厳しかった時代なのに、折れずに愛した音楽をやり通したエネルギッシュさに驚いた。

 

フレディはゲイってことをごまかしつつ愛した女性と結婚したしバンドとしても成功した。

たくさんのお金や名声は手にしたけど権利に目が眩んで近づいてくる人間ばかり。フレディは孤独で自暴自棄、人間不信気味になり、周りの人に天狗のような態度を取ってしまう。長年連れ添った女の人は新しい男を作って離れていっちゃう。

 

自身のセクシャリティに葛藤しつつ成金化してボロボロになるフレディが栄光から堕落していくスターのテンプレートで見ててきつい。成金みたいな成功の仕方をした人って恐ろしいくらいみんな同じパターンになると思うけど、その原因が芸術的な激しさからなのか孤独からなのかわからないな。

 

同性愛者ということを隠して結婚してる方なんて現実社会にもたくさんいるのだから、支えてくれるパートナーを見つけるのは難しいんだろう。息が詰まるような苦しい描写の連続に池のエサ待ち鯉のような状態で息継ぎをするしかない……

 

葛藤したフレディだけど自分の至らなさを反省してバンドメンバーと仲直り。チャリティコンサートで華々しくパフォーマンスをする姿に、大衆は盛り上がり多くの寄付が寄せられた。人種やセクシャリティの差別を超えて音楽は人間をひとつにしてくれる偉大なものだと痛感してしまう。

 

シーンの切り替えがテンポ良く合間の音楽も効いてる。役者さんもいい演技。体感時間がとても短く感じる映画だった。ズンズンチャ、ズンズンチャ、と足踏みしながら興奮してクソ高い革ジャンをポチりかけた。ロックユー‼️

 

Queenの曲や歌詞は叙情的でかつ少年のようであり、色気にあふれているのにエネルギッシュ。そんな相反する要素をいくつも併せ持ったフレディ・マーキュリーという人間そのものを体現した音楽のように思う。

【映画感想】インターステラー

 

宇宙、ミステリー、オカルト、都市伝説、七不思議好きに愛されるクリストファーノーラン監督作品、『インターステラー』を鑑賞。

 

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インターステラー(字幕版)

 

時は近未来。異常気象により人類滅亡の危機が訪れる地球を救うべく、元エンジニアであるクーパー(マシュー・マコノヒー)はNASAの人類移住計画『ラザロ計画』の一員となる。

アメリア博士(アン・ハサウェイ)率いる一行は命懸けの宇宙への航海へと旅立つ。

 

 

ちょっと本格的なアルマゲドンって感じで宇宙好きにはたまらない本作。

宇宙の描写が丁寧でリアリティがあってわくわくする。無音、無機質な感じ、複雑なカメラワークで宇宙ステーションを肌で感じさせてくれる。

宇宙船の窓から地球を眺め家族への愛を呟くクーパー。

地球は青かった──画面の前にいる私の口からもそんな言葉がこぼれる。ついガガーリンになっていた。ガガーリン化不可避。地球は本当に美しい星である。

 

 

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地球

 

最新の研究結果や発見が盛り込まれているらしいので宇宙描写はしっかりしたものなのだろう。私は文系なので知らんけど、という感情しか生まれなかったが宇宙はすごいな!と痛感した。宇宙を愛する監督のスピリットが伝わってくる。

 

個人的に、クリストファーノーラン監督作品は脚本にあっと驚かされるみたいなタイプの作品ではないと感じているので、逆にシンプルな起承転結の展開の中に観客がみたい宇宙とか法則とかの描写をふんだんに盛り込んでいると感じた。合間のストーリー展開はサクサクと単調に進むので緩急のバランスがよかった。

あと理系!物理学!って感じを出しておきながらも感情や愛むき出しでストーリーを描いているのが伝わってくるのがよい。作中でも家族を想う気持ちとか、そういうものですべての行動が生まれている。突き詰めれば生きてる理由だってそういうあやふやなもののためなんだなと、こんな理系色の強い作品からも学ぶことができる。

「愛は我々が開発したもの、観測不可能な""じゃないか」という言葉が、すでに恋人を失ったであろう科学者であるアメリア博士から出てくるのがなんだか切なくてエモいのだった。

 

シベリアの永久凍土からホラアナライオンの赤ちゃんが溶け出したというニュースは記憶に新しい。3万年も前の生物が状態の良い姿で見つかるほど地球の気象は変化し、氷山が溶け出していて、それまで眠っていた未曾有のウイルスが出てくることだって想像に容易い。地球は日々確実に変貌している。本当にインターステラーみたいな時代がやってきてもおかしくない節目に人類は立っているのかもしれない。

【涼しくなるお話】巫女さんをやっていた頃のお話

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三重県の形をしたお巫女さん



 

暑いので"本当にあった涼しくなる話"をテーマに小話を書いていきたいと思います。

 

語ればただのあたおかな人、綴れば立派なオカルト小話。

そんな心持でこれまで体験したり直接耳にしたホラートークを文字として書き起こしていこうと思います。今年の夏は激暑いですし。

 

 

 

──急に当時のことを思い出したので書きます。


齢10に満たないほどの頃の話です。
お巫女さんをやっていた頃のことです。

私は俗にいう童、女児でしたが、当時のことを鮮明に覚えています。

みなさんは『巫女さん』という言葉にどんなイメージを抱くだろうか。
ちなみに私は今でも巫女さんが大好きだ。おお性癖のひとつであり、巫女衣装や巫女キャラ属性が作中にいればついつい愛でがちなキモオタとして、現世(うつしよ)での命を生きながらえさせていただいている。

そんな巫女萌え属性の私だが、ちゃっかり元巫女でもある。
(ちなみに、巫女萌え属性のオタクがなぜか元巫女だったという経歴は自社統計の中ではかなり多く挙がっている事例でもあるので、何か関連性があるのではないかと考えている)

みなさまの巫女萌えはいつからはじまりましたか???私は『犬夜叉』の桔梗です。当時から逆におねショタ、年上萌え属性でした。゚゚(´□`。)°゚。ぴえん
こちらのエピソードは、巫女萌え属性を発動させる以前の、巫女萌えの起源となった地脈といっても相違ないだろう_( ╹◡╹ 」∠)_

 


私の地元は尾張の国の片隅に位置する。農業でかろうじて生活が成り立っているにもかかわらず国境がすぐ側にあるせいで常に戦国時代の戦乱の足音が騒がしいような、古くからの風習が色濃く残っている時代錯誤な集落だった。
また当時は日常だったからそういったことにすら気づかなかった。故に幼少期の習慣や教育は最も重要だと個人的には考えている。

 

お巫女さんは地域の中で10歳くらいになった女の子の中から、神社のおじさまの独断と偏見により3人選ばれる。
ある日の晩、突然ピンポーンと家のインターフォンが鳴り、子供が姿を見せ、おじさんが納得したらお巫女さんのお話をもちかけられる。当時暗闇にうかぶおじさんたちの目の色のことをすごくよく覚えている。引き受けたらそこから数年お巫女さんとしてのお役目を果たすこととなる。

私の地域におけるお巫女さんのお仕事といえば、お正月と秋の2度、奉納祭の頃にお祝いのお神楽を踊る巫女のことであります。
数カ月間はお稽古が毎日あり、学校と吹奏楽部の部活動の後にそのままお稽古のため神社に通っていた。イベントに向けたお稽古は必然的に暑い夏、寒い冬がメインなるので、夏は扇風機、冬はストーブの火が命綱だった。
なぜなのかわからないが、そのとき肌に感じていた温度のことを今でも昨日のことのように思い出すことができる。そして当時なんの根拠やリターンがるかもよくわからないものに対して”私が行かねば”という使命感だけでお稽古を毎日がんばれていた無垢な従順さを不気味にすら感じるし、尊く思います。

お稽古は神社で行われていた。
本殿の中には奥まったところに『神様がいる』っぽい感じの奥の方(お賽銭を投げる奥のところ)があり、稽古をしている建物の横から続く廊下から侵入することが出来た。私はそこの雰囲気が大好きで、特にいつでもピカピカに飾ってある鏡と草っぽいものが好きだった。子供ながらに、そこは神様の住んでいる場所なんだと理解していた。

 

「そんなとこ入ったらかん!!!!」

 

という声でハッと目が覚めた私は、ひとりで本殿の奥の神様のエリアにいた。

呼び止めたのはお囃子のおじいちゃんだった。


その当時は「ごめんなさい」とへらへら笑えば子供だからと許してもらえた。
ただ連日お稽古が続き朦朧とした意識の中で、休憩中に放浪してしまうおは当時からの悪癖であったが、そのときの私はそこに至った記憶がなく夢遊病のように意識がなかった。足を運んだすべて無意識のものとしか言いようがなかったから腹の中でゾっとしていた。
これは人に話してもどうせ信じてもらえないだろうと忘れていたけど、なんか急に思い出した。


ただ今考えれば、巫女として選ばれた我々は、時代が時代なら神様への献上品として奉納されていたのかなと思う。
まさに”食べ頃”の女児を起用している点は、今考えれば生々しい不気味さがあった。羊のラム肉みたいな感じだよね……??

そういえば、お囃子のおじさまから『生理』になることを忌み嫌われたと記憶している。
早い子はそのくらいの時期で来てしまうのだが、とにかく粘って、血が出ていたら鳥居はくぐらないで! とすごい剣幕で言われた。そこで私は、血が出たら用なしなのか、処女じゃなくなったら価値がないからこのような年齢の子を起用するんだ、と悟った。
ただお恥ずかしい話、片田舎となるとそのくらいの年齢では年上の男性と経験を済ませている子は珍しくなかった。日常的にも誘われたので、田舎特有のそいういった事情も懸念しての老婆心からの言葉だったのかもしれない。おじさまたちのおかげで輩の毒牙から逃れられたことは確かだと思うと複雑ですが、これは私の周囲の特殊な環境だけかもしれません。

たった100年ほど前なら私は処女を失う前に人身御供としてこの世から葬られていたんだろうな、ということが大人になり知識を得た今ならわかります。そのような日本特有の不思議な不気味さと神聖さを感じるのが神仏の文化のように思います。

 


余談

でもやっぱり、巡り合わせとか幼少期無根拠に興味を持つ分野などを信じる方なので、巫女属性になった自身の経緯を考えるとやっぱり私が巫女をやったことは必然で、運命だったのかもしれないと感謝を抱く。まぁキモオタにしかならなかったが……
晦日は夜更かしできず、早朝からずっと踊っていたし、踊りなんてちっとも本気で全然まったく上手くないのに不思議と人生には踊りがつきまとった。私には兄弟がいたから、当時そんなに疑問に思っていなかったが、私が踊っている間に兄弟が家族と遊びに行っていたと知ったときはショックを覚えた。
だからきっとエンタメの世界に生きる人に兄弟はいらないのかなとも思う(暴論だが)。だって普通の幸せを知るから辛くなる。でも今は当時の経験が無駄だったなんてちっとも思いません。ちょっと変わった面白い経験っていいですよね。


すごくメンヘラな話に過ぎないが、私は今でもお正月は実家に帰ってその神社にお参りに行くし、何かしらの節目には挨拶に行く。お陰様で事故や災害など不運な目に遭った経験は1度もないように思う。

ただ神仏ならなんでもいいわけではないように思う。相性がある。
No.1は伊勢神宮です。お伊勢さんは空気よくてめちゃくちゃいいですよ!!!毎年必ずお参りに行きます。※お伊勢さんはやきもちやきなのでカップルやご夫婦での参拝は避けるが吉ですよ:(´◦ω◦`):

また今でも相性の合わない神社に行くと体調が悪くなることがある。
例えば私は、有名な熱●神宮や比●山に参った際には突然高熱を出し(普段はめったに風邪をひかないのだが嘘みたいに急に熱が出た)それ以降二度と参っていない。よくわからないが、人も神社も相性というのは大切に想ったほうがよいという所感であります。
ただ今でも鈴の転がる音色やお囃子の重奏、扇子がパンッと一気に開くときのはじけた音を耳元で思い出す。何年経っても身体に染みついているように思う。

【観劇感想】ミュージカル テニスの王子様 3rdシーズン 全国立海 後編【#鎬を削るなう】【#テニミュなう】【真田のスキニー無理するな】



#テニミュなう

公式が推しているハッシュタグ……私はなかなか気に入っていますがね?(柳生比呂士)

 

⚠Caution

あくま個人の感じたことや周囲の意見を噛み砕いた個人的感想であり、若手俳優さんや2.5次元界隈に深く精通していない元コスプレイヤーオタク感想備忘録程度にとどめていただけると幸いです。

テニプリテニスの王子様)を連載当初から愛読している原作ファン&腐女子なので、テニミュや俳優さんの専門ではないです。あくまで一般男子視点の感想としてテニミュを観たよ!という意味合いで備忘録を刻ませていただきます(俳優さんファンの子を恐れて保険をかけています)。

 

 

ミュージカル「テニスの王子様」3rdシーズン 全国大会 青学vs立海 後編

1月24日(金)25日(土)愛知公演を観劇しました!

チケットが取れて一安心でしたね、仁王くん。友人がいないのでぼっちで観劇ですが。

 

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虹がテーマなのオタクはそういうの弱い

 

テニスって楽しいじゃん🎵

10年に1度、群雄割拠のつわものが集う全国中学テニストーナメント。

手塚、大石を欠きながらもチーム一丸となって並みいる強豪と戦った青学は、ついにフルメンバーで全国のピラミッドの頂へと這い上がる。

舞台は全国王者・立海大付属の頂点である幸村が待つコート。しかしリョーマが記憶喪失に?!(まったく許斐先生ってば……ナイスサプライズ)

これがラストの最終決戦。テニスに愛された神の子 vs 王子様、勝つのは……?!

 

 

原作ファン・テニミュファンの垣根なく熱盛スタンプまったなしの熱盛シーンである全国立海後編の頂上対決。3度目に輪廻したテニミュの旅が、約5年の月日をもって区切りを迎えようとしている。

 

自分は長いこと腐女子的にテニプリを享受し続けてきたくせにオタクじゃない時代からテニプリにハマって、原作をピュアな童心のままに楽しんできた男子層なので、腐女子・原作オタク両方の人格が介在している二重人格タカさんみたいな感じでして(;^_^Aあせあせぽりぽり

どっちの興奮も大混雑な感想です。

 

青学と立海が純粋に大好きで、跡部&日吉を愛するキモオタである私は、好きの情報過多で頭を抱えて道端でうずくまった。

ひょんなことからテニス熱ぶり返して(実家帰省組)3rdテニミュを好きになって地味に見続けてきたけど、ついに最終決戦かあぁぁぁ……じ~ん( ◜◡◝ )あくつじ〜ん♡

路傍の石ころのように転がっていた私は亜久津仁に首を掴まれ宙づりにされたのち、満身創痍のミイラ男となりながら、テニミュ会場へ向かった。。。

 

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「お前誰のスイカに手ぇ出したか分かってんの?」(海パンの王子様より)

 

 

懐古厨させていただくと1st決勝の立海の気迫は今でも越えられない私の中のレジェンドです。定期的に発作が起きて聞くのはみんな一緒だよね??

「デッドエンド」「これでもう終わりかい?」「幸村のテニス」どれも幸村精市という男が闇から這い上がってきたたくましさ、恐ろしさを表現しているレジェンド曲。

1stの知識しかないのでアレなんですが、珠玉の名曲たちは三ツ矢さんが決勝やでーってセンス出し切った爆発的な魅力が詰まっている気がする。決勝の曲はどれも最高!!

今回の決勝戦、私にもわかる1st曲がいっぱいあってうれぴっぴ of the たのぴっぴでした( ◠‿◠ )

新生「神の子」の振りつけとライティングが宗教画っぽさ増してて立海偶像崇拝かと思いきや力の支配、軍隊だということを思い知らされる。

 

周りを見ていて一般男性からの支持はやっぱり氷帝って感じがするけど(氷帝って変な人ばっかだし好きでしょうね)、かっこいいリア充のつどい立海の女性ファンのハートの掴み方はすさまじいですね! テニプリになくてはならない勢力だと思う。

3rdミュ立海はキラッキラですね。キラキラミトンがキラキラリストバンドになったように、パキッて光るやつがキンブレになったように、時代は移ろうものなんやな。。。(((((((っ・ω・)っ 

 

立海は強豪校ということはもちろん、ちゃんとキャラが立っていて女性ファンを喜ばせる要素だけじゃないテニプリらしい熱さや変てこ設定が盛り込まれているので、王者立海に死角なし。

メディアミックスの集大成ともいえるテニプリにとって今やテニミュの供給は不可欠なものだと感じるけど、立海公演をやっている時期関係なく立海ファンは多い印象です。テニミュ会場だけでなくいろんなテニプリのイベント、立海ファンがたくさんいらっしゃる。

 

 

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パノラマ撮影に苦戦するオタクに立海のおねいさんがエアドロでくれたやつ

 

「勝ち負けだけが全てじゃない!」って誰かさんが言ってたっけな

テニスって楽しいじゃん!って純粋なキラキラの初心を忘れなかった越前。

強くならなければ病臥から這い上がれなかった幸村。

頂点でぶつかる2人の、光と影のコントラストが刺さるんだ。強さっていろんな価値観があるね、何を本当の強さとするか弱さとするか、各々の人生観が投影されてる。


ミュの感想っていうより原作への想いなんですけど、この頂上対決、実力だけなら幸村が勝ってたんだろうなと感じる。立海の軍隊みたいな鉄の組織力に敵うわけないんだよね。だから王者立海なんだもん。

なぜ青学が勝ったかって、「気持ち」に尽きると私は思う。

「勝つか負けるかは戦う者の心がけ次第」‪──‬手塚部長はこう言っていた。センスをさらに磨いて極めた一流の達人達の勝負は、一枚の木の葉が水面に落ちた波紋が命取りとなるのかもしれない(「五輪書/宮本武蔵」履修済)

青学は自分の母校だからめちゃくちゃ好き(早口)なんですけど、光のチームワークでキラキラいっぱいで、いつ見ても手垢のついた土臭いひたむきな元気をもらえるしレギュラー全員揃うと条件反射で沸く。みんな性格いいんだわ。

ライバルズ達や仲間の想い、目には見えない物がリョーマの背中を押してくれたんだろうなぁ。

 

ただ、幸村があれだけ強い理由も涙なしでは見られない……(;_;)

大病してぎゃーってメンヘラって当たり散らして(そりゃ誰でもなるろ)死ぬ気でリハビリして、情けない自分と向き合って強くならないと乗り越えられなかったんだもんね。

冬の寒きを経ざれば春の暖かきを知らず病気になったからこそ得られたたくましいメンタル。薬品の臭いをかぐだけで気分悪くなるほどトラウマの過去なのに経験をふまえて前を向いてる幸村の強さ!

この座右の銘が幸村のしんどかった時期と植物を愛する過程を表しているから泣いた~

 

それを強い心でぐっと受け止め続けた真田弦一郎きゅん……もう愛があふれすぎて狂おしいらぶたん。す゛き゛ぃぃ゛♡(ニャンちゅう幸村とは前世で夫婦だったと思うの、よこしまな意味でなくくもりのないまなこにて。

田鶴翔吾さん素晴らしい現代に生きる真田そのものでした。オタクは感無量です。「一度や二度ピンチはある だけど決して逃げるな 攻めろ前を向け」……幸村が歌うと説得力がエグいー。ドリライで歌ってくれだお。

 

 

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柳夢(過去バレンタイン)

 

生死をかいくぐって深渕から這い上がってきた男の背中。真似したくなるジャージの羽織りかた。幸村がコートに立つだけでじわじわむせかえるような熱い風が舞台から吹いてくる。苦しい強さって怖いけどかっこいい! 男としてついていきたくなる部長だ。

幸村って甘い顔立ちで王子様みたいな見た目してるけど属性は闇だよね。『神の子』って畏怖の対象にもなるみたいな黒い強さが滲むところが特徴的だし、ただの美男子でとどまらないカリスマ性がある。あの若さで本物の地獄を見てきた覚悟の目をしているんだな。

でもそういう闇の力? って、いずれどこかで歪みが入り亀裂が走り崩壊してしまう隙となる…楽しむ光の力には何も敵わないような気がする。゚゚(´□`。)°゚。漫画の読みすぎや、オタクだから

 

勝負すれば勝ち負けが決まってしまう。でも私は、挑戦したことそのものに意味があると心から信じている。

みんな当然勝つために挑戦するんだけど、立海を勝たせたかったとか、氷帝に勝って欲しかったとか、彼らの想いを見てきてそんなぬるい言葉はかけられんよ。これは生きるか死ぬかの真剣勝負。
勝ちたい、絶対に勝つ、思いとしては間違いなくある。でも負けたなら事実から目を背けず意味を見出していこうよって思う、受け止め方の後付け理由かもしれんが。

 

どんな分野の達人だろうが大きな意味で永久に勝ち続けられる人なんてどこにもいないんでわ。。。その考え方だと負けた時に心が折れてしまいそうだ。
悔しさとか苦しさって経験したその人にしかわからない痛みだ。だから失敗や負けって何にも変えがたい財産だと思うo(^o^;)oたとえその一瞬に負けてものちのち経験が追い風になってくれることなんてたくさんある。挫折を知らないうしぃ(薄い)人生よりよっぽど太い芯が出来上がると思う。

人生をかけた勝負で負けたことって逆に勝ち? 的な。ギリギリ届かないような高みを競り合った軌跡、、、どんなことでも本気で時間と努力をつぎこんで挑んだ人ってかっこいいよ。

みんなが卒業してからこの敗北は一生の財産になるんだろうなぁと思ってオタクは観ていたぞ。立海氷帝や比嘉の敗北に対する私なりの敬意です。゚(゚’-‘ ゚)゚。思想が重いな……

 

『Dear Prince がんばってる所が大好きさ 君が勝てるまで見ててあげるから』
たしけ先生もそう言っとったで。

 

 

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たのしかったおDream Live 2017

 

 

以下、よかったポイントについて( ◠‿◠ )

 

・ぜったいに〜勝つ!からの鎬を削る者たちよ~のかっこいいダイジェスト

掛け合いもダイジェストもかっこいい、青学も柳さんもすきで狂、う、うおお(語彙力ない)もう胸がいっっっっぱいで、わぁぁ✨って舞台を眺めてた。゚゚(´□`。)°゚。オタっ子ちゃんぶるぶる

  

・「天衣無縫の極み」

リョーマが天衣無縫になった瞬間が原作の最終巻表紙(見開き)そのもので本当にすごかった……(真剣なトーンのときの声をひそめる迫真のオタク)

 

リョーマを照らす多方向からのライティングが絶妙に合わさり、リョーマ自身からぱぁぁあ! って無垢なオーラが発光しているように見える。これはただ光を当ててるのではなく、上手い人のハイセンスなライティングとわかった(コスプレキャラの見栄えや表情を生かすも殺すもライティングなのはガチ)

 

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誰にだってきっと見つかるはず、天衣無縫の極み

 

音楽、間、表情、すべてが融合して爆誕した舞台の上で生きるリョーマ

阿久津仁愛さんが演じる越前リョーマ、私が幼い頃に憧れたリョーマ君そのものの強気なオーラとまぶしさが本当に本当に、よ、よか、よかっっった……。°(°`ω´ °)°。この世に怖いものなさそう感。リョーマの生意気な自信がかっこいいね。

成長途中のぴちぴちな身体で座長務めて、みんなリョーマのこと信じてがんばれって頼もしい背中を押しくれてるんだね。

 

正直リョーマは実質1番好きなキャラゆえミュでは猛烈にこだわりあってめんどくさいこじらせ方してるんだけど(リョーマは生粋の勝ち組陽キャなんでど自信ある陽キャの人にやって欲しい)、区切りまで好きなリョーマ役の方で見れて幸せだった。阿久津さんはなんか芯の部分では媚びないところがかっこよくて好きだ。ありがとう(´д⊂)えっえっえ

決勝までつとめ上げてくれて本当にありがとうございました。

 

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さまざまなリョーマ。おてみゅ本当に楽しかった!!

 

「集中力を高めろ 冷静になれ精市──絶対に返せないボールなんてないんだ!!」って幸村のセリフ、ミュでも原作でも幸村のセリフで1番かっこいい。無機質なほど怖かった神の子がやや焦ってちょっと人間味がみえるとこっ。

日頃からもう一人の自分を作って内観メンタルトレーニングしてるんでしょうね。禅問答かな。スポーツ選手すぐる。幸村、めっちゃスポーツマンで中身ゴリゴリだな。

 

 

「テニスって楽しい!」

たぶん許斐先生が長い連載を通して1番伝えたかったメッセージがこれなんじゃないかなと思ってる。

『みんな天衣無縫なんだぜ』って越前南次郎役&演出の上島先生も言っとった。

スタートラインでは誰だって持ってる、好きなことをひたむきに楽しむ心。長すぎる道のりのどこかで見失ってしまいがちだよね。

立場が変わると人を見下したりとか、いろんな誘惑とか、批判されてもうやだぴえん~とか。現代って生きてるだけでどうでもええ雑音がたくさんたくさんなだれ込んでくる。

天衣無縫=『初心を忘れない』だと思う。そうあろうと意識しないとあっという間に雑音につぶされちゃって、汚れたりスカし出したりするもん。

オタクはみんな天衣無縫でわ?? と思った。みんなものすごい熱量の『好きぃ!』から始まったことのはず。バカみたいだなと言われようが私はどんなことに対してもまっすぐに楽しむ。忘れたくない大事な気持ちだと思いました(読書感想文)。

 

 

・「最終決戦」

わくわくとソワソワ、ピリッとした緊張感が絶妙に入り混じっている大好きな曲(っω`c)゚。❤️

そしてリョーマの対となる存在の金ちゃん。もう純粋にだいっだいっ大好きなキャラクターです。そもそも越前のことコシマエって呼ぶところおもろすぎひんか? 金ちゃんと白石の親子ペア好きですよー!
今の金ちゃん役の平松來馬さん、めっちゃいい役者さん!!!

だって初見のときはまじムキムキだったからゴンさん風に「金さん」って呼んでてん。でもだんだん筋骨隆々の金さんが、少年と男の狭間でゆらぐ危うい魅力を秘める風雲児・金ちゃんになっていった過程が不思議すぎるんだよね。演技が染みついていった感じがする。役じゃない時は違う感じなのに役の時はすっかり金ちゃんだし、そういう人すき!

 

白石ノスケ役の増子敦貴さんは顔面とパフォーマンスが完璧(パーフェクト)なのに中身が天然謎キャラという、白石の「一周回って逆にパーフェクト」を体現する逸材でかなり好き。エクスタシーの素質がある。

これまでの客降りで何度か白石ルートに遭遇する機会があり、いつでもずっとキャラが抜けてなくて、女どもにあまり興味のなさそうな涼やかに受け流す視線(でもハイタッチポイント外さないサービス精神)が最高に白石で大好きだった。キビキビ動くところも好演!! アトラクションだった。

ちょっとハスキーな声が優しくて白石の母性出てて好きです♡

あとほんとに会場みんな白石の缶バッジつけてた、白石すごいお。女子にモテモテだないつの時代も白石は。 こんなにいい白石を発掘して&演じてくれてありがとうございました!

 

 

・「お前はプリンス~BANZAI

青学の底抜け明るいちょいダサ青春ハッピーキラキラ感!ううう!

大石loveだから残念な大石てらわろす大草原。大石も胴上げやったげてよぉぉ。゚゚(´□`。)°゚。

ここで不二先輩にしかわからんように笑う男・手塚国光、好きすぎるシーンだから興奮しすぎて鼻血出てしまった(概念)。てゆうか、不二先輩にしか見抜けない笑顔って……不二先輩にマウント取られた気分( ◠‿◠ )むむっ

手塚・不二の関係性いいよねぇ。かわいいとこあるじゃねーの手塚ァ脳内跡部

ていうか不二周助役のいぶくん……! 所作や仕草がほんとうに美しくなっていて、都会に出てきた女の子が垢ぬけてしまったときの切なさじみたものを感じた。涙。あなたはもう素敵な羽を持つ蝶よ……!

  

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くにみちゅに萌えていると隣の白石が絶頂していた

 

 青学みんな好きだけどやっぱりゴールデンペアよかったな。何回も言う。やっぱ今の大石好きだしゴールデンペア好きなあの頃の記憶ブランニュー大石。江副貴紀さん今どきの若者っぽくない独特の大石感よかった。
田口司さんの菊丸もアクロバットすごいしかわいくなってて、キラッ☆系のアイドルになってた!マブぃ。

 

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オオイスィ〜✌ブイブイッ✌

 

・ライバルズ全般(鎬を削る者たち)

昔から本当に本当に大好きなライバルズ、激烈楽しみに参戦しました( ◠‿◠ )3rd版が聴けてう、う、うれC……熱かった、なおかつ厚かった!魂こもっててよき〜!!

跡部&日吉ペアへの情熱がはじけたきっかけもドリライ7(1st)のライバルズの鍔迫り合いおかげと言っても過言ではない(^o^)

歌詞はすべて1stのものだったんですね。当時ライバルズに感じた憧れや情熱が心の奥底からよみがえってきて目から兄貴の激辛とうがらし。熱いぞライバルズ。

田仁志くんのパートは2ndの曲かと思いきや今回から追加とのことで、沖縄っぽいアレンジ嬉しい!慧くん身体仕上がってたよっ♡(慧くんに馴れ馴れしい女)

 

 

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ジャンプフェスタ2018 ショウワノートブース

 

ライバルズは武士道的な潔さがあってかっこいいのかな? 餞(はなむけ)の美学ですよね。好きな言葉だわん……にゃん……。

馴れ合うつもりはない、でも昨日の敵は今日の同志(とも)的な。

彼らは越前と戦えたことを誇りに思っていて、せめてもの餞として自分たちにできるすべてで背中を押してくれた。負けた相手にそんな振る舞いなかなかできないんじゃないかなと思います。ライバルズ達の人間性に泣けるもんね。親御さんの教育が透けて見える(入り込みすぎるオタク)

「手を貸すんじゃなかったぜっ(ぷいっ)」

リョーマに生意気こかれて、記憶戻ってうれしいくせにふてくされて皮肉る日吉若よ……お…おまいはぁぁ、ツンデレのテンプレートを地でゆくな、きさまさては、かわいいな?(問題定義)かわいいな(確信)かわいいなー♡(本能)

ライバルズ、真のいい男たち♡

 

それから鎬を削るときのラケット背負うダンスが大好き……!

これまでの重みが全部のってるみたい。そう意識して動けって演出の上島先生が昔バクステで言ってた気がするやで。あやふやな記憶。

悔しさにまみれたライバルズだけど、今このピラミッドに立っている彼らはたっくさんいるテニス男子の中でもほんの一握りの逸材なんですよね。リョーマと戦ったことは必然で、彼らがいなかったらリョーマは今のリョーマじゃなかったんだ。ライバルズはチームメイトやいろんなプレイヤーの想いを背負ってるんだね。°(°’-‘°)°。

 

・「あいつこそがテニスの王子様下剋上(ライバルズver)

私は日吉若のオタクですが、ひいき目なしに日吉役の内海啓貴さん、歌が超絶うまくなっていてびっくり。もともとお歌は上手だったけど声の出し方が舞台っぽくなってる?? ハモりの中に混じっても背後で声の伸びがいい感じに響いていて貴族感増してた……! ご本人はかわいい感じなのにちょっと気の強い気質がにじむ声がたまらん。男性にかわいいと言ってしまい申し訳ありません。

個人的には、テニミュで人気が確約されてるといってもいい氷帝学園の面子に選ばれるって本当に一握りでキャラ立っててすごいことだと思う。選ばれた役者さんにも役柄の気質や、氷帝みたいなカリスマ的要素がどっかにあるんではないかと思う。

それがどこへ向かうのかな……これからの船出が楽しみ。お耽美な気品オーラすごかった。゚゚(´□`。)°゚。あとすっごくかわいい

 

・「俺たちはブリザード」(ライバルズver)

どんどんお歌が上手くなっていき、堂々としたオーラが増幅される跡部さん。どこまで高みにのぼってしまうのだ跡部さん。

関東氷帝戦で越前に負けた後であるこの時間軸、決勝に挑む越前に向けてこんなに堂々と上から目線のブリザード歌ってくれた。私と日吉若があこがれた跡部景吾とはきっと、そういう笑っちゃうくらいふてぶてしくて堂々としてるところが、一周回ってかっこいい人だったよ。

さすが俺たちの跡部さんだぜ!氷帝応援団のモブに感情移入

 

 

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缶ガチャSSRキラ 跡部景吾 ロゼッタ 缶バッチケースかわよぴ♡

 

細かいことは専門家でないのでわからないけど、三浦宏規さん演じる跡部景吾にはとにかく華があると思う。集団の中にいても気づいたら目で追ってしまうんだ。自分が魅力的に見える表現を研究して、客観的に把握している人だと思う(素人目ながら宝塚出身の皆さんやプロのアイドルさんはこれを研究しまくっていると感じる)

私はもともとイケメンや観劇に興味があるわけじゃなかったから、3rdの跡部さんの「水面のナルシス」を見てなかったら3rdテニミュには通っていなかったと断言できる。

三浦宏規さん演じる跡部さんがきっかけで3rdのテニミュを自分なりにラストまで見届けようと決めたんだと思います。

三浦さんはもっと早い段階で自分の可能性のステージへ飛び立っていっちゃう人なんだろうなぁとなんとなく思ってたんだけど、まさか決勝のライバルズのところまで長く長く出てくださり……本当にうれしくて目頭が熱くなる。決勝戦で日吉と駆けつけたライバルズの鎬を削るところが見たい! というのがただただオタクの身勝手な願いでした。

 

跡部景吾というキャラクターは俺様系キャラのテンプレートを形作ったともいえる生きる伝説なので、跡部さん役は愛する氷帝学園のカラー、雰囲気を構築するポジションだと考えている。

同時に跡部役って超絶いろんなファンの解釈が交びかうから(跡部景吾あるところに嵐あり)、いろんなものに押しつぶされたり足元がぐらぐら惑いやすい大変そうなお役目だなという印象。

だってさあんなにキャーキャー言われまくる生活って普通の人なら頭おかしくなっちゃいそうでわ……??(>_<)やっぱり常人の精神力では跡部景吾を演じることは困難っぽいと感じる。否が応でも注目される人ってそれだけ重圧がかかるはず。

 

 テニミュのおかげでキャラをもっと好きになることはめちゃくちゃあるけど、逆に根がキャラ厨なのでキャラ解釈がはっきり自分の中にあって、申し訳ないことに役の方が合わなかったら好きなキャラでも興味ないから、謎現象。それは全然批判したいわけでなく、自分の解釈とは合わなかったからってだけで。

3rdの跡部さん、花形といえる跡部役に現役高校生(当時)が大抜擢されたらしいと聞いたときは衝撃を覚えました。
一体どんな人が選ばれたのか、高校生らしからぬ屈強なイケメン? 外国人顔のハーフ? いろいろな想像をしながらチェックした画像、白バックの照明の中で土のポーズ(バレエには明るくない)で飛んでる男の子をみたときに、失礼ながらま、マシュマロ……? とすごくびっくりしました。お顔がふあふあでマシュマロっぽかったので……


でもはじめて足を運んだ六角公演、三浦さんが水面のナルシスのソロダンスをはじめたときの感動を生涯忘れないです。゚゚(´□`。)°゚。ぴえんぴえん
盛ってるわけでなく本気で雷のような衝撃を受けたし、ぶわぁぁって鳥肌が立った。私は人生でこんな体験ができるなら、生きるって楽しいじゃんと思った。テニスって楽しいじゃん🎾に似たやつ。ある種の天衣無縫(オタク的水準)のやつだった。

カリスマキャラ、特別っぽい演出、そういうのはあるけどもっと言葉では形容し難い華ともいえるオーラがすさまじかった。跡部さんが出てきたとき劇場の空気がすっぽり変わった。
ベタ褒めしてしまうのはやっぱり三浦さんのプロとしての仕事ぶり、パフォーマンスが好きだと思ったから。若さ、おもちみたいな顔立ちとか付随した要素はあれどそれは期間限定でまばたきする刹那に消えてしまう消費的な要素でしかないですよね。

なによりも背後に透けて見える内側の努力が美しいと思った。時間をかけてコツコツ×2積み上げた努力は老いても一生消えないと考えているし、じわじわ積み上げたものは崩れにくいんだろうな。

『千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を練とす』を体現している。ちなみにこの言葉は旦那さんである柳蓮二さんの座右の銘です早口(五輪書)(柳夢女)。
習い事に週8通って(誇張表現)友達とカラオケ行くのもプリクラ行くのも我慢して(妄想)めちゃくちゃ練習した結果って舞台にのっかってるわけで、研磨された動き、表情、何より劇場をエレガントに支配する空気感が美しい跡部だった!


正直ダンスやバレエに興味なんて全然なかった自分がダンスってビシッと決まると綺麗なんだなかっこいいなって感動して、歴史あるダンス文化に触れた瞬間でもあった。

跡部様にバレエ。

『まだ誰も歩いたことのない道は、ないか‪──‬』

許斐先生の大好きなこの名言を体現するような3rdテニミュの挑戦の姿勢が、三浦宏規さん抜擢に投影されてるような気がした。テニプリって、長く続いてる様式美は確実にあるのに、どんどんおもしろさ&やられたよー! っていう驚きを更新してくれるところが好きだ。だから私はミュ氷帝で新しい景色を見せてもらえて、それを楽しく感じたのでうれしかった。

三浦さんパフォーマンスめっちゃイケてるから今後も何かしらの舞台には足を運ばせていただくと思う、すみません。
めっちゃ長文キモいが、オタクは基本的にキモい生物なのでキモいのは許して欲しい。

 

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悲しいね、君が近すぎて……

 

三浦さんの跡部さんと内海さんの日吉くんが大好きになれて、オタク本当に楽しかったしいっぱいわくわくとかキュンキュンしたから、決勝のライバルズのところまで2人の氷帝の姿が見てみたいなぁ見れないかなぁってぼんやり思ってた。

それぞれ事情あるし途中で道を違える人もこれまでいっぱい見てきたし、勝手に期待されて勝手にがっかりされるのってしんどいから、オタクのわがままやなぁって一方的な期待は持たないようにしてて。

でもついに3rd決勝戦のライバルズをお2人の跡部&日吉で見れて……幸せ楽しいハッピー最高卍⤴でした。

本当にありがとう of ありがとネ~~(^_^)感♡謝♡

 

・亜久津ぅじ〜ん〜❤️(千石と化す)

亜久津仁超絶えこひいきオタクなので素晴らしかった。素晴らしくないところなんて1㎜もない亜久津だった。川上将大さんはかっこいい、らぶたん。貞治との絡みとイジり好き。檀太一も欲しくなる。

川上将大さんは信頼してる。あの手のワイルドイケメンなのに性格よさそうってかお上品でレアな存在ですよね。

 

・不二祐太

裕太役の大原海輝さん、おしゃれ! って騒いだら有識者の方がアパレルブランドやってるって教えてくださいました(おしゃれなうえに賢いんですかぁ?!)。ほんとにセンスよいしライバルズパーカーかわいい!

初期校の頃から観に行っていた子に教えてもろたけど、テニミュ3rdといえども最初は座席が埋まってなかったから、初期校の方々は苦労してるんだって。たしかに六角戦でも氷帝がお見送りとかしてたし、こつこつ積み重ねた努力の結果ファンの人がたくさん増えて満員の劇場を生み出すんだなぁ。全員で繋げたバトンだ。

運動会で初期校みんな芸人さんばりにめぇっちゃがんばって爪痕残してて高感度高いし楽しかったから好きだ!

 

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たのちかったテニミュ運動会お

 

・貞治のミイラ包帯シリアス殺しが視界の端にチラチラ(まったくそういうところだぞ、貞治)

 

・薫ちゃんのお顔が初期はツルツルだったのに、梅干しみたいにぎゅううう!って寄っててまじ薫ちゃんのコワモテになってて感動!!元のお顔はツルツルなのに…

 

・上島先生、卒業して10年経って会えた先生感あって泣けた

 

 ・トリオのどうなる
ダンスきゅーてぃーアイドルでドキドキしちゃっタおじさん( ◠‿◠ )今のトリオ似てる!

 

リョーマの大冒険PV

これぞテニミュというクオリティが絶妙に高くない謎PVだがそれがいい。これを見に来た感があって趣深い。詫び寂びの心。テニミュの変な映像関連けっこうスキィ。

 

・伝説の私服2020の感動的なお歌

卒業まで描いてくれるテニミュ福利厚生がよすぎるお。

テニミュで描かれた卒業式のシーンは感動的なのに、私服がたしけ100%のセンスを守っていて笑ったらいいのか泣いたらいいのかわからず、泣きながら微笑むしかない(他のファンの子は泣いていた)

だがしかし、テニミュの私服が垢抜けてしまったら……、私がテニミュ劇場へ足を運ぶことは2度とないだろう。

てゆうか真田の垢抜けスキニー断固拒否地雷でち。゚(゚’-‘ ゚)゚。むぅりぃぃ✖✖✖でもおしりがおっきいのにスキニー無理やりはいてるのかなと思ったら可愛いと思えたからありです♡♡♡

誰にそそのかされてその私服選んだんだい、真田ァ。

 

あと手塚部長と大石副部長を尊敬していた生徒だったので、この2人のやりとり胸が熱くなる。普段口数が少ない手塚だからこそ言葉が重いしぐっとくる。

しかも立海も卒業(つд⊂)ぴえん
旦那さんの卒業証書受け取る概念かっこよくて泣けた〜沸いた〜〜……(柳夢)
てゆうかジャッカルのファイヤ〜〜〜……🔥(涙)ってところジャッカルっぽくてまじおもろくて好きすぎたのに、みんなスンスン泣いてて誰も笑ってなかったから口を手でパンッてした。笑っていいところじゃなかったのですか?!(笑ってしまい失礼しましたo(^o^;)o)

仁王の返事が意外とキリッとしてて仁王マジそういうところあるわと思った。演じ分けうまうまで他校の女からモテそうすぎる男子、仁王。

 

跡部さんが氷帝名曲Seasonをラララしながら出てきたとき、涙を覚悟してたんに日吉じゃなくて白石でてきて「いや日吉やないんかーい」って吉本ばりにずっこけかましてしまった(エアゴケ)

そのときの、白石の顔……!!! 俺だが? みたいな。食パンみたいな顔しよって……よさしかない。まじでちゃんとかっこいいのにおもしろい。これほどまでの天然白石素材を見つけてくるなんて、テニミュはなんてすごいんだ……。


原作の最終話を読んでいた当時、テニプリ終わってしまうのか……としんみりした気分なのに『Dear Prince♪ あいにゆくよ〜♪』がバックで流れ出した(何を言ってるかわからないと思うが、本当に漫画を読んでいたはずなのに背後で音楽が流れ出す)

その最終話でチラッと描かれた1コマで、立海準優勝の表彰盾を見たときなぜかものすごくジワッときたことをよく覚えてます。一瞬で描かれる物語の奥行きが漫画には詰まってるんだなぁ。

きっとファンは、コマとコマの狭間に詰まったifの世界線が見たいんじゃないかな?って私は思ってるし、望んでいます。だから表彰盾とかキャラの卒業とか、外さないポイントをミュの世界とシンクロさせて描いてくれるテニミュにはファンへの愛があふれていると感じる。

 

・「フィナーレ・メドレー」「F・G・K・S」「スマイル・アンド・ティアズ」

「勝負だ!」ってみんながリョーマにラケットを向けるところ、無音、ぱぁっと明るい照明。あ~~~好きです。゚゚(´□`。)°゚。テニスの王子様!!!って感じがします。

アンコールはがんばれ♪まけるな♪必ず勝て♪ずんちゃ♪のやつだったけど、だいっすきな「F・G・K・S」「スマイル・アンド・ティアズ」も聞けてテニミュ大好き!!!以外の感情がなくなる。幸せで満ちてふわふわ of ふわふわわたあめマシュマロだったお( ◠‿◠ )


・MVPは柳生

やる気マンマンジェントルマン元気のとまらぬジェントルマン。キラリ光る比呂士のメガネに隠されたのは涙なのかジェントルマン。見た目おとなし陰キャなのにテニプリ界で1番くらいプライベートがうるさそうな比呂士愛おし。

そもそもわりと大事な締めの曲で「知ってます!」ってまじめ挙手で斬り込む柳生って、、、ピュアにキャラクターとしてすごいおもしろい。クラスにいたらすぐに友達になりたい。柳生比呂士はかなり好きな方のメガネ。

柳生に扮する大隅勇太さんも外見は今風イケメンなのに中身が柳生っぽい元気さで大注目の逸材。古き良きテニミュの血脈を引く者で好きだった。

 

 

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テニミュブログリスペクト加工

 

 

キャスト欠けずに公演乗り切るってすごい

若者いっぱいのキャストさんの人生の貴重な時期を費やしながら公演が続いて、ファンも入れ替わったり私生活に変化があったりとそれぞれが駒を進めている。

長く安定した公演を続けられていること、それがまさに2.5次元ミュージカルの金字塔・テニミュの貫禄だと感じます。みんなの人生と共に愛されながらテニミュの歴史が続いている。

こうしていい循環で運営できるまでになったのは継続して改善して繰り返してきたスタッフさん、筆を折らなかった許斐先生の努力、ファンの愛あってことですよね。

社会経験のない方がほとんどの若い男性を扱う題材で、途中で欠けることなくロングラン公演を最後まで走り抜けることができるって、奇跡みたいにすごいことだと感じる。教育体制の整い方と気遣い方は素人目から見ても伝わるし感動します。。。

 

テニミュは演出

おかげ様で他の2.5次元舞台にも足を運ぶ機会がありまして、そこでいろいろな感想を抱きました。

感想ブログにはいいと思ったことしかアウトプットしないとほんのり決めているのですが、ジェットコースターみたいに楽しさが一瞬で終わってしまう舞台と、間延びして体感時間が長い舞台の違いはなんだ???と本当に不思議に感じた。

(ファンの子的には推しが舞台上に出ている時間の方が重要だったりするらしいからもちろんこの意見は一概には言えない)

 

テニミュって賢者タイムがまったく起きない。

テニミュ&テニプリのライブ関係って本当に夢から醒めないっていうか、「たのしかったー♡♡♡」で終わる。すごすぎる。

そんな疑問を抱えつつテニプリの最終巻を読んでみたんですが、テニミュって演出がすごいんじゃないかな??と思いました。

テニミュでは原作のたった3コマを盛大な1曲で表現してたりする。

コマとコマの間にある青春時代の刹那的な感情をゆらぎを増幅させて、音楽にして、表現する。これがまさに、メディアミックスであるミュージカル化の醍醐味と思った。

逆に削る部分は10ページがっつりカットとかしてるしものすごいメリハリと緩急。まさかこんなに綿密な演出、工夫や試行錯誤がなされていたのかと、10年以上経ってやっと気づきました。

観客が自然に入り込んでしまう世界観づくりって、裏できちんと計算されて作られているってことなんでしょうね。テニミュ世界観ありすぎて溺れるからな。

 

ちなみに私は今でも「バイキングホーン(比嘉中)」の演出がテニミュ史上最高おもしろ神謎ぴったりびっくり演出だという人生の衝撃を塗り替えられていない。

テニミュのバイキングホーン』という、情報通なら完全必修教養であるタイプの笑いをこの世に生み出せるんだから、許斐先生や上島先生や三ツ矢さんは天才に違いない。熱くて、かっこよくて、やや笑える(だいぶ笑える)。つまりテニミュはすごい。

 

 

Dear テニミュ🎵

オタク教養教科書10ページ以内に載っているといっても過言ではない、オタクの魂に染みついたテニミュの存在。

許斐先生が描くキャラクターはとても個性豊か。本編で描かれないifの世界、空白の余韻に空想の広がりを重ねることを好む女性の感性に直撃し、想像力がかき立てられた結果、二次創作やメディアミックス展開が盛り上がった。

2.5次元としてこんなにテニミュが成功したことも、テニプリが原作だったからって要素は大きいと思う。テニミュが持つ様々な魅力が愛嬌となり、広く人々に愛されることは、世間からのオタクジャンルへの見方を変える役割を担ってると思う。

テニミュはオタク界に斬り込み、時間をかけてイケメン2.5次元ミュージカルというエンタメの潮流を引き込んだんだ。

今やオタク女性がお金を使う対象はどんどん2.5へと流れているし、日本のオタク文化のひとつとしてぐんぐん成長しつつあると感じます。

そう感じる理由は、様々な場面でテニプリテニミュの話題がすぐに通じることにあります。

私のささいな経験の中の話ですが、オタクでない方から絶対に聞かれる質問が「どの作品が好きなんですか?」という類のものでした。
そのときの空気感に合わせるものの「テニプリ」は基礎教養なのでオタクのジャブ打ちとして出しやすいですし、あの人気の〜って扱いを受けて基本的に知らない人はいなくてメディアミックス展開として成功しているビジネスモデルの側面が大きいので、いろいろな話に絡めやすいと思う。

私はオタクなので、非オタクの方と話しているときの『うげっ』って相手が引いた感覚に敏感ですし、オタクの方ならば1度は感じたことがあるのではないでしょうか? それは幼少期から骨の髄に染みついたおセンチお通夜モード直行のつらみな気持ちなので、不幸な事故は避けて会話する術を身につけました。

 

ただ、テニミュが狭いオタク村のガチ路線だけだったら、社会の中で作品名をさらっと出せるほど浸透していなかったのではないかと感じます。いい意味でいじられて、レベルアップしてガチのイケメンが排出されるガチの側面があるまでに大きくなったけどやっぱり天才的におもちろい、それがテニミュ
実績のない人やものがどんな素晴らしいことを主張したってなかなか通じないように、伝えたいことは実績を重ねてからじゃないと伝えられないことたくさんあるんだね。

 

 漫画やアニメ、コスプレ的なものが一部の世間からまだ好奇の目で見られがちなのは悲しいが受け止めるべき現実である。

ずっと隠れて日陰で息苦しさを感じながら生きてきたから、オタク趣味がもっと解放されて、好きなことをただ『好き』と誤魔化しなく言える時代がこればいいな、と私はずっと変わらず願い続けてる。

実績が増えれば説得力になると思う。今若い女の子が夢中になっている刀ミュやテニミュのおかげで、オタクコンテンツってこんだけ人呼べるんだね~って数字とかで認められていくのが、オタクの端くれとしては誇らしい。

 

 

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かっこよかったよ!ずっと!


 

そして生身の人間を介したエンタメって、リスクもリターンもある世界ですね。

普通のメンタルじゃ生きられないハイリスクな世界だからこそ見える景色や、見せてあげられる景色があると信じている。だから私は今でもすべてのエンタメを愛している。

テニミュに出てくれた人って世間に顔出しして、人生で最も重要な10代後半〜30代の貴重な時間をオタクのために使って一生懸命やってくれたことだと思う。ロングランでイベントも詰め込み、ファンの解釈も様々な意見をインプットし、アウトプットを繰り返さねばならない精神的に追い込まれやすそうな立場だなぁとも思った。

でもオタクにもやっぱり真剣さとかって不思議と伝わるものだと思う。少なくとも費やしてくれた事実や選択を否定したくないし、私は感謝してもしきれないと思ってる。だからオタク向けのキャラなりきりお仕事に費やしてくれた事実を、自分の中ではどうか否定しないでもらえたら嬉しい。否定されるのきっとどっちも辛い。

取捨選択の結果は自分だけが責任をとれるし、何が正解かなんてわからないけど。強すぎる光の中ではどんな人だっていろんなものを見失うから、そのたびにとりもどしていけたらいいな、オタク自身も思うが。・°°・(>_<)・°°・。

せめて同じ船に乗っけさせてもらってきたオタクとしては心からのありがとうを返したいネ(^o^)

 

オタクは楽しい幸せな夢を見れた。テニミュが提供する夢の世界に救われた人がどれだけたくさんいるのか……イマジネーションの可能性は進化し続けてる。

大変な思いもあったろうに最後まで出てくれて本当に嬉しかった、テニミュに出会ってくれて新しい世界が見せてもらえて心から感謝してるし最後まで楽しめてオタクとっても幸せだった。ありがとネー(๑╹ω╹๑ )

 

ドリライ♡た♡の♡ち♡み♡ 

 

 

 

大千秋楽の様子をライブビューイングでチェック! 

216()17:30 大千秋楽ライブビューイングが全国各地の映画館にて開演。

本公演に加えて開演前の円陣や日替わり開演前アナウンス、終演後の出演キャストからのスペシャルコメントを生中継!

開演前の生中継は、17:20頃~を予定

3,700円(税込/全席指定)

 

 ◼︎映画館リストはこちら

liveviewing.jp

 

 

公演DVD&Blu-rayは5月22日発売予定

www.tennimu.com

 

 

公演情報

ミュージカル「テニスの王子様」3rdシーズン

全国大会 青学vs立海 後編

 

原作 : 許斐 剛『テニスの王子様』(集英社 ジャンプ コミックス刊)
主催 : テニミュ製作委員会
協賛 : ファミリーマート

チケット料金: 6,300円(全席指定/税込み)

公式HP: https://www.tennimu.com/

 

公演日程:

東京

2019年12月19日(木)~12月24日(火)
日本青年館ホール


大阪

2019年12月28日(土)~2020年1月12日(日)
大阪メルパルクホール


宮城

2020年1月17日(金)~1月19日(日)
多賀城市民会館 大ホール


愛知

2020年1月24日(金)~1月26日(日)
アイプラザ豊橋


福岡

2020年1月31日(金)~2月2日(日)
アルモニーサンク北九州ソレイユホール


東京凱旋

2020年2月6日(木)~2月16日(日)
TOKYO DOME CITY HALL

 

www.tennimu.com

 

 

 

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